なぜ人に嫌われるのはいやなのか
けさはつまらない夢をみた。
昔嫌われた人に嫌われる夢だった。
朝起きてどっと疲れた。
なぜ人に嫌われるのはいやなのか。
まずは、身の安全のため。
それから、自分自身の輪郭を、周りの人によってつくられている感覚があり、しかもそれが悪い形だからなのかなと思う。
あなたはこういう人。
そんなのは気にしなければ良いし、そんなはずもない。
自分自身がしっかりとしていれば、気にもとめないでいられるのかもしれない。
反対のことも似ている。
人から良い人ですねとか、嬉しいことを言われると嬉しい。
それによって、自分自身の輪郭が少しだけ光って見えるような気がする。
人の意見も多少は、客観視の参考にすることも必要のような気がする。
しかしそれ以上に、自分自身の目で、自分自身をしっかりと見つめることも大事なのだと思う。
もし、人からの評価に揺れるのが激しいようなら、それは私の弱点かもしれない。
弱点の克服方法としては、適切な距離感を保つこととか、良さそうだと思う。
あなたの意見はあなたの意見。
私の意見は私の意見。
弱点も、ひっくり返せば良い面にもなりうると思っている。
何だろうか。
わからない。
ただひとつ、思い当たることといえば。
私も人への好き嫌いがあるが、それをいけないことと考えているフシがあり、だから、嫌いな人に気を遣うこともあれば、好きな人をえこひいきしないようにすることもあり、それを自分に課しているフシがあり、言いようによっては、平等を願うということだが、人との相性によっては、それを利用されて嫌な思いをすることもあれば、反対に予期せずに傷つけてしまうこともあり、しかしながら、それで安心に繋がることもあれば、良い方向へ進むことも多いと信じていて、なので私は、人を嫌う人が嫌いであり、人を平等に扱わない人も嫌いであり、そんな人を嫌う自分さえも嫌いであり、しかしながら、弱点というものは、人間に必ずついてまわるものであり、そこを許せる度量がついてくれば、逆にそこが愛おしいとさえ感じることもあると思うので、私は人を嫌う人を許したい、それは巡り巡って自分自身を許すことにも繋がると思うのだが、やはり限度もあると思い、あからさまな嫌がらせは人間的にどうかと思うのだが、しかしながら、そこも許せる度量にまではまだ到達していないようだ。
ということだ。
なぜ人に嫌われるのはいやなのか。
それはおさえこんでいる自分自身の嫌な面を見せつけられているから。
それは人の評価によって自分自身の輪郭を形づくらせているから。
そんなところかな、と思った。
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