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オリンピックから逃げたくて……子連れで水の街TOKYOを満喫してからの至高のバラちらし丼(海幸/江東区北砂/寿司)

いま住んでいる両国という街は、京葉道路(靖国通り)の南側は純然たる住宅街なのに、通りの北側は中途半端に観光地色が強く、国技館などで何かある度に駅周りがごった返して迷惑きわまりない。

今はオリンピック開催中であり、よりによって国技館でボクシングをやるそうで、ますますもって駅周辺に近寄れなくなってしまっている。

んが、子を持つ親として連休中ひたすら家に篭もっている訳にもイカンので、何とか観光客やオリンピック関係者が絶対に来ないような場所に避難したいところ。

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そういう時は "川" 一択!

この一帯は隅田川以外にも大小様々な川に囲まれており、そうした川や暗渠を利用した水上公園や緑地帯などが数多くある。川を辿って行くだけで、木場公園・猿江恩賜公園といった有名な大公園のほか、大小様々な公園(親水公園多し)が繋がるという水属性の立地なのだ。

という訳で、息子に水着を着せて、自分も短パン姿になり、ママチャリを飛ばして適当に川沿いを突っ走る事に。

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両国から森下、さらに南下して高橋(たかばし)を東に。ここを小名木川沿いに突き進み、横十間川との交差地点まで進むと、水上アスレッチック(無料)がある。

ここは横十間川親水公園という名の、横十間川を丸々親水公園にしてしまった場所で、スワンボート乗り場などもあるのだが、残念ながらコロナのせいかお休み中。今は子供向けのアスレチックのみ開放中のようだ。

注意点としては、もしここに来ようと思ったら、陸の孤島であるという点を頭に入れておくこと。新宿線の住吉駅か、西大島駅が最寄りになると思うが、それなりに歩かねばならない。

オススメなのは、住吉駅で降りて、猿江恩賜公園を経て、横十間川の川沿いを南に歩くコース。これなら絶対に迷わない上に、小名木川のクローバー橋といった名所も通り道にある。

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敷地自体はそれほど広くはないんだけれども、意外と色々と手頃な遊具が揃っていて、水も浅くて、幼稚園児くらいから放し飼いに出来る内容になっている。

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小さな子供向けではあるけれども、気を抜くと容赦なく水に落ちる仕様なので、もし遊びに行く場合は、完全にずぶ濡れになる前提で用意をして行った方がいいと思われる。

確か更衣室らしい更衣室はなかった気がするので、幼児~小学校低学年向けなんだろうなあ。

また、これはおそらく公園のコンセプトだと思うんだけれども、横十間川の水をそのまま使っているので、多少の川臭さがあり、苔も生えている。それも含めて、自然のままの東京の川を知って欲しい的な事なのかなと。
水質に関しては、この辺りは長年に渡って厳しく水質検査を続けているので、特に問題があるという話は聞いたことがない。

もしもっとバッチリ浄水されてる方がいいというなら、スカイツリーのすぐ西側に大横川親水公園という場所があるので、そっちがオススメ。ただ川とジャブジャブ池があわさったような、さらに小さな子供向けになので注意。

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で、私はというと100均の水鉄砲を持って息子と撃ち合い。なんかファミコンのZガンダムのゲームがこんな絵だったなと思いながら撃ちまくる。同時発音数3音で奏でられる『水の星へ愛を込めて』が聞こえて来るようだ。

炎天下でまさにホットスクランブル。

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40すぎのオッサンとは思えぬ濡れっぷり。こんな姿ではどこへ行っても入店拒否される気がする。仕方ないのでママチャリで疾走して乾かすことに。

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アスレッチックのすぐ近くには、都内を走る幻の貨物線と呼ばれている越中島線の線路や鉄橋がある。これは亀戸駅の方から伸びて来ているのだが、完全なる住宅街の中に違和感バリバリの土手があり、その上を単線の貨物線が走っている。

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で、その昔ここには小名木川駅という広大な敷地の貨物駅があったのだが、南千住の隅田川駅に役目を譲り、小名木川駅は廃駅に。その跡地に建てられたのが写真のアリオである。

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とかなんとかウンチクを垂れるのもこの辺にして、日も落ちて来たのでそろそろディナータイムにしたい。せっかく砂町銀座まで来たので、お寿司大好きな息子のために、今日は海幸で腹いっぱい食うぞ。

ちなみに海幸とは、砂町銀座の有名な魚屋である魚勝(この日はお休みだった)が経営している、あまりにもリーズナブル過ぎるお寿司屋さんである。

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近頃は緊急事態宣言の乱発によって、営業時間から酒の扱いからメチャクチャにされており、行ってみないと何が食べられるのか分からない状態なのだが、この辺のグランドメニュー的なセット物は常にあるようだ。

通常営業中は、平日のランチタイムに1,000円を切るようなサービスランチをやっていて、それが大人気で冗談みたいな行列が出来ている。

で、前に来た時は握りを頼んだので、今回は丼物にしようと思ったのだが、写真を見た感じたいした内容ではなさそうだし、値段的にも「じゃあ握りの方がよくねえか?」と迷いに迷う。

だが「今日は丼だ」と心に決めていたので、初志貫徹して女房と2人でそれぞればらちらし丼と海幸丼を注文。

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元芸能記者、元AV監督などなど流浪の人生を送るフリーライター荒井禎雄が、時事ネタ・地域批評・グルメなど様々なジャンルの記事を書いています。…

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