星のゆらぎにすまう姫君
天の河のモヤをそおっと掬っている、美しい姫君がいらっしゃいました。
少しだけ口にいれてみたようすで、姫君は目をつむり、想いました。
未来の思い出に涙をこぼされると、銀河のうずまきはポトリとゆれました。
過去で待っていますわ、とほほ笑みをひとつ夜の時に浮かせると、時空の歪みはホワンとゆれました。
静かな星空とは、姫様の美しさに宇宙中のゆらめきの満ちて満ちているということを、貴方はご存知でしょうか。
ほら、今宵も美しい星々のゆらめいていますのを。
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