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[VALHEIM]│山ガール「モデル」を墜とせ!

※この記事にはネタバレが含まれますが、初見での楽しみを失わないよう最大限の注意を払っているような雰囲気です。

久々にマトモにプレイできた「VALHEIM」。

山の上のモデル

山のボスである「モデル」への供物はセット済みなので、あとは起動ボタンを押下するのみの状態だ。重量200の卵を3つという条件は結構厳しく感じたものの、割と頻繁に見つかる上に目立つ色になっているので非常に親切だ。私はこの卵を抱えて歩くことも覚悟していたのだが、ポーチに入ってしまう仕様なので、モンスターをハントしてきた諸兄にとっては余裕だろう。

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更に今回は起動ボタンを押すまでボスが登場しないので、ゆっくりと準備することができる。このあたりのバランス感覚というかセンスは相変わらず素晴らしい。

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さて、この卵が「彼女の子」であるのならば、ドレイクの親である「彼女」は確実に空を飛ぶだろう。死ぬほど矢を撃ち込んでやろうと意気込んで臨もうとしたのだが、どうも材料が揃わない。流石にどこぞの空の王者とは違ってすぐに降りてくるでしょうと楽観的に考え、手元の矢を搔き集めて決戦の地へと向かうことにした。

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切り札は平地の虫から毟り取った針だ

しかし最低限の条件として、昼時間のそれも晴れた日を選びたい。手元の武器を強化しつつ、その日を待った。本作に於ける雨のデバフは可能な限り避けるべきものであることは、沼を経験した者ならば理解できるだろう。

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卵を割られる前に出てくれば良さそうなものだが…

毎度毎度趣向を凝らしたボス出現演出で楽しませてくれるのも、このゲームの素晴らしい点だ。こういった、手間が掛かる割に効果が薄そうなところに抜かりのないゲームは、最後まで楽しめるゲームであることが多い。FPSやTPSなんかでは「トイレの作りこみが丁寧なゲームは当たりが多い」なんてことを言われることもあるが、正にそんな感じである。

開戦、そして…

それはともかく、いざ開戦である。このゲームに登場する敵は、概ね予備動作と硬直がオジサンでも無理なく見切れるくらいの設定になっている。格闘ゲームを普段からプレイしているような人にとっては、並の中段攻撃をガードするよりよっぽど容易に感じられるだろう。

例に漏れずこのボスもきちんとしたモーションが用意されており、昔のモンハンのようにターン性アクションめいた戦闘をゆったりと楽しめるものであった。最初は簡単そうに見えたのだが、しかし「」という地形が油断を許さなかった。

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「モデル」の体力を半分強削ったところで変な地形に足を踏み入れてしまい、敗北を喫してしまった。ボス戦で敗北したのは初めてだったと思うので、この敗北は思った以上に精神的ダメージが大きいものだった。

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更に「山」は凍結対策が必要なので、ホットドリンクを飲まないと死体の回収すらままならない。しかしそのホットドリンクはゲーム内で2日ほど経過しないと完成しないようで、その間は予備の装備で素材採取にでも向かうか裸で踊るくらいしかやることがない。鉄や矢の材料は集めておきたいが、防具はともかく武器が弱いのはストレスになってしまう。仮に道中で命を落とせば、死体回収のための死体回収をしに行くハメになる。

仕方ないので拠点周辺の枝を拾ったり、家庭菜園でニンジンを育てて過ごした。ナイススローライフ。

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私は可能な限り寝て過ごしたいが、我が分身は不眠症のようだ

そうこうしているうちに矢は集まり、再び晴れた日を待ち、再度決戦の地へと足を向けた。

モデルの攻撃

「モデル」の攻撃方法と攻略方法は以下の通りだ。

<飛行モード時>

連続ブレス:
氷の粒を15発ほど連続で撃ち降ろしてくる。
のけ反るような予備動作がある上に、弾速はそこまで速くないので着弾まで時間があり、比較的余裕をもって回避可能だ。弾はかなりバラけるので、安全そうな場所も見付けやすい。地面に着弾すると氷の塊となって行く手を阻むので、回避に専念した方が良さそうだ。

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弾が直撃すると「凍結」のデバフを受け、一定時間移動速度が極端に下がる。弓を絞ったり矢を放ったりといった動作は通常通りに行えるところに優しさを感じる。
単発の威力は低いが、運悪く連続ヒットすると簡単に死ぬ。

飛行中はこの攻撃しかしてこない。わかりやすくてよろしい。

<地上モード時>

「モデル」の滞空時間はそれほど長くない。前述のブレス~位置調整を2セットほど繰り返すと、おもむろに地上へと降りてくる。その際には滑空攻撃などを行わず、何となくフンワリと降りてくるので優しい。

薙ぎ払い(左右):
振りかぶるモーションの後に、振りかぶった方の前脚でモデルの前方を素早く薙ぎ払う。ジャストガードしてもノックバックはしてくれないが、硬直は大きいので大抵の武器で基本3段コンボを叩き込むくらいの猶予がある。
火力は高く判定も大きいが、食らっても状態異常などは付与されない。

噛み付き:
のけ反るようなモーションの後、素早く前方に噛み付く。薙ぎ払いと比べれば判定は小さそうに思えるが、腹の下に潜り込んでいても食らう。
こちらも薙ぎ払いと同じくらいの硬直があり、威力も同程度ではないかと思われる。

ブレス:
噛み付きと同じようなモーションの後、前方へブレスを吹き付ける。飛行モードのような乱射ではなく、霧吹きのような見た目であり、恐らく攻撃判定は1回分しか存在しない。ジャストガードは一度も成功しなかったので、できないかも知れない(ただ私がヘタクソなだけの可能性も高い)。
こちらは威力も高く状態異常も受ける。かなり危険な攻撃なので、きちんと回避したい。このゲームは全体的に敵の銃口補正が優秀なので、油断せずに左右へ回避した方が良いだろう。

地上モード時の「モデル」は地形や高台などで頻繁にスタックする。殴り放題撃ち放題になる時間が時々訪れるのだが、思い出したように突然動き始めるので、油断しないようにしたい。

激闘の末

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そうこうしているうちに勝利

リプレイ機能で振り返ろうと思ったが、録画できていなかった。Windows標準のリプレイ機能は、どうしてこう肝心な時にサボるのだろうか。GeForce Experienceの方が確実ではあるのだが、デフォルトではゲーム音以外を排除できず、設定がやや面倒なのだ。

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方法はあるが、色々と面倒なGeForce Experience

どちらも今後のアップデートに期待したい。

まとめ

「モデル」もまた本作らしく戦い易い設計をされたボスであった。きっと効く筈!と思い大量に用意した「火の矢」が思ったほど役に立たなかったことは水に流すとして、「山」という地形には苛立ちを隠し切れない。地形そのものが難易度をグンと引き上げている印象なのでストレスではあるのだが、それも含めて調整されているような感じでもあるので、これはこれで受け入れられるだろう。

命を落としたのもクレバスにハマって連続ブレスを直撃し続けたことが原因であったし、たまに出てくる外野の雑魚たちが非常に強力で鬱陶しい。ある程度安定した地形まで誘導できれば見掛けほど強力なボスではないので、落ち着いて対処できるだろう。地形については人それぞれだと思うので、当たりの地形を引くよう祈る他ないだろう。

尚、弓矢による攻撃は安全且つ安定して行えるが、私は弓の耐久が無くなるまで撃ち切っても倒せなかった。貫通が特別有効な属性でもなさそうなので、ダメージ効率はお世辞にも良いとは言えない。地上を這う時間は長いので、好みの武器で冷静に殴り倒すのが良いだろう。

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「モデル」を倒すと猛烈な鉄不足に悩むことになる

おわりに

久々に長文を書いて疲れてしまった。

明日は親不知の抜歯なので、震えて眠る。

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