窪み(にて独り言)
いい窪みを見つけた。(とあるサテン)
歩いていなくてもいい、しゃべらなくてもいい、気を遣わなくてもいい、休んでいい、座っていい、考えなくていい。
焦る世の中、ひょんなところにある窪み。
逃げ込んだ。
もし見つかっても、言い訳も用意してあるし、不正ではないように手は打ってある。少し自分が損する程度はあるが、それよりも今は逃げるときだ。30分でいいが、できれば50分、この窪みに隠れていよう。
助かった。
少しの間、ボーとする。
・・・
どうやら私は、人よりも、体力がない。
ちゃっちだ。
ちゃっちはちゃっちなりに、一生懸命頑張るのが良いと思う。
ことの発端は、力の100%を出して、ようやくその先が見えるということを、どこかで聞いたことを思い出したんだ。
それで、頑張ってみた。ちゃっちなりの100%。
頑張った……!
そして、さきほど、ガソリンが切れた。
それで今、この窪み(サテン)で、休んでいる。
窪みから、外の様子に思いを馳せる。
もちろん、流れに巻き込まれないように、そっと、だ。
頑張って、気づいた事は、大人になっても日々勉強する人が、いいな、と思ったこと。小さい子が背中を見て、かっこいいなと、いつか思える自分でいられるなら、いいな。
それには、日々勉強。保育園児でもわかる良いことは行って、悪いことは行わないこと。日々の積み重ね。答えは、外にも自分の中にも探すこと。……、そんなところだろうか。(←これらは思いついたことをメモしただけだ。頑張ったあと、ふいにボーとすると、頭が整理されて、なにかいろいろ考えが浮かんでくる。この時間は楽しい。)
さあ、そろそろ。窪み脱出。その前に、体勢を整えよう。
(まず、あれを片付けて、明日の準備を把握して、周りを見回して、家へ帰ろう。帰ったら、あれとあれとあれとあれと。そうして、よく寝よう。体力には、睡眠が一番だ。)
よし!
さあ、そろそろ。窪みからの脱出。立つ鳥跡を濁さず。
窪みも、時に人生には必要だ。
ありがとう。窪み。
ありがとう。
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