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Universe

作詞 藤原聡
作曲 藤原聡

Official髭男dism どの曲も好きなので1つを選べない。


Official髭男dism(以下「髭男」と呼びます)はよく聴いているので
必ず好きな音楽として書きたいと思っていたけど、
髭男の音楽が素晴らしいということは今更私が言うまでもないし
いざ一曲選ぶとなると、どう選んだらいいものか分からなくて

一番最初に浮かんだフレーズが
「未来がどうとか理想がどうとか」
だったので、Universeにしました。


私が髭男を気に入ったのはリモートワークで働いていた時。
髭男を聴いてるとなぜか眠気が飛んで目が冴えてくるから。
あと、人間が家にいる!とにゃーにゃー鳴く猫たちも
髭男を流せば静かにおやすみになる。

そういうわけで非常に助かっていたんだけど、
今考えてみると不思議。

私は眠気が飛んでいくのに
猫たちはすやすや眠りにつく。

ただ、不思議ではあるけど、違和感はない。
髭男って聴く人や聴くときの状態によって
テンションが上がることもあれば、
リラックスできることもあるような気がする。

音楽に温度っていうのも変かもしれないけど
温度感という言葉がいちばんしっくりくるかも。
熱すぎず、冷たすぎず、ほどよく気持ちよい温度。
ニュートラルな状態と言ってもいいし、
理想的な状態と言ってもいい。
ともかく心地よい場所に連れて行ってくれる音楽。

ずっと心の中で鳴り続けていてほしい。
楽しい時も嬉しい時も、悲しい時も爆発しそうな時も
髭男を聴いていたら自分は自分であれる気がする。


せっかくなのでUniverseの話を。

僕は僕をどう思ってるんだろう?

の先にある歌詞が

0点のままの心で暮らして
笑って泣いて 答えを知って

なの、すごい。
0点のままの心ってなんだろう。
テストの点が悪かったということじゃなくて、
評価を受けていないままの、まっさらなままの心ってことかな。
何にも触れていない心で暮らして感じたものが
「僕は僕をどう思ってるんだろう」の答えになるのかな。


本当は分かってるんだけどね 不安で

めっちゃわかる。
多分、ほとんどの悩みの本質は
答えが分かっていても不安で踏み出せないことに
ある気がする。


星空を見ていた 茶色くなる掌 
ブランコに揺られ はしゃいでる姿は
面倒と幸せを行ったり来たりして
ジグザグに散らばる僕の星座 重ねた日々は遠くの惑星だ
思い出し忘れて めぐる過去の向こうから 君は

ここがすごく好き。
唐突に挟まれる「茶色くなる掌」という歌詞がお気に入り。
その後の歌詞を含めて考えてみると、まるで
セピア色の写真みたいに、過去になっていく幼い子どもの姿のよう。

この曲はドラえもんの映画の主題歌だったらしいので、
のび太の幼いころの姿と、タイムマシンで
時空を超えてやってくるドラえもんを暗示しているのかもしれない。

ジグザグな線で結ばれた星座みたいに面倒と幸せを行ったり来たりして、
そうやって日々を重ねて、時が経って、
振り返れば何億光年も先にある惑星のように遠くに見えて。
そんな過去の向こうから「君」がやってくる…
というのは物語すぎるかもしれないけど、私たちも
そんな頃があったと思い出したり忘れたりを繰り返すのかもしれない。

果てしない宇宙のような日々の中で
まっさらな心で感じるものを見失わないよう、
そんな歌なのかも…。
思いがけず、いい曲を選んでました。



TATOOも好きです。




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