「ネットで聞きかじった知識」の恐ろしさ 闇バイト募集に潜むそもそものリスク
闇バイト募集についてもう一度書きます
1週間ほど前の記事で、「ネットの聞きかじりの怖さ」を解説するため、テレグラムを例に挙げた。
この記事ではテレグラムを軸にしていたので、今回は闇バイト・トクリュウに関わる事の怖さに関して、よりストレートに書いておこうと思う。
「Z李逮捕!」の報道に潜む罠
すでにご存知の方も多いと思われるが、先日 "Z李グループ" が逮捕された。
より正確に言うと、何年か前に「バイクを盗まれた」として、犯人と思われる人物のマンションに大勢で押しかけ、家の中に侵入し、そこからライブ配信などを行ったという容疑で逮捕。
しかしその後の警察発表では「トクリュウに関係している疑いがある」という情報が付加され、その追加情報込みで報じるメディアと、マンション侵入の件だけを伝えているメディアとに分かれている状況だ。
私が思うに、これにはだいぶ "怪しい日本語" が潜んでいるように思う。下の日テレの報道ではハッキリと「警察はトクリュウと見ている」と断言しているが、少しモヤっとする書き方だと思わないだろうか。
ようは、警察はまだいわゆる "トクリュウ" としてアゲられるだけの情報を公開できる状態にはなくて、Z李というグループ活動の仕様に対して「トクリュウっぽい」と言っているだけに過ぎない……のでは?
今後何がめくれて行くかは分からないが、現時点で 「Z李がトクリュウで捕まった」 などと書き飛ばすのは、とても大きなリスクがあると申し上げておく。今はまだ、江戸川区でのマンション侵入の容疑があるだけだ。
しかしながら、警察がトクリュウ人脈と関係があると見ていることは間違いなく、インターネット(特にSNSなど)を上手に使って立ち回っているアウトロー系の人間達に対して、強い疑いの目を向けていることは事実だろう。
そういった前提を踏まえた上で、「闇バイトのそもそもの怖さ」について改めて書いておく。
皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。