「寝苦しい夜を無かったことに!」 朝風呂散歩のすすめ(鶯谷編)
このところ酷暑過ぎて暑いんだか蒸すんだか何が一番不快なのかよく分からなくなって来ておりますが、おまけに台風まで来てアタクシの老いさらばえた肉体はズタボロ。
特にエアコンを遠慮してみた夜など、寝苦しくて起きると寝間着が汗を吸ってべっしょり。
そんな日々にオススメしたいのが "朝銭湯" である。
朝一の新鮮な空気に新鮮なお湯。それでキレイさっぱり汗を流せば、酷暑にあっても爽やかに過ごせるというもの。
ただ、昔はどこの銭湯もたいてい朝風呂をやってくれてた印象があるのだが、今は朝から開けてくれる方がレアになってしまった感が。
もし家の近所に朝風呂営業をしてくれている銭湯があったら、燃料費の高騰にも負けずに頑張ってくれている有り難い存在なので、ぜひとも大切にしていただきたい。
さて、墨田区南部住まいの我が家にとって、「家から通える朝風呂銭湯」というと、押上・大黒湯と鶯谷・萩の湯が両巨頭。大黒湯は朝の10時まで夜通し営業してくれているオールナイト銭湯で、萩の湯は朝6時から9時まで早朝営業をやっている。
この2軒以外にも、台東区を中心に朝営業の銭湯は何軒かあるのだが、高確率で小さな子供が入れる温度じゃなかったりするので要注意(御徒町の燕湯とか)。
この日は私だけじゃなく、息子も汗でドロドロの状態でうめき声を上げながら寝ていたので、「こうなればいっそ!」と叩き起こしてママチャリに乗せ、問答無用で鶯谷まで突っ走ってやった。
萩の湯はいまさら説明不要な23区を代表する人気銭湯で、炭酸泉に露天に水風呂にとスーパー銭湯並の至れり尽くせりな設備を誇っている。また小さな子供でも入れる温度のお風呂がメインなので、パンツトレーニングさえ済んでいれば幼児でも安心して連れて行ける。
ちなみに、ウチの息子は2歳の時点で萩の湯と大黒湯が大好きだった。
つい先日、銭湯業界が申し訳なさそうに値上げして、入浴料金が500円とされたが、正直銭湯から得られる物を考えれば、これでもまだまだCP抜群だと思う。ぜひとも日本ならではの極上の癒し空間を維持していただきたい。
それにしても、両国に引っ越して良かったと思うのは、こういう優れた銭湯が固まっているエリアにママチャリで通えるところである。
アシスト機能さえ付いていれば、墨田区・台東区・荒川区辺りの銭湯天国地帯は問題なくチャリで通えるもんなあ(遠くても2~30分の距離)。風呂の前後の良い運動になってちょうどいい。
我が故郷・板橋区に住んでいた頃は、ここまで銭湯文化には恵まれていなかったし、子供を連れていけるぬる湯のある銭湯自体がレアだった。
このように23区のどこに住むかで大きく生活文化が変わるので、これから東京に上京しようと考えているひとは要注意すべし。
さて、心も身体もリフレッシュしたところで、せっかく朝早くから息子と外に出たので "風呂後の何か" を考えたいのだが、早朝に開いているお店となると選択肢はあまりない。
しかし、この東日暮里・根岸エリアには「早朝だからこそ」のおすすめ物件がある。
皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。