11/18展示中間発表

○授業内容

展示グループで案出し＆スライド作成

中間発表

○感想＆発見

グループで宿題にしていた証明写真の「笑顔や嫌そうな顔などの表情を引き出すための仕掛け」とASMRの「音」の案を並べて、話し合いながら多数決で絞っていきました。「これもいいなぁ。あれもいいなぁ。」とたくさん出たアイデアの中から絞っていくという作業が楽しかったです！

ASMRを使う展示アイデアは、「マイナスだと思い込んでいる物事にもプラスの面はあるのではないか」という考えから、「見え方を変える」をコンセプトに音と映像を使った企画を進めています。今のところ、初めは美しい音を流してから、その音の正体を映し出そうかという話になっているのですが、どんな感じになるのか一度作ってみよう！ということでASMRの音とその映像を早速録音＆撮影してみました。

決して綺麗ではない動作からどれだけ美しい音を発することができるかが重要なポイントです。

試しにやってみたのは「水を吐き出す音」です。実践内容は「トイレの洗面器に口に含んだ水を吐き出す」です。何度か水を吐き出しているうちに水を少しずつ吐き出すのと一気にドバッと吐き出すのでは発する音が全然違うということに気づきました。やってみるまでは、前者の方が美しい音が出るのではないかと思っていたのですがほとんど音はせず、後者の方が「ポチュァン♪」というまるで木の葉から雫が池に落ちるような美しい音が鳴りました！洗面器のどの部分をめがけて水を吐き出すのかで、鳴る音が全然違うということに気づいてからも、何度も口に水を含んでは吐き出すという作業を行いました。誰かがトイレに入ってきたら本当に引かれるだろうなぁと少しドキドキしながら鏡の前にスマホを立て掛けて腰を曲げながら何度も水を吐き出していました。

「水を吐き出す音」の満足する音がとれた！さて、帰ってみんなに聞いてもらおう！と思ったその時、うんこをしたくなったのでトイレの個室に駆け込みました。座ってしばらくして「うんこが落ちる音」という案が出たことを思い出した私は、これは今私が録音しなければ！という使命感にかられました。急いでビデオでその音を録音したのですが、結構素敵な音を録音することができたのでとても嬉しい気持ちになりました。

早くみんなに聞かせて感想を聞きたい！と思いながら教室に戻り、金子さんと熊谷さんと辻本さんに聞いてもらいました。すると、思っていたよりも反応が良くて、みんな笑顔で「めちゃいいやん！うんこの音までとってくるなんてお前すげえな！」ととても褒めてくれました。頑張ったかいがありました。

そして、中間発表でみんなに雰囲気を伝えるために音と映像を使って1個動画を作って発表してみようという話になり、「水を吐き出す音」の動作をしている動画を撮りに辻本さんと大学の裏山に行きました。どこに立てば綺麗な森にいるように見えるのかいろいろ試して撮影しました。

中間発表を通して、ASMRの企画がいいのではないかというコメントを頂いたということもあり、ASMRで進めることになりました。

今回、音と映像を実験的に撮影してみて、案外簡単に出せると思っていた音でも工夫が必要だということに気づきました。まだ、どんな展示にするのか、何個音を使うのかなど、決めなければいけないことが沢山ありますが実験しながら楽しく四人で作業できたらいいなと思います。