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【女房に自由時間をあげよう企画】息子と2人で浅草~南千住デート
お母さん絶対主義の息子は、何かある度に女房に引っ付いてしまうので、女房の自由時間がガリガリと削られている。
そこで、私が突発的に息子を連れ出して、1日自由時間をプレゼントするという試みを続けているのだが、つい先日は朝起きていきなり「栃木にいちご狩りに行こう」と思い付き、実際に実行したばかり。
流石にこんな旅行を何度も繰り返せるほど財力はないので、今回は手近な場所をフラフラしてお茶を濁しつつ、女房に昼寝タイムをプレゼントしようと思い立った。
今回思いついたのは、自宅がある両国から北上し、まず浅草を目指す。その後、さらに北上して南千住辺りまで行き、適当に遊び、隅田川を渡って帰って来るというコース。
これなら途中でかかるお金は飯代くらいのものだし、密も避けられるし、川あり公園あり下町ありで退屈もしないだろう。
という訳で、まず訪れたのは浅草の洋食レストラン。ここは以前紹介した森下のハンバーグのお店『モンブラン』の本店である。
人気の森下店と比べて、さらに大人気の行列店なのだが、時間が早かった事もあって通りかかった時に空席が目立っていた。
「浅草モンブランにすんなり入れるじゃん!こんな機会なかなかないじゃん!」と入店を決意。
だがしかし、ママチャリを停めて、チャイルドシートから息子を下ろして……なんて支度をし、ふっと店の方を振り返った時には店内は満席に。さらには待ち客が列んでいた。
ウソだろおい。ほんの数秒の間に何があったんだ。
一瞬「列ぶくらいなら他に行くか」とも考えたが、息子はすでに頭がハンバーグでいっぱいになっており「ボクきょうは和風にしちゃおうかな!」と大はしゃぎ。
とてもじゃないが今さら予定変更とも行かず、仕方なく数分列んで入店。密を回避しつつという前提がさっそく崩れてしまった。
浅草モンブランは老舗の有名店だけあり、店内は浅草芸人を中心としてサインでいっぱい。ナイツ辺りなら芸能人音痴の私でも分かるが、中には「どちらさま?」と言いたくなるような見知らぬ爺さん2人組が作り笑顔を浮かべている色紙もあり、「これぞ浅草だ」と複雑な気分になる。
さて、浅草モンブランは森下店と比ると、値段は殆ど変わらないのにメニュー数は多く、例えば名物の1,000円ビールセットの選べるオツマミも選択肢が倍くらいある。
とはいえ、出来る親であるオレ様は、こういう時でも息子ファーストなので、息子が食べたがった唐揚げとポテトフライを選んでやった。
息子の誕生以降、どんどん自分から "我" がなくなっている気がする。
ハンバーグが来るまで唐揚げとフライドポテトでビールをがぶ飲みするぜ!
森下店と同様に、この店も「セットのオツマミ」にも関わらず、殆ど1人前の量が出て来るというトンチキっぷり。仮にビールが500円として、唐揚げとポテトは250円ずつという計算になる。
そうこうしている内に、まずは息子が選んだ和風ハンバーグが到着。なんでも前に森下の店で女房が食べているのを少し分けて貰って、とても美味しかったらしい。
もうそういうのちゃんと覚える年齢になったんだなあ……。
こちらはちょっとピリ辛トマトソースのメキシカン。
お肉がギュっと詰まった、とても美味しいハンバーグなのだが、こっそり付け合せのパスタが平打ち麺だったり、細かい部分でもセンスが光っている。
息子は欲望を満たすためならば努力を惜しまない性格で、何年か前にはどうしても大好きなお蕎麦を自由に食べたくて箸の使い方をアドリブで身に付けたという才能の持ち主。今回もどうしても自分の自由にハンバーグを喰らいたくて、まだロクに教えてもいないナイフとフォークを自分なりに工夫して使いこなしていた。
子供のこういうところってすごい。
[店名] モンブラン 浅草店
[住所] 東京都台東区 浅草1-8-6(雷門の前の通り沿い)
[TEL] 03-5827-2771
[営業時間] 11:00~21:30
[定休日] 水曜(祝日の場合は翌日休み)
皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。