中華とベトナム料理が同時に味わえる深夜営業店(華福/中華&ベトナム料理/大山)
先日アップした馬ヲムム https://note.mu/oharan/n/n9809960a7334 でしこたま呑んだ後、ハシゴにハシゴを重ね、最終的に大山の商店街を抜けて川越街道へ。
川越街道に出たらとりあえずこの店に入っておけば間違いないのが、中華&ベトナム料理の『華福』さんである。
ここはオープンしてからだいぶ古く、深夜営業ということもあって何度お世話になったことか。
この店に来たら絶対に食べて欲しいのが、ネムというベトナムの揚げ春巻き。たまに中の餡の味にブレがあるんだが、個人的に黒コショウがビシっと効いた日は大当たりである。それだけでいくらでも安酒を流し込める。
とりあえず、華福に来たらこれと生ビールを頼んでから他のメニューを熟考すべし。ちなみにスピードメニューだとピータンなんかも美味しかったよ。
続いて、同じくベトナム料理からバンクンをチョイス。これは例えるとなんだろう、海老の入った蒸し春巻きとでも言おうか。
見た目では伝わり難いかもしれないが、熱々トロトロであり、こいつをナンプラーベースの調味料にくぐらせていただくとお口が幸せ。
隠れた「行くとなんだかんだ毎回頼んじゃうよねメニュー」である、揚げ茄子。サクっとトロっといい具合に揚がった茄子に、中華山椒が振りかけられるという悪魔のような酒消費メニュー。
〆メニューの中では、この華福焼きそばが看板メニュー。パリっと固めに焼き上げつつオムで閉じるという、卑怯極まりない焼きそばである。1人で食べるには厳しいサイズなので、3人くらいいる時に頼んだ方がいいと思う。
個人的に華福焼きそばよりも大好きで、思わず飲み物かのようにズルズル飲み干してしまうのがスープ炒飯。正直、この店の炒飯はそこまで大騒ぎするほどの味ではないと思うのだが、不思議な事にこのスープ炒飯になった途端に2階級特進。俗にいうクラスチェンジである。
炒飯ってのは不思議なメニューで、ノーマル炒飯はレジェンド級に美味しいのに、五目炒飯や叉焼炒飯なんかになると、途端に普通の味になってしまう店ってのもある(おそらく具材から出る水分とかの問題だろう)。
華福の場合は、普通の炒飯は平凡(間違ってもマズイという意味じゃないぞ)なのに、スープをかけると何故かレジェンド級になるのだが、そんなの誰かに教えられないと分かんないって。オレだってこの衝撃の事実に気付いたの、たまたま酔狂モードの時に失敗前提で頼んだからだもの。
という訳で、華福の〆に是非スープ炒飯をお試しいただきたい。
[店名] 華福
[住所] 東京都板橋区大山西町54-2
[TEL] 03-3956-1866
[営業時間] 17時~4時30分
[定休日] 火曜
[備考] 深夜なんだか早朝なんだかという時間まで開いているので、大山の街で散々やらかした戦士達が最後に辿り着くお店である。その割には料理のクオリティが高く、みんなここで討ち死にするという……。
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