見出し画像

自愛について。

愛というものの認識は私にとっては
『ありのままを認めること』であり、
短所も長所も大切にできる気持ちだと思ってます
それは自分に向けるものも
他者に向けるものも同じです。
自分の全てを受け入れ、大切に思う気持ち
他者の全てを受け入れ、大切に思う気持ちが
愛なのではないかなぁと私は考えています。


この自愛というのはとっても大切な感情なのに
世の中には謙遜という言葉が根付いていて
自分を大切にすることに遠慮してしまう場面が多いと思いますが、

しっかり自分を大切にできない人
自分を信じられない人
自分のことを認め、愛せない人が
どこから自分の愛情を満たそうとするのかというと。。。それは
『他者』だと思います。

自愛という形で自分の中で愛情を循環できない人は、他者から愛を供給してもらうことで
カラダ中を巡らせている感じです

自分を満たすために他者が必要という状態だと
自分のことで精一杯なんです。
だから口では愛を語っていても
自分のことで精一杯で正直他者どころじゃない状態。他人の気持ちには無関心だったりします。

自分に目を向けるために
お試し行動をはじめとする
イラつきを見せたり
自分を傷つけてみたり
自分を愛して欲しいという心理は
子どものイヤイヤ期と似てる部分があると思います。

子どもの頃に自分の全てを認められていなくて
安全基地がなかった人間は
大人になっても自分の全てを認めることが困難で
完璧な自分や優れた自分という形を取る人や
人を傷つけることで目を向けようとする人
自分を傷つけることを行う人など
人によってやり方はさまざまですけど
それは自愛の歪みを他者に埋めてもらおうとしてるからかなぁと思います。

私自身も10代のころや20代前半は
この傾向がすごく強かったんです。
自分をとにかく好きになってもらいたかったし
わたしを好きだと言ってくれる人に自分を肯定してもらいたくてどっぷりと依存してましたしね。
自分を保つのに他者が必要な状態なので
今思い返しても
わたしは自分のことばかりで相手を1人の人間として尊重して、相手の意見を聞いたり、
相手を思いやるということ。
相手と自分の境界線もロクに引けてなかったなぁ。。と振り返ります。。

自分を愛していなくても
愛情は欲しいのでそういう形になるんだと思います。
自己肯定感マイナスですね。。。

人ってすごく不思議なんですけど、
自分を愛せない人って他者のことも愛せないんですよね。。
無意識下のことだとおもうんですけど、
本当に愛されてる気がしてくると
今度は失うのが怖くなって
相手のタイミングで失ってしまったら
自分が壊れてしまうから。。
自分のタイミングで壊しにいくんです。
自分を大切にできないということは
自分が愛されるに値する人間ではないと
深層心理でそう思い込んでいるということらしくて、
自分を大切に想ってくれる人、
愛してくれる人が目の前に現れても
その気持ちを受け取ることができずに
突き放してしまって、
自分から相手を手放したとしても
『ほら。自分は愛されない』。。
『そうなるとおもった』。。
みたいな心理になるらしくて、
この考え方は本当に興味深いです。
自分であれこれ仕掛けて壊しておきながら、
どこか被害者意識があり、
自分の問題として受け取っておらず、
不安を自ら現実にしてしまうんですよね。
思い込みを現実にしてしまうんですけど、
すごい心理だなぁって思います。

これをね?どうやって受け取れる自分にしていくか。。って考えるだけでも
全然違うと思うんです。
うまくできるとかできないとかではなく
知識として持っておくだけでも、
全然違うと思います。


そしたら少しずつでも自分を肯定していく。。
素敵な自分を見つけたら素敵だと素直に感じて、
嫌な自分に出会ったらドンマイ、仕方ない。
次はこうしよう。みたいに
白の自分、黒の自分の両面を丸ごと
認めていくことがイコール自愛なので。

自分には長所も短所もある。これが認められると、他者にも長所も短所もあるのが当たり前となり、思い通りにならないことを責めたり、
自分でもわからないような怒りを感じたり
感情の突起が激しくなるようなことが少なくなると思うんです。

案外人間っていうのは
自分の気持ちに鈍感だし
自分のことを知らないし
自分に無頓着だから

都合の悪いこと、受け入れられないことを
他者に依存したり、他者に投影したりしながら
バランスを取ってるみたいなんですけど。

それをね?
自分の気持ちは自分に返していく。
自分の感情は自分がしっかり感じていく。
その感情がたとえ嬉しいものじゃなくても
しっかりと感じることで自分の中で受け止めていく。

白も黒も。
マルもバツも。
まるごとの自分をこれでいいと思えることが
自分を愛せるということで
また、他者のことも愛せる人間になっている
ということかなぁと解釈してます。

自己肯定感を上げるってことは
自分を認め、愛していくということですかね。


親からは条件付きの愛を受け継いで
愛がなにかもわからないのに
それが欲しくて飢えた状態の若い頃の私。
そんな私に、神様は子どもたちを与えてくれて
その子どもたちは、
私が私を大切にすることを誰よりも望んでくれていたことに気がつけたことが
今日の私を毎日幸せにしてくれてると思ってます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?