己の嫉妬のかわし方
己の嫉妬のかわし方
嫉妬。
かの私の敬愛する方はこうおっしゃった。
「嫉妬とは、他人を己と比べることである」
(だったような(?))
「そして己の至らなさを知り苦しむことである」
と。
(だったような(?))
なるほどなるほど。
たしかにたしかに。
例えば、私が妙齢の人だったとして。
(妙齢ってなんだ? ああ、お年頃ですか。)
目の前でカップルがいちゃいちゃしている、と。
すると、嫉妬しそうですね。
しかしです。
ここで、高齢の御爺様御婆様が縁側でまったりとお茶をすすっていたとしましょう。
すると、嫉妬しないような気がしますね。
これはきっと、相手と自分が似ているほど、嫉妬に結びつきやすいのでは、と思いました。
相手と私は似ている。(と思っている)
なのに、相手は私にない素敵なところがあって、幸せそうだ。
それに比べて私なんて……と、駄目なところをじっと見る。
嫉妬。
なるほどなるほどです。
わかる気がします。
で、です。こんな時私はどうするかです。
方法は3つの手、あります。
1、相手と私は"ちがう"と思うこと。
似ていると思うから、嫉妬してしまうのなら、"ちがう"ことにフォーカスをしてみると、それのせいにできます。
例えば、ああ、あの人は男の人だから。まだまだ根強いよね、日本の社会の男女差。気にしない、気にしない。私は私の道をまっすぐ見つめよう。
という感じですね。とりあえず頭にのぼった血をおさめて、納得しておけます。それから本質に目をむけられると良いかもですね。
2、嫉妬の相手や駄目な自分を見つめるのではなくて、幸せを願いたい人の幸せを願う
目線を変える方法ですね。
例えば、片思いなら、好きな人の恋人を呪うのではなく、またこんな自分を駄目と思うのでもなくて、大切な人が笑顔でいられますように、と願ってみる。ただし、自分が絶対に幸せにするとか、自分のことは持ち出さない。もうね、神様お願い致します調で。必要なら私も協力しますから、程度で。
と、嫉妬がおさまると思いますよ。なにか、聖人君子に近づいた気分にもなれるので、これオススメです。
3、相手の空想物語をつくってしまう
素敵な相手と比べそうになったときの対処方法です。
例えば、ああ、美人さんだ。それに比べて私は駄目ね。と思いそうになったとき。
「けれどもきっと、あの美人さんも日常に疲れているのでしょうに。きっと本当の日常ののほほんなあたたかさを知らないのかも。そう思うと、私はなんて恵まれているのでしょうか。ああ、ありがたや、ありがたや。」
と思う。
自分なりに納得して、さあ、次へ! とできます。
このようにして、私は心の嫉妬から、目をそらせています。
まあ、一番いいのは、それをひっくり返せるほどの実力や工夫を重ねてゆくことなのだろうなぁ……。
と思いつつ、今日も私はのほほんと過ごしています。
ありがとうございます。