マーケティング|映画『室井慎次 敗れざる者』から学ぶ!マーケティング戦略
映画『室井慎次 敗れざる者』から学ぶ!7つのマーケティング戦略
おはようございます!
税理士の大橋弘明です。
昨日は映画館で
大ヒットドラマ「踊る大捜査線」の
12年ぶりの新作映画「室井慎次 敗れざる者」を
観てきました。
映画が素晴らしかったのはもちろんですが、
「これ、ビジネスにも使えそう!」と思える
マーケティング戦略の宝庫でもありました。
今回は、この映画から学んだ
7つのマーケティング戦略について
簡単に解説したいと思います。
これらのマーケティング戦略は、
どんなビジネスにも
応用できる実践的なものばかりです。
楽しく学んでいきましょう!
1. ノスタルジアマーケティング:懐かしさの力を借りる
ノスタルジアマーケティングとは、
「懐かしさを利用した販促」のことです。
この映画では、
おなじみの柳葉敏郎さんが主演を務め、
オリジナルスタッフも再結集。
過去の名場面も映画に散りばめられて
長年のファンの心をグッとつかんでいます。
ビジネスでの活用法:
昔の人気商品をアレンジして発売する
伝統や歴史を活かした新商品を開発する
過去のヒット作品を現代のニーズに合わせてアップデートする
長年の経験をアピールしつつ、新しいアプローチの提案をする
ポイントは、
ただ懐かしいだけじゃなく、
新しさとのバランスを取ること。
懐かしさで心を掴み、
新しさで驚きを与えることで、
より強い印象を残すことができます。
2. じらしマーケティング:期待感を最大限に高める
じらしマーケティングは、
情報を少しずつ出して期待感を高める戦略です。
この映画では、
公開前から少しずつ映画の情報を出し、
期待感を高めていました。
ビジネスでの活用法:
新商品の情報を、特徴を1つずつ明かしていく
サービスの一部を無料で体験させ、興味を引く
SNSで商品開発やサービス提供の裏側を少しずつ公開する
セミナーの内容を少しずつ公開し、参加意欲を高める
情報のさじ加減が大切です。
適度に情報を出して、
お客さんの興味を持続させるのがコツです。
ただし、あまり長引かせすぎると
逆効果になる可能性もあるので注意が必要です。
3. クロスメディアマーケティング:あらゆる場所でアピール
クロスメディアマーケティングは、
いろんな媒体を組み合わせて宣伝する戦略です。
この映画の情報は、
テレビ、映画館、
インターネット記事、SNSなど、
あらゆる場所で見かけました。
ビジネスでの活用法:
SNS、ブログ、メルマガなど複数の媒体で情報発信する
オフラインイベントとオンラインコンテンツを連携させる
動画配信とリアルセミナーを組み合わせる
公式サイト、SNS、実店舗で統一したキャンペーンを展開する
ポイントは、
それぞれの媒体の特徴を活かすこと。
各媒体の長所を生かしつつ、
一貫したメッセージを発信することで、
より効果的なプロモーションが可能になります。
4. ミステリーマーケティング:謎が人を惹きつける
ミステリーマーケティングは、
謎めいた要素を使って興味を引く戦略です。
この映画には、
27年前の"約束"や新たな事件の影など、
謎めいた要素がたくさんあります。
ビジネスでの活用法:
商品の一部の情報を明かさずに発表する
謎解きキャンペーンを実施する
特別なサービスの存在をほのめかす
新しいサービスに秘密の要素をつくる
ミステリー要素は、
お客さんの興味を引いて、
話題を呼ぶのに効果的です。
最終的には謎を解き明かし、
満足感を与えることが重要です。
5. コントラストマーケティング:対比で魅力を引き立てる
コントラストマーケティングとは、
対照的な要素を意図的に用いることで、
製品やサービスの特徴を際立たせる戦略です。
この映画では、
この手法が見事に活用されています。
「踊る大捜査線」と
「室井慎次 敗れざる者」では
以下の対比が効果的に使われており、
作品としての違いを際立たせています。
青島の「動」と室井の「静」
青島俊作:活動的で直情的な性格
室井慎次:静かで冷静沈着な性格
舞台設定:
都会(湾岸)と地方(秋田)「踊る大捜査線」:東京湾岸の都会的な雰囲気
「室井慎次 敗れざる者」:秋田の自然豊かな環境
ビジネスでの活用法:
従来製品と新製品の特徴を対比させる
サービスの「ビフォー・アフター」を示す
競合他社との違いを明確にする広告戦略を立てる
顧客の課題と課題解決後の状態を対比して提示する
ポイントは、対比を通じて
自社の製品やサービスの
独自性や価値を際立たせること。
ただし、対比が過度に誇張されたり
不自然にならないよう注意が必要です。
6. シリーズ化マーケティング:ファンとの関係を築く戦略
シリーズ化マーケティングは、
顧客との関係性を築く戦略です。
「室井慎次 敗れざる者」は、
2部作の1作目の作品です。
ビジネスでの活用法:
商品やサービスを段階的に発展させる
顧客の成長に合わせて、新しいサービスを提供する
初級→中級→上級とステップアップするプログラムを作る
年間を通じた継続的なサポートプランを提供する
シリーズ化することで、
お客さんとの関係性を
より強固なものにすることができます。
継続的な価値提供により、
顧客ロイヤリティを高め、
収益基盤を安定にすることができます。
7. テストマーケティング:未来への布石を打つ
テストマーケティングは、
新しい方向性や商品の可能性を
探るために行う戦略です。
「室井慎次 敗れざる者」は、
「踊る大捜査線」シリーズの
今後の展開へのテストともいえます。
この作品では、
主人公を織田裕二さん演じる青島俊作から
柳葉敏郎さん演じる室井慎次に変更しています。
室井慎次のストーリーを深堀りすることで、
青島俊作が主人公に戻った際の
期待感を高める効果も持ち合わせています。
現時点での「踊る大捜査線」シリーズ
の人気やニーズを把握するとともに、
将来的に青島刑事を主人公に復帰する際の
布石の作品であるともいえます。
ビジネスでの活用法:
新商品の試作品を販売してフィードバックを集める
新サービスのベータ版を顧客に提供する
クラウドファンディングを活用して商品のニーズを探る
ポップアップストアで新商品をテスト販売する
テストマーケティングは、
本格展開前にリスクを抑え、
さらなる成功の可能性を
高める重要な戦略です。
顧客や市場の反応を見極めて、
本格展開に向けた改善点を
見出すこともできます。
まとめ:7つの戦略で魅せる!映画とビジネスの成功術
「踊る大捜査線」シリーズの
12年ぶりの新作「室井慎次 敗れざる者」は、
さまざまなマーケティング戦略を組み合わせて
作品としての魅力を最大限に引き出し、
新たな魅力も創り出しているように思います。
柳葉敏郎さん演じる
室井慎次の渋い演技、
秋田を舞台にした美しい風景、
そして「踊る大捜査線」ならではの
緊迫感のあるストーリー。
すべてが絶妙なバランスで構成されており、
観客を魅了していました。
映画館を出る時には、
すでに続編が待ち遠しくてたまらない
気持ちになっていました。
続編も必ず映画館に見に行きます。
そして何より、
織田裕二さん演じる青島俊作が
主人公の「踊る大捜査線」への期待も
高まっています。
ビジネスは、
「いかに多くの人に、
商品やサービスの魅力を伝えるか」が重要です。
その意味で、
この映画のマーケティング戦略には
学ぶべきことがたくさんあります。
みなさんも、
これらの戦略をヒントに、
自分のビジネスで
どんなマーケティングができるか、
考えてみてはいかがでしょうか?
もしかしたら
新しいアイデアが
浮かぶかもしれません。
それでは、また!
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