ブランディングと心理学
今回は、日常の悩みや困りごとを解決するサービスについてのブランディングと心理学の親和性についてです。
1.ブランディングの2つの価値
ブランディングでは、【2つの価値】が最もわかりやすい形で、利用する方に伝わる必要があると言われています。
その2つとは、
①【機能的価値】:利用する方に実際に生じる効果・メリット
②【情緒的価値】:利用する方に生じる気持ちの変化
です。
例えば、お子さんのいらっしゃるご家族の悩みとして、
「子どもが、勉強に苦手意識を持っており学校へなじめない」
という困りがあったとします。
【機能的価値】では、「お子さんに学習サポートをすることで、学校の勉強が理解できるようになった。」という価値提供。
【情緒的価値】では「お子さん自身が、勉強が苦手でも、別の得意なことを認知し、自信を持てるようになった。」という価値提供。
前者は、わかりやすい問題解決(法)の提示になりますが、後者は、価値が生じるプロセスが見えにくいものになります。
2.悩みや困りに対して、心理学ができること
日常における悩みや困りごとすなわちストレスへの対処方法について、ストレス理論の研究者であったラザルス(Lazarus, RS)は2つのアプローチ法を提唱しています。
2つは、それぞれ
①【問題解決型アプローチ】
②【情動焦点型アプローチ】
例としては、それぞれ
①【自身のスキルや環境を変化させて原因となる物事に対処する】
②【自身の課題と環境の課題を分ける等捉え方を変える】
となります。
3.ブランディングと心理学の親和性
あくまでも、日常の悩みや困りを解決するサービスについてですが、
①【機能的価値】と【問題解決型アプローチ】は紐づいています。
②【情緒的価値】と【情動焦点型アプローチ】についても同様です。
ただし、後者は『誰がサービスを提供するか』という要素が強く影響すると考えられます。
特に、心理学では②のための心理支援の手法や技術がありますが一般的にはそのプロセスは一見してわかりにくいものになります。
そして根本には利用する方(クライエントさん)との信頼関係が必要です。
4.今後のこと
私自身は、心理支援を通して価値提供を目指しています。
多くの方にその価値をわかりやすく伝えることについては、これからです。
サービスを提供する方にとっても、利用する方にとっても、少しでも読んでプラスになったと思える記事を書けるようにしていきたいです。
ゆう
すべての方がライフワークで豊かに
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