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創業計画|夢への第一歩!あなたの創業テーマの見つけ方

夢への第一歩!あなたの創業テーマの見つけ方


おはようございます!
税理士の大橋弘明です。

前回のブログで、
SWOT分析や3C分析について
お話ししましたが、
「そもそも何の事業を
始めたらいいかわからない」という
ご質問もいただきました。

確かに、分析の前に、
まず何をするかを決めなきゃいけませんよね。

そこで今回は、
創業の第一歩、
「創業テーマの見つけ方」
についてお話しします。

これから起業を考えているみなさん、
一緒に自分だけの創業テーマを
見つけていきましょう!

創業テーマって何?

創業テーマとは、
簡単に言えば「どんな事業を始めるか」
というアイデアのことです。

でも、ただのアイデアじゃありません。
あなたの強みや市場のニーズも考慮した、
実現可能性の高いアイデアのことを言います。

創業テーマは、
後々の「事業コンセプト」や
「ビジネスモデル」を考える土台になります。
だから、しっかりと考える必要があります。

創業テーマを見つける3つの要素

創業テーマを見つけるには、
次の3つの要素を考えるといいでしょう。

  1. 自分がやりたいこと(動機・継続性)

    • これは文字通り、あなたがワクワクすることです。

    • 長く続けられる、情熱を持って取り組めることが大切です。

  2. 自分ができること(強み・実現性)

    • 経験、スキル、人脈など、すでに持っている強みです。

    • これがあると、事業の実現可能性が高まります。

  3. 市場ニーズがあること(市場・客観性)

    • 世の中が必要としていること、お客さんが求めていることです。

    • これがないと、せっかく事業を始めても、誰も買ってくれない...なんてことになりかねません。

創業テーマ発見ワーク:自分を知ろう!

さあ、実際に自分の創業テーマを
見つけてみましょう。

まずは、
それぞれの要素について考えてみてください。

  1. 自分がやりたいこと

    • 夢は?趣味は?
      どんなことをしていると楽しい?

  2. 自分ができること

    • 仕事での経験は? 得意なことは?
      資格は? どんな知り合いがいる?

  3. 市場ニーズがあること

    • 最近よく聞く困りごとは?
      流行っているものは?

これらを書き出してみてください。
そして、3つの要素が重なるところ
それがあなたの創業テーマのヒントになります!

事例で見る:コーヒーショップの創業テーマ

具体的に見てみましょう。
Aさんという方の例を見てみます。

  1. 自分がやりたいこと

    • コーヒーの種類をたくさん広めたい

    • 提供したコーヒーを褒められたい

    • お客さんが喜ぶ顔が見たい

  2. 自分ができること

    • コーヒー豆と焙煎の知識・技術がある

    • コーヒー焙煎機のメーカーさんと長い付き合いがある

  3. 市場ニーズがあること

    • コーヒーブームで、いろんな味を楽しみたい人が増えている

    • 本格的なコーヒーを求める人が増えている

これらを組み合わせて、
Aさんの創業テーマは
「コーヒー愛好家に
自家焙煎による本格コーヒーを楽しんでもらう」
というものになりました。

実例に学ぶ:スターバックスとドトールの事業戦略

創業テーマを考える上で、
既存の成功企業の事業戦略を
参考にするのも良い方法です。

ここでは、
みなさんもよくご存じの
スターバックスとドトールコーヒーの
例を見てみましょう。

スターバックスの場合:

  1. 提供価値:こだわりのコーヒーと居心地の良い空間

  2. 強み:多様なコーヒーの提供方法、快適な店舗作り

  3. 市場ニーズ:サードプレイス(家でも職場でもない居心地の良い第三の場所)を求める声

これらを組み合わせて、
スターバックスは
「若い女性や都市部のオフィスワーカーに、
こだわりのコーヒーとくつろげる空間を提供する」
という事業戦略を展開しています。

ドトールコーヒーの場合:

  1. 提供価値:手軽においしいコーヒーと気軽に立ち寄れる場所

  2. 強み:コスパの良いコーヒー提供、効率的な店舗運営

  3. 市場ニーズ:仕事の合間に一息つける場所、リーズナブルな価格

これらを組み合わせて、
ドトールは
「サラリーマンや高齢者に、
手頃な価格でコーヒーと軽食を提供し、
気軽にリラックスできる空間を作る」
という事業戦略を展開しています。

ポイント:顧客を"選ぶ"ことの重要性

この2つの例から学べる大切なことは、
「誰に」価値を提供するかを明確にすることです。

スターバックスは、
若い女性や都市部のオフィスワーカーを、
ドトールは、
サラリーマンや高齢者を
メインターゲットとしています。

つまり、
「全ての人に喜ばれる店」を目指すのではなく
特定の顧客層に焦点を当てることで、
その人たちにとって
本当に価値のあるサービスを提供できるのです。

みなさんも創業テーマを考える際は、
「誰に」価値を提供するのかを
具体的にイメージしてみてください。

そうすることで、
その人たちが本当に求めているものは何か、
それをどうやって提供できるか
が見えてくるはずです。

よくある疑問、お答えします!

Q1: 市場ニーズってどうやって見つければいいですか?
A1: ニュースや新聞、SNSなどで最近の話題をチェックしたり、身近な人の悩みに耳を傾けたりするのがおすすめです。また、業界団体の報告書や市場調査レポートなども参考になります。

Q2: 自分ができることが限られている気がするんですが、どうすればいいですか?
A2: まずは今持っているスキルをもっとも活かせる方法を考えましょう。必要に応じて、新しいスキルを身につける計画も立てていきましょう。また、自分にないスキルは、パートナーや従業員、外注などを通じて補完することもできます。

Q3: 創業テーマのアイデアが複数あるんですが、どう選べばいいですか?
A3: それぞれのアイデアについて、市場の大きさや競合の状況、自分の熱意などを比較して、総合的に判断するといいでしょう。また、実際に小規模で試してみるのも良い方法です。

さあ、あなたの創業テーマを見つけよう!

創業テーマを見つけることは、
起業への大切な第一歩です。

自分のやりたいこと
できること
そして世の中のニーズ

この3つのバランスを取ることで、
きっと素晴らしい創業テーマが見つかるはずです。

でも、創業テーマが見つかったら、
そこで終わりではありません。

次は、その創業テーマをもとに、
より具体的な「事業コンセプト」
作っていく必要があります。

事業コンセプトとは、
簡単に言えば
「どんな価値を、誰に、どのように提供する」を
より明確にしたものです。

例えば、さきほどAさんの
「コーヒー愛好家に自家焙煎による本格コーヒーを楽しんでもらう」
という創業テーマをもとに、
「都心のオフィス街で、
こだわり派のビジネスパーソンに、
朝と昼に本格的な自家焙煎コーヒーを
提供する専門店」
といったような事業コンセプトを
描きました。
創業テーマをもとに、
より具体的な事業の姿を描いていくんです。

今後のブログでは、
この「創業テーマから事業コンセプトへ」
という重要なステップについても、
詳しくお話しできればと思います。

創業テーマをどのように発展させ、
具体的な事業の形にしていくか、
一緒に考えていきましょう。

それでは、また!

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