詩をいくつ(四行の詩)202~237番作品集(2021年分)
あいさつ
おはようございます。
おはようよねちゃんです。
気が向いたときに四行の詩を作っております。
楽しんでもらえたら嬉しいです。
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詩をいくつ作品集(202~237番)
2021年12月31日朝(235~237番)
窓辺に平和
窓辺の陽射しはやわらかく
冬の平和をうかべてる
窓辺の心はかろやかに
冬の平和をながめてる
大晦日の青い空
大晦日の青い空は
雲を浮かべて笑っていて
明日を来年と呼び未来という
未来よ笑っていてくれますか
コーヒーのスプーン
コーヒーのスプーンの黄金色は
思い出の残りの色
コーヒーのスプーンの銀色は
思い出をそっとすくってくれる色
2021年12月30日朝(232~234番)
かじかむ
手のかじかむ 月のかじかむ
星のかじかむ 息の白くかじかむ
自販機のホットティー
温めてくれる 心を
溢れ出るものは
尖った月の 冷たい黄色
尖った鉛筆 冷たい気持ち
溢れ出る言葉たちの
丸くて柔らかいこと
傷ついた心と優しさの関係
傷ついた心に沁みるのは優しさ
傷ついた心に痛いのは優しさ
傷ついた心を癒すのは優しさ
傷ついた心に必要なのは優しさ
2021年12月26日朝(231番)
扉は待ち
扉の開けば人の通る
扉を閉めれば人のいた空気の思い出が残る
扉は開けられるのを待ち
扉は閉まったままで 待っている
2021年12月25日朝(230番)
12月25日の夜明け前
ぼんやりうかぶ町の灯は。
サンタクロースの贈り物。
耳を澄ませば夜の音。
サンタクロース、来たみたい。
2021年12月22日朝(226~229番)
朝の風景と
雲ひとつない朝 青空に白い月
(こみあげる不安は何故だろう)
足元には冬色の草 土のお布団は温かそう
(不安は和らいだのは何故だろう)
微調整できない言葉
微調整できる 文字の言葉
微調整できない しゃべる言葉
だからしゃべると 通じない
けど、通じる人もいるよ 家族とか
外掃き
窓にはビル群の隙間に青空の薄くあって
たぶん外は寒風のぴゅーぴゅー吹いているけれど、ここはエアコンのおかげで快適である
それで、私は防寒着をたくさん着込んで外掃きをしに行く
それがしょうにあってるんさ
やさしいほほえみ
やさしいほほえみをこっちへむけるのは
ズルい……! (てへへへ)
やさしいほほえみをあっちへむけるのは
エラい……! (んだけど…)
2021年12月19日朝(225番)
冬の青空色
冬の青空色を 知っているかい
凧のあがっていた あの青空色だよ
大切な人へ宛てるポストの上の あの青空色だよ
遠くきみを想うような あの青空色だよ
2021年12月18日朝(223~224番)
冬、夜明けの星
夜明けの方の空は白み
見えそうで見えない星を見つけた
かじかみそうな薄い手袋 もう冬ですね いつの間に
冬には星がよく似合います
眠いのは何故
眠いのは 一昨日の寝不足
眠いのは まだ夢が心地好い
眠いのは 君が起こしてくれる
眠いのは 星空に遊んでる
2021年12月17日朝(222番)
小雨のちょうどいい
午前五時半 冬の夜の小雨は降り始めた
駆け足で行けば駅はもうすぐである
冷たい小さな雨粒は
寝不足の頭にちょうどいい
2021年12月16日朝(218~221番)
星
星以外をかこうとして
星が焼き付く
夜に星の光の点が
心に焼き付いて……
今朝の星空
透明な夜空 今朝の星空
寒さに息の白くなる
手の冷たさと 背中のカイロ
過去のあれこれ これからの希望と
かまわない
朝がとっても星空だから
白い息でもかまわない
君がとっても優しいから
どんな辛さもやわらかい
ビルの谷間に
ビルの谷間に朝焼け色
夜空の隅を照らしてる
今日の谷間に明日の夢
もうすぐ朝となるらしい
2021年12月15日朝(215~217番)
白い息ふわわ
夜空に星のひとつ
白い息のふわわ
嬉しくてもひとつふわわ
冬が来ましたね
労働者
星の夜明け前から出勤して 夜は星を眺めて帰る
労働は素晴らしいが 寒いし暑い
手はひび割れて 汗で風邪をひきそう
でも 大切な家族がいるから 守りたいものがあるから
母の愛情
優しい言葉 厳しい言葉
優しさ 厳しさ たまに おもしろ
笑ったり泣いたり喜んだり
けれどすべてには 母の愛情
2021年12月14日朝(212~214番)
詩集と星
ポケットのなかの詩集から儚い思いをひとつ
夜空の星から遠い夢をひとつ
ひとつひとつを重ねれば
何か創造できそうな気がする
の窓に
地下鉄の窓に私がポツン
何か考えてるのかなって思いを馳せてみる
いつも偉いね がんばってるね
地下鉄の窓の私と仲直りした
明日の景色
空は青く 雲は白く 冬の風少し冷たい
遠く思った未来にいる私は幸せですか
大切な人を大切にしてますか
あなたもね? と、今の私へ問われてしまいました
2021年12月13日朝(210~211番)
星のいくつ
木の上に星のいくつ
ビルの上に星のいくつ
私の上に星のいくつ
貴方の上に星のいくつ
木になる
木には葉っぱのあと10枚
風に吹かれて揺れていた
木には星のなる無限の数
冬に灯って揺れていた
2021年12月12日朝(208~209番)
信号機
赤信号待つ 冬の空を
鳥の五羽程 高く飛んだ
青信号点る 冬の地面で
ずっと 見上げていたかったのは 何故だろう
優しい冬の朝
日の出の光 地面を歩く
小さい子らの パタパタ走る
赤いバッグの お母さんの
まわりに 優しい 冬の朝
2021年12月11日朝(207番)
冬の星の欠片
夜空に星を見つけたのに マスクと眼鏡で白くなりました
マスクを取れば冬の星の香り 優しく光る双子座の星
星の欠片は落ちてないかと キョロキョロとしたら
あった この心にひとつ灯ってました
2021年12月10日朝(205~206番)
午前五時半の冬
曇りの夜空 午前五時半
草木は眠り 手袋をこすってみる
街灯の灯りを 頼りに進む
日の昇ったら 仕事を始める
ぐちって
今日もまた ぐちってしまった
大切な人だから 黙っていようと思ったのに
途中で気づく 途中で止める
明日は楽しい話 探してくるね
2021年12月9日朝(202~204番)
どっちでもいい。
おはようのつぶやきをやめます
って宣言してやめないのと、
なにも宣言しないでやめるのと、
どっちがいい?---どっちでもいい。(どうせやめられないでしょ)
コメント~内容~ おはようのつぶやきを(注意:つぶやきだけを)やめて、代わりにおはようの詩にしようかと検討中です。どうするかは、未定! です。
コメント~形式~ 一行目に、言いたくてうずうずしていたこと、(おはようのつぶやきをやめます)を書きました。それは、これを書かないと頭が一杯で他のことがなにも手につかなかったからです。二行目は、でも、悩んでるのと、過去にやめると言ってやめなかったこと多々ありなので、やめない●●としました。三行目で一行目と二行目を受けて反対のことを言い、対比させました。四行目で、突っ張った感じからおもしろおかしく脱力させました。タイトルは最後につけました。
言葉が降りてくるのを
緑の植木 朝の明けてゆく曇り空
詩の言葉が降りてくるのを待つ 休日の朝時間
駅にせわしなく人の行き交う スピード社会から
詩の言葉が降りてくるのを待つ用の 3秒も待てなくなったらしい 私のこと
コメント~内容~ 詩の言葉が降りてくるのを少しも待てなくなったので、作りました。情報社会、スピード社会。焦っちゃいますよね~。えー! 私だけ?? こののんびり屋め!
コメント~形式~ 初めに、詩の言葉が降りてくるのを数秒さえも待てない、という言葉とコンセプトが浮かびました。 一行目に風景の描写を書きましたのは、漢詩の真似です。二行目はそれを受けてという感じで進めました。三行目で少しビックリさせて。四行目はオチといいますか、一番言いたいことです。私のこと、と付け加えたのは、誰かの批判に聞こえないように配慮したためです。これは、起承転結? タイトルは最後につけました。
真面目
君は真面目で本気で
なのに何故か笑っちゃう
ごめんね、
なのに何故か幸せ気分になっちゃうの
コメント~内容~ 昔、自分が言われたことを、詩にしました。
コメント~形式~ 一行目と二行目と三行目が、昔言われたことです。それで、とても楽しそうに笑っていたのが印象的でしたので、四行目を付け加えました。タイトルは、「真面目」と「何故か幸せ」で迷いましたけれども、真面目、の方が、真面目な人へのエールになりそうなので、真面目にしました。
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