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女の子からお母さんへ(6)|一過性多呼吸

「女の子からお母さんへ」はシリーズとして公開しており、マガジンとしてまとめています。
前回、更に前の記事は一番下にリンクを貼っています。

産まれてすぐの治療

出産後、病室に戻ると、旦那から「赤ちゃんの肺を広げるお手伝いをしました」と説明を受けたと聞きました。
後にわかるのですが、一過性多呼吸という病名で産まれてすぐに治療を受けていたようです。
(試練を受けるのが早すぎる・・・)

この病名を検索すればいろいろなことが出てきますので、症状や原因などはそちらを参考にしてみてください。
帝王切開の子によくみられるものですが、数日で治ることが多いです。

パルスオキシメーターとの生活

血中酸素濃度と心拍数の表示されるパルスオキシメーターをつけた生活が始まります。
(コロナの関係で少し前によく売れていると話題になりました。)
足の裏にテープで固定したコードから、初期のゲームボーイぐらいの機械につながっていて、一定の値を下回ると大きな音でアラームが鳴ります。
(他の赤ちゃんではなく、他の赤ちゃんのお母さんがびっくりする場面が多かったです。)

産まれて4日間ぐらいは、1日に2回ほど呼吸を忘れて顔色が悪くなることがありました。(チアノーゼというそうです。)
長いときには1分ほど刺激(こちょこちょ)を加えて、呼吸を思い出させることも・・・

母児同室がなかなか実現せず、3時間ごとに授乳室へ通っていました。
(通い妻ではなく、通い母です。)

入院の延長

入院中2回目の小児科健診で入院の延長を告げられます。
この子だけ置いて帰るのか・・・かわいそう。
でも一方でこのまま連れて帰ったら不安という気持ちもありました。

24時間顔色が悪くならない時間が続けば、メーターが外せるとのことでしたが、外せることはなく日が過ぎていきました。
頻度は最初よりは減っていましたが、通常2~3日で治るといわれている症状が何日も続くと、次回の小児科健診も受けるべきとのことでした。

そして、黄疸の数値も怪しくて、いつ帰れるのかすぐにはわからない状況でした。

退院してからの生活

新生児が使える医療用のパルスオキシメーターは高価であったり、入院中も外れることが多くて不便そうだったので、お医者さんに勧められた機械を急いで購入しました。

血中酸素濃度や心拍数をはかるものではなく、呼吸しているかどうかを体の動きで判断するものです。
「スヌーザ・ヒーロー」という商品もありますが、ピコはケータイで呼吸回数が確認できるので、こちらを選びました。

本体がクリップになっているので、おむつに挟んで使います。
(真ん中に挟んでいたら、おへそが出血してしまったので、少しずらして使用しています。)

呼吸を忘れることは、それまで健常だった新生児にも起こりえるかもしれないと思いました。
激しく泣いた後や、空腹時に勢いよく母乳やミルクを飲んでいるときなど、きっかけとなりそうな瞬間は機械を付けていても注意して見ています。

参考になれば幸いです!

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