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インスタライブで初めて泣いた話

あっという間に9月も最終日。あと三ヶ月で今年も終わりますね。

タイトルにもある通り、昨日インスタライブを見ながら、初めて泣いてしまったので、その話をしたいと思います。


ありがとうのインスタライブ

以前、noteのこの記事でも書いた料理家のSHIORIさんが、6年前に作った代官山のアトリエを今日で手放すそうで、最後にその想いのこもったアトリエから、インスタライブでお料理教室をしてくれていた。

詳しく知るまでは、正直SHIORIさんは同世代の料理家の一人♪くらいにしか思っていなかったけれど、知れば知るほど愛に溢れる人で、知れば知るほどビジネスの本質を理解しているビジネスパーソンだとわかり、2020年会いたい人ランキング不動の一位に君臨している方。

料理を通じて、日本中の食卓に幸せを届け続けているSHIORIさん。コロナ禍を経て始めたオンライン料理教室は、開始から数ヶ月で6700人近い生徒さんを抱える大御所料理教室に。(数字は今日現在)

アトリエを手放すことになったのは

(これを私がこの場で推察するのは正しいのかはわからないけれど、)SHIORIさんにとってこの自分の城とも言えるアトリエを手放す理由になったのは、決してご本人にとってもポジティブなことではなったと思う。

一つは、コロナ禍において対面式での料理教室の実施が難しくなったこと。

そして、二つが最大の理由であると思う、愛する息子くんの療育。

この夏に1歳を迎えた息子くん(通称:おれくん)が、先天性難聴を抱えていると、6月末に公表されました。

正直、おれくんのストーリーを目を細めて楽しみにしていた身からすると、衝撃と驚きしかなったし、そんなことを微塵も感じることがなかった。そんな、愛すべきおれくんの療養に今後軸足を置くためにも、アトリエという場を手放し、ご自身の手の届く範疇で大好きな料理を発信し続けようと決意をして、始めたのがyoutubeやオンライン料理教室とのこと。

私はまだ子供を産んでいないので、軽々しく気持ちわかります!なんて言えないけれど、想像だけでも、胸が張り裂けそうになるくらい悩んで・苦しくて・辛くて…きっとご自身を責めたこともあったと思う。それでも、家族のために、そして自分らしくいられるために自宅のキッチンから料理を伝え続けようと、前向きな決断してくれたSHIORIさんの強さと覚悟を私は心から応援したい。

形を変えられるキャリアは最強の武器

プロであるSHIORIさんにとって、きっと対面で料理教室をするということは、これまで何よりも大切にしてきた価値観の一つであると思う。

でも、SHIORIさんの強さはその大切な価値観を時代の流れや自分のライフステージにおいて、変容させる力だと思う。

対面からオンラインへ、アトリエから自宅のキッチンへ。

正直、代官山に通えない私のような遠方者にとっては、オンライン化したことによってSHIORIさんの料理を習えるようになったから得しかないし、自宅のキッチンと言ってもそれはそれは素敵すぎるキッチンで、キッチンに住みたいくらい素晴らしい。一方的な物の見方をすると、遜色なんて一つもない。

それでも、丹精込めて育ててきたアトリエを手放すというのは、込み上げるものがあったんだと思う。

その、絞り出す一言一言の重みと、SHIORIさんの人柄が、画面を通じても滲み出ていて…昨日のインスタライブは涙なしには見られなかったのです。(きっと同じように涙した人も少なくないはず。)

一夜明けて

これからも、SHIORIさんを応援しながら、料理の楽しさを見つけ続けよう。と、感謝の気持ちを込めながら眠りについて、一夜明けた今日。

SHIORIさんのInstagramのストーリーに載せられていた一枚。

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ご主人のロマチさんの言葉がまたこれ素敵すぎる。と感動して、涙腺タンク満タン。笑

ロマチさんは本業で美容師をされつつ、SHIORIさんのオンライン配信をフォローされていて、ライブ内でのご夫婦の掛け合いは、もはやサロン内ではファンじゃない人いないんじゃないか?というくらい、みなさんに人気。

こんなに愛に溢れたロマチさんとSHIORIさん夫婦の元だから、きっと大丈夫と神様が信じて、おれくんを二人の元に届けたのかなと思いながら見ていました。


思いが熱いうちにと思って、感じたことをただ書き連ねた記事になってしまったけれど、行き着くところはいつも同じで、やはり選べる側であり続けることが自分らしく生きていける最強の武器になるのだと改めて感じた話。

この週末は、昨日のメニューのチキンカチャトラを作ろっと。

SHIORIさんのネクストステージに幸あれ。これからも応援し続けます。

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