春になり、新しい園児さんも加わっての初めてのおはなし会を行ってきました。驚いたことに、園児さんも先生もいっぱい! 緊張します。 オープニングのくまさん人形の登場に園児さんの視線が集まります。 最初の絵本『くだものころん』は先生の声掛けもあり、知っている果物の名前を言う園児さんもいました。 紙芝居の『いもむしころころ』は準備の段階から興味を示していた園児さんもいて、よく見てくれました。 所々に入れた手遊びも一生懸命手を動かしてくれます。ジャンケンは難しいかなと思いましたが、チョ
2024年3月7日、昭島市民図書館で「おはなし会ボランティア スキルアップ講座」の講師を務めさせていただきました。 前半はおはなし会における絵本の選び方、プログラムの組み方などをお話して、後半は参加者の皆様が選んだ絵本を実際に読み聞かせをしていただき、皆様の意見を聞きながらアドバイスをしました。大勢の参加者の中、時間の関係で5名の方にしか行っていただけませんでしたが、皆様の選んだ絵本が多彩で私も大変勉強になりました。参加者の皆様はふだんからおはなし会を行っていらっしゃる方が多
2023年春に始まった都内の保育園(0~2歳児)でのおはなし会も、この2月28日の会で今年度最後となりました。この日は多くの園児さんが参加してくださり、とてもにぎやかでした。1年を振り返ると、園児さんたちの成長には驚かされるものがありました。お話もしっかり聞けるようになり、何より楽しんでいるのが伝わってきます。 手遊びも一緒に頑張って手を動かしてくれたほか、紙芝居の乗り物あてでは積極的に声を出して答えてくれました。乗り物がたくさん出てきた場面では見入ってしまい、おしまいには名
2024年1月27日、東京の東久留米市立ひばりが丘図書館で講演をさせていただきました。 参加された皆様は読み聞かせを実践していらっしゃるボランティアの方や子育て中の親御さんで、とても熱心で、紹介した絵本もご存知の作品が多かったようです。質問では「怖いお話を保育園で聞いて帰ってきた子どもさんが怖がっているのをどうケアしたらよいか」「淡々と読むのと声色を使うなど感情的に読むのとどちらが良いか」がありました。参加された皆様のこれからの読み聞かせに今日の話が生かせていただけたら嬉しい
2023年10月26日(木)10:00から、東京都多摩市にある「子ども家庭支援センター」で、多摩市ファミリー・サポート・センター様が主催する「子どもと絵本の世界を楽しもう」と題する勉強会を行いました。同勉強会では、最近の絵本事情、読み聞かせのポイント、年齢に応じた絵本、絵本選びの大切さについてお話をさせていただいた後、実際に絵本を手に取って読み聞かせをしていただくワークショップを行いました。 ファミリーサポートセンターの提供会員様のほかに大勢の職員さんが加わり、熱心に読み聞
4月1日、東京稲城市にある普門庵で読み聞かせをさせていただきました。当日は墨絵と絵手紙の画家である大西邦子さんの展示会。その中で30分ほどお時間をいただき、絵本や紙芝居を読ませていただきました。 ウグイスのさえずりと暖かな陽気につられてうとうとする方もちらほら。 場を設けてくださったご住職や大西さん、スタッフの方々、聞いてくださった皆様に感謝です。
小学校低学年の子どもたちに『なんげえはなしっこしかへがな』(北 彰介/文 太田大八/絵 BL出版)を読み聞かせしました。果てなし話が七話、津軽弁で書かれている昔話集です。つたない津軽弁で語らせていただきました。 話を分かってくれるかしら?途中で飽きないかしら?などと始める前は思っていたのですが、いつも言葉尻を捕らえて冷やかす子も真剣に聞き入っています。これは意外! 何万もいる子がっぱが親がっぱの後に続き川に飛び込む様子を語った話では、最後に八年と八十八日かかったで終わって
2023年3月12日、稲城市の城山体験学習館で行われた「いなぎICカレッジ」の発表会で、読み聞かせ実践講座の受講生さんたちが読み聞かせを行いました。新型コロナの影響で長らく実現できませんでしたが、みなさんが楽しく演じる姿を見て感無量です。また、お越しいただいた皆さまや開催していただいた関係者の皆さまにも感謝いたします。 みなさん、イキイキしていて楽しそうでした。 2023年度上期の講座は4月8日からです。今度は13名の受講生さまがお見えになります。
4月に緊急事態宣言により中止となった板橋区立東板橋図書館での『紙芝居講座』が12月4日(土)に改めて行われました。 参加者はボランティアで活躍されていらっしゃる方たちで、私の話す言葉を一言も漏らすまいと真剣にメモを取られている姿が見られました。初めは少し緊張されていた方も、私が演じて説明する紙芝居に笑い声を上げてくださるようになり、そのおかげで和やかな雰囲気で進められました。 休み時間も皆さんの質問は途切れることなく、その真面目な姿勢に頭が下がる思いです。2名の方の実演の後、
安曇野の絵本美術館 森のおうちで開催されている「町田尚子の猫だらけ絵本原画展」に行ってきました。『ネコズメのよる』『なまえのないねこ』『ねことねこ』の3作品。どれも猫を知り尽くしていると息をのむ絵になっています。『ネコズメのよる』では月の光で輝きが変わる猫たちの眼にあっと驚かされました。『なまえのないねこ』の自分の名前を探すけなげさ、その表情に心動かされ、『ねことねこ』では個性あふれる猫たちの違いを探しながら、ラストは「みんなかわいい」で締めくくるところが愛猫家の町田尚子氏な
11月26日、清里にある黒井健 絵本ハウスに行ってきました。12月から3月の冬の間は休館になるので駆け込みました。11月と言っても建物の裏手そびえる八ヶ岳は、赤岳を中心に真っ白。雪も舞い、朝には湖も凍り、もう冬でした。 さて、展示していたのは、この10月に出版された黒井健さんの『まっくろ』の原画でした。黒井健さんと言えば『ころわん』や風景画が有名ですが、『まっくろ』はまったく違う作風でした。 『まっくろ』は、「子供から、想像力を奪わないでください」というメッセージとともに20
岡本よしろう絵本原画展『パンダのパンやさん』に行ってきました。 作者の岡本よしろう氏がいらっしゃっていて、原画一つ一つをくわしく説明してくださるので楽しさ倍増。上野界隈に実在する飲食店や名所を題材にしているそうで、「パンダのパンやさん下町グルメマップ」もいただいてきました。『パンダのパンやさんの歌』(岡本よしろう氏作)もいらしていたお客様みんなで聞き、絵描き歌も見せていただきました。最新作の紙芝居の実演もあり、盛りだくさんな原画展。でも何と言っても、岡本よしろうファンとしては
「まるごと馬場のぼる展 描いた つくった 楽しんだニャゴ!」に行ってきました。子どもを連れた家族連れが多かったですが、大人の姿も案外多く会場は満員でした。親子連れの方たちは「11ぴきのねこシリーズ」に、親子で歓喜している姿が見られました。「11ぴきのねこ」は1967年刊行ですから、50年以上も子どもたちに支持され続けていることに感動です。児童漫画家としてスタートした馬場氏ですが、大人向けの漫画雑誌に風刺漫画を描いていた時代もあり、その後徐々に絵本の世界に活動の場を移していった
いなぎICカレッジの「読み聞かせ実践講座」第5回は、紙芝居実演の2回目。「小学生から大人の方に向けた紙芝居」を選んできていただきました。 昔話が4作品と多かったのですが、皆さん共通して難しいとおっしゃっていたのは、せりふの声の使い分けのようでした。私は無理に声を作る声色は必要ありませんと言っていますが、登場人物の性別、年齢、性格を理解して声を決めるのは本当に難しいと思います。 また抜き方も工夫が必要で、この奥が深い紙芝居を2回の講座だけで終わらせるのは難しかったと思います。幸
いなぎICカレッジの「読み聞かせ実践講座」第4回は、「子どもたちと楽しみたい紙芝居の実演」でした。 皆さん、とても慣れていらっしゃって驚きました。歌を歌いながら演じてくださる方がいたり、電車の音を上手に表現したり、昔話をじっくり聞かせてくださったりと、とても楽しませていただきました。細かい注意点はアドバイスしましたが、何より皆さんが選んだ作品をとても気に入っていらして、丁寧に演じていただけたのが良かったです。 来月は「小学生から大人の方までと楽しみたい紙芝居の実演」です。どん
5月8日のいなぎICカレッジの『読み聞かせ実践講座』(第2回)はお好きな絵本を持ち寄っての読み聞かせでした。 皆さんに読み聞かせしていただこうと予定していたのですが、「絵本を選んだ理由をお話してください」と言うととても詳しく話してくださり、思った以上に時間がかかってしまいました。時間配分の難しさを改めて実感しました。一方で好きな絵本への思いの熱さを知ることもできました。今後も皆さんに満足していただける講座になるよう、今日の反省を生かし、計画的に実施していきたいと思います。6月