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[過去記事掘り起こしシリーズ]今現在の日本に残っている「本当の差別」について考えようか
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本当の差別ってなんだろう?
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このところ何本か私が過去に色々な媒体に寄稿した記事(すでに消滅済みの古いもの)を掘り起こしてコピペしてみたが、思いのほか良い反響をいただけた。
そこで、調子に乗ってあと1本だけコピペ記事をアップしようと思う。テーマは「今の日本にある本当の差別」についてである。
今回コピペした原稿は2014年に書いた物なのだが、その頃も充分に酷かったが、今となってはSNSなどで奇形フェミやしばき隊系の狂人達が大騒ぎしてくれたお陰で、より根強くなってしまった感がある。
何の話かと言うと、ズバリ「オタク差別」についてだ。
この記事を読んで下さっている方の中にも「オタクは差別されている」と聞いて「そんなバカな」とか「大袈裟な」とか、もしかしたら「自業自得だろ」とまで思っている方がおられるかもしれない。
だが冷静に考えて欲しいのだが、他人から同情票すら得られないからこそ深刻な差別なのである。
あいつらは気持ち悪い、何を考えているか分からない、自分の価値観と違い過ぎて不気味……そんな理由で迫害を受け、しかもそれに対して同情も救済も得られない。おまけにそれが社会の中でシステムとして定着してしまう。それこそが本当の意味での差別である。
よく考えてみて欲しい、反差別を偽称するしばき隊や、そもそもは人権派の側に立っていたはずの奇形フェミらが、オタクに対して何を言って来たか。
「反差別・人権派」のはずの連中からも人権を認めて貰えず、何かある度にこじつけて犯人扱いされる。挙句に一方的に危害を加えられる。
これを差別と言わずして何と言えばいいのか。
まあ「しばき隊やフェミが偽物だから」という何よりも強い理由があるにせよ、このようなオタク差別は2014年の時点ですでに強固な物としてこの国に根付いていたんだよ、という内容の記事である。
これを読んで、皆さんも「本当の差別ってなんだろう」と考えて頂けたら幸いである。繰り返しになるけれど、嫌われる可能性の高い属性だからこそ深刻な差別になるという事を忘れないで欲しいなと願う。
【岡山女児誘拐監禁事件】オタクをスケープゴートにするしか知らぬマスコミの愚かさ
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※2014年7月の記事
岡山で起きた女児誘拐監禁事件で、マスコミによるオタクバッシングが加熱している。 内容はいつものごとく 「犯人の部屋にアニメ絵のポスターが貼ってあった!」 「ゲームと現実の区別がつかぬオタクならではの犯行だ!」 といった具合に、ふんわりとオタクと児ポ法を繋げるような語り口で統一されている感がある。
また倉田真由美氏などは真相報道バンキシャ!(日本テレビ系) に出演した際に 「男性が女児と一緒に歩いていたら声掛けした方がいい、もし親子なら勘違いだったと謝ればいい」 などと極論をのたまう始末。 こんな意見が通用する世の中になったら、娘が産まれてしまった父親は子供と外出する度に性犯罪者かのように見張られなければならないのである。
ついでに言えば、子供が犠牲になる事件の加害者は何も男だけではなく、当然ながら女(母親) だっている。 という事は、倉田氏の言い分を採用するならば、女性も男性も等しく子供を傷付ける可能性があるのだから、子供が産まれたら即座に施設に入れて、親から引き離して育てるべきだろう。 親が子供に会いたくなったら、年に何度か鉄格子越しにでも面会すればいい。
このような言い方をすると鼻で笑われるだけだと思うが、倉田氏に代表される極論家の言い分を真に受けるならばこのような結論にしかならない。 しかも不思議なのが、このような暴論・極論が飛び出すのは、決まってオタク属性と看做された男性が何かしでかした場合だけなのだ。
例えば、パチンコ屋の駐車場に子供を置き去りにして熱中症で殺す母親が報道された場合に、誰かひとりでも 「女にパチンコなどやらすな! いやむしろパチンコ自体を禁止しろ!」 と主張した人間がいただろうか?
例えば、秋田児童連続殺害事件の際に犯人が畠山鈴香(無期懲役) であると発覚した際に、誰かひとりでも 「シングルマザーから子供を取り上げろ!」 とコメントを発した人間がいただろうか?
こう考えてみると、メディアが勝手に 「オタク男である」 と決め付けた人間が犯人だった場合だけ、ヤケに差別的・暴力的な切り捨てられ方をすると感じるはずだ。
マスコミがどうしてそのような報道姿勢になってしまうかについては、ハッキリした理由がある。 中でも大きいのは 「オタクを差別する分には抗議が少ない」 という点だ。
これが仮に上で挙げた例のように女性批判かのように受け取られると、それはそれはあちこちから火矢が飛んでくる。 特にワイドショーなどは暇な主婦がメインのお客様なのだから、そこを敵に回すのは何が何でも避けたいところだし、抗議団体がスポンサー企業に当たり散らす事も回避したい。
また犯人が外国籍だったとして、報道の仕方を間違うと差別だ何だと同じくシャレにならない投石攻撃を仕掛けられてしまう。 どちらにせよBPO案件へ一直線だ。
ところが、宮崎勤の時代からオタクだけはどれだけ差別してもメディアが 「怖い!」 と感じるような抗議は起こらない。 犯人探しをして、何か良い事を言った気分に浸りたいワイドショーなどからすれば、一方的に殴れる好都合なサンドバックなのである。
宮崎勤といえば、事件当時彼の部屋から大量のロリコン系のマンガやアニメ、ホラー作品が発見されたと報じられたが、実際のところこれは限りなく捏造に近かったという証言が残っている。 宮崎の部屋から大量の本やビデオが発見され、その中にロリアニメやホラー映画などがあったのは事実だが、絶対数はそれほど多くなく、むしろ誰もが目にするような一般作品が多数を占めていたそうだ。
ところが、これが警察発表やメディアの報道になると 「ロリコンでスプラッターマニアの宮崎勤が起こした猟奇的な犯行」 という解りやすくデフォルメされた情報に変化してしまった。 ようは日本では未だに宮崎事件と同じような方法論がまかり通っているのである。
お陰で日本では様々な表現狩りが行われ続け、宮崎事件の場合はエロだけではなくバイオレンス・グロの要素が強い表現作品も弾圧された。 あの当時レンタルビデオの大人気商品だった 「デスファイル」 を手がけて時代を築いた安達かおる監督(当時・三枝進) を取材した事があったのだが、その際に安達氏は 「生と死は誰しも必ず経験する事なのに、生は赤ん坊や出産を喜ばしいこと、神聖なこととして表現できるのに、死を表現することは許されなくなってしまった。死のない生などあるものか」 と語ってくれた。
ではこのような弾圧の結果、日本から宮崎事件のような悲惨な事件はなくなったのだろうか?
酒鬼薔薇事件、女子高生コンクリ事件、秋葉原通り魔事件といった悲劇は、なぜ ”キレイになったはずの日本” で何度も繰り返されているのだろうか?
今のところ、創作物と凶悪事件の因果関係は判明していない。 仮に凶悪犯の部屋にロリコン系だのオタク系だのといった創作物があったとしても、それが要因で凶行に走ったとは断定できないのである。
マンガ・ゲーム・アニメ・音楽・映画……といった創作物と犯行の因果関係がハッキリしない以上、犯人の部屋にある物のどれかを作為的に要因と断定するのは愚の極みであり、単なる現実逃避や思考停止だ。
部屋にAKBのCDがあったらグループアイドルを規制するのか?
マクドナルドの包み紙がゴミ箱に捨ててあったらジャンクフード規制でもするのか?
それは愚行であるとするならば、なぜアニメやゲームやマンガだけを標的にしたがるのか?
今の日本で堂々と許される唯一の差別が ”オタク差別” なのである。
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