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会社に行けなくなり、人生でどん底まで落ち込んだ時の話

今はもうその会社は退職していますし、心身ともに元気ですが、その時に思ったことを書き残しておきたいので、このタイミングで書いてみようと思います。

もう2度と戻りたくはないけど、あの期間があったからこそ、前に進むことができた期間だとも思う。

嫌な記憶を思い出す可能性のある方は、ご注意ください。



突然会社に行けなくなった時がありました。
前の出勤日までは元気に出社していたのに。

結果的には、次に私が出社したのは退職の手続きと挨拶のタイミングになりました。


その原因は前から続いていたハラスメントで、ずっと耐えてきたものがプツンと切れた感じでした。


ずっとニコニコヘラヘラして耐えてきて、
上の人に相談してみても、少し改善はされるものの根本の解決にはならなくて。

それでも、「私が我慢すればいい」という気持ちと、「こんなことで私が辞めたりするのは悔しい」という気持ちで、仕事を頑張ってきました。


でも、これがいつまで続くのか?
若手だから、女だから、私が耐えなきゃいけないのか?

コップに溜まっていた水がギリギリになって溢れたような感覚でした。
決定的な出来事があったから、ではなく、ちょっとしたことが最後の一滴になって溢れてしまった。

会社のこと、ハラスメントの当事者のこと、自分のこと、いろんなことが頭をぐるぐる埋め尽くして、涙が止まらなくなって、眠れなくなった。


気づいた時には一睡もできないまま朝になってて、会社を休んだ。


上司に、「会社のこと考えていたら涙が止まらなくなって一睡もできなかったので、今日はお休みさせてください」と、朝5時ぴったりにチャットを送った。
本当におかしくなってたと思う。普通じゃない。


そこからちょっとだけ寝たり起きたりを繰り返して、昼頃になった。

お腹は空いているのに、食べる気力がない。
冷蔵庫を開けても、食べるものはたくさんあるのに、何を食べたらいいのかわからなくて冷蔵庫を閉じる。
それを数時間おきに繰り返していた。

あの時の感覚は本当に忘れられない、辛かった期間でした。



会社をしばらく休みたいと申し出ると、「そのためには心療内科で診断書をもらってきて」と言われた。

「会社に戻りたくない」の一心で、ご飯も食べれない状態なのにもかかわらず心療内科に駆け込んだ。


「私が診断名がつくような状態のわけがない!」
という気持ちと、
「会社に行きたくないから診断書をもらわないといけない」
という気持ちのせめぎ合いの中で、心療内科ではあるがままを話した。

あった出来事も、今思うことも、会社に提出するために診断書が欲しいことも。

「あなたが書いて欲しいように診断書をかきますよ。会社を休ませて、という趣旨で書きましょうか?」

心療内科の先生にはこう言われた。


「適応障害」の診断書をもらったけど、本当にそうだったのか無理矢理そう書いてもらったのかはよくわからない。
いまだに、自分にそういう診断がついたことを信じたくないだけかもしれないけれど。

無事に診断書をもらい、会社に提出をした。


そこから退職に至るまでいろんなことがあった。


診断書をもらわなければと思って心療内科に行ったが、結果的には行って良かったと思う。

私の先生は、すごく柔軟に対応してくれたのもそうだけど、かなり厳しい物言いをしてくれたことが印象に残っている。

ハラスメントについても、第三者の立場で助言をしてくれて、私が今後どのように対応すべきかを考えさせられた。

私が前を向いていけるようになるまでの間に、家族や友人の存在に助けられたということはもちろんあるが、心療内科の先生の言葉が私の指針となった。

それについても書き残したいので、また別の機会に。

今日はここまで。
読んでくださり、ありがとうございました。

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