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五十路突入のショックに耐え切れずヤク(背脂)に手を出した日(らーめん弁慶 浅草本店/浅草/ラーメン)
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[フィールドワーク] 地域批評・商店街批評・グルメ
※主に東京23区の下町や商店街を中心に、その街の住みやすさや特色などについて解説します。
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2025年の2月7日で、なんと50歳になってしまったアタイ。
信じられない、信じたくない、何も考えたくない……。
29歳から30歳になった時もメンタルがゴリっと削れる音がしたが、49から50というのも中々にきびしい。何がきびしいって、今までちゃらんぽらんに生きて来たのに、そろそろ自分の死について考えないといけない年齢になってしまった感に押し潰されそうなのである。
これが独り身とか、女房はいるけれども子供はいないなんて状況ならば、まだ「死んだらそれまで」と諦めもつくのだが、子供がいるとさあ、何か遺さなきゃとか考えちゃうじゃん……。
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自分が何が欲しいかではなく、息子に何を遺せるか、そのカウントダウンがもうとっくに始まってたんだなと、そんな重たい事ばかり考えてしまい、気付けば隅田川を眺めていた明らかに危うい精神状態のアタイ。
だが、生きている以上凹んでいるだけじゃイカンと、自分に喝を入れるため、隅田川を渡ってあるお店へ向かった。
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東東京を代表する背脂チャッチャ系の老舗『弁慶本店』
今の自分に必要なのは背脂だ。土佐っ子誕生の地である板橋に生まれた男として、若い頃のように背脂から始めるんだ!
「いや、そんな意気込みで弁慶に入るヤツなんかいねえよ」と自分にツッコミを入れながら、"深夜の弁慶詣で" という、成人病を恐れる年齢のオッサンにとって最大級のタブーをかましてやる。
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久々の弁慶は、相変わらずの昔ながらのラーメン屋テイスト。辛味噌・にんにく・自家製ラー油、そしてバカでかい胡椒と基本装備を確認したところで着丼を待つ。
皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。