その庭草、有毒につき?(草食日記)
身近に食べられる草があるよと、宣伝しておりますが、
勿論食べてはいけない草も身近に生えているわけです。
うちの庭に生えてる、食べたらいかん草
ヒメウズ(姫烏頭)
のご紹介です。
細くひょろ長い赤茶の茎に、三つ葉にさらに三つまたの切れ込みが入っていて、白い小さな花がうなだれて咲く、おとなしそうな花です。
根が根塊(いもっぽい塊)なんですが、それが有毒らしいです。
烏頭(うず)がトリカブトの意味だそうで、「トリカブトってきいたら殺人事件」な世代の私から見ると、
「庭にトリカブトの仲間?!」と一瞬青ざめます。
でも、どんくらい有毒なのかは、ネット情報だけでは私には判別できません。
利害
漢方では「天葵」と呼び、全草を解熱・利尿に用いる[2]日本では、木村(1991)に薬用との記述があり、根を中風や疥癬などに用いるとある。しかし多くの薬草図鑑や薬用植物図鑑には記載がない。伊沢(1966)にはこの種に関する記述があるが、薬用部を塊茎としながらも、成分未詳・漢方では使わない・西洋医学では未開発・民間療法も耳にしない、となっている。また、「有毒とされるが未詳」とも書かれている。プロトアネモニンという有毒物質を含むため、基本的に食用にはできない。wikipediaより引用
そんなにいうほど毒ないって書いてあったりもするし。上記の引用見ても、けっきょくどっちなん?て感じですよね。
トンボ釣りにつかうという記述もあるのでおそらく地上部を摘むくらいならなんでもないと思います。私は今のところ素手でなにかさわりが起こったことはありません。
(個人差があると思いますので、自己責任でお願いします)
とりあえず、食べません。どこの部分も。
こんな風に食べられるエンドウの仲間の草と混在しています。
これは私の好きなカキドオシの葉と、ドクダミの葉と混在してます。
ヒメウズは日陰や半日影が好きみたいです。
しかしこんな風に混じると、摘むときは神経使うので、
小さな子どもには任せられません。
草を食べるというのは、正直リスクがあるので知識が必要です。
周りの大人が一緒に食べていい草、食べられない草をわきまえていないと、
子どもだけでは危険を伴うことを、私も忘れてはいけません。
私は絶対大丈夫な草しか食べません。
身近に咲いてる美しい水仙だってすずらんだって全草有毒です。
大人が誤って毒のある山野草を摘んで食べて中毒で亡くなることも毎年起こっているのです。
これはハコベにドクダミ。食べられる草です。
ドクダミは名前と匂いで誤解されやすいですが、毒があるわけではありません。国によっては生食するそうです。
逆に十薬(ジュウヤク)といい、薬の側面が強い草です。
土中のカリウムを吸収する性質の強い草、つまり草にカリウムを多く含んでいます。
(土中の放射性セシウム濃度が高い地域は飲食利用は注意したほうがいいかも。すみっこが好きな草なので)
上の写真の紫の花はカキドオシの花です。丸くてかわいい葉っぱをつけて地面に茎をほふくしてのばす草です。
ぴかぴかしている草は春の七草のひとつ、旧名ほとけのざ(コオニタビラコ)です。
どちらも、食べられます。
この長い茎に小さな黄色い花をいくつかつける草がコオニタビラコです。
きっとみなさんの身近にたくさん生えています。
姫烏頭、全部抜いちゃおうかと試みたこともありますが、
意外にたくましく、今はほぼ放置です。
食べられる草も、食べられない草も一緒に生きているということを
忘れないためのいい環境なのかなと、今は思っています。
誤食には十分気をつけて、正しい知識を共有していきたいと思います。
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