
パチは超射幸の時代に
7年位前になりますが、一般入賞口ガン締め問題を発端に、釘チェックシートなるものの出現や、所轄への釘曲げ通報など一時カオスと化したパチンコ業界。
それ以降もギャンブル依存症問題と相まって世論の風当たりが強くなり、出玉の制限と共に遊技人口の減少が加速し、お店の数が激減していきました。
しかし「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と言わんばかりに、今や超高射幸のパチンコ、パチスロが数多く発売され、ホールは鉄火場と化しております。
特にパチンコの射幸傾向は顕著です。実質1/399確率の台だと、一度STに入れば2,400球~3,000球の出玉が80%以上で継続します。等価であれば、3,000球は12,000円。それが80%で次から次へと当たるのです(実際はそんなに継続しないど…)。運よく続けば、一撃1時間で50,000発(等価で200,000円)は普通に起こります。
それを「パチンコは適度に楽しむ遊びです」なんて言えるのでしょうか。7年位前の大騒ぎは、いったい何だったのでしょうかね。
「出玉すげ~」ですが、当然出玉以上に飲み込みます。それもそのはず。遊技台代金、建物建築費、地代、人件費、電気代、利益…。ホールは、全部プレイヤーからしか徴収はできませんから。
パチの還元率は80%~85%といわれていて、宝くじや各種公共ギャンブルと比べても優秀です。でもそんな還元されている実感は無いんですよね。やっぱり、専業がかっぱぐ裏に、趣味打ち客の犠牲があるのでしょうか。
2025年のパチンコ、パチスロの新台機種数は、1月現在で分かっているだけで63機種にのぼります。機歴販売等悪習が残る業界で、ホールは鳥かごの鳥。いらない台も買わざるを得ません。
このまま一撃高射幸と高交換率が続けば、4パチ1,000円5回転デフォの時代はすぐそこでしょう。「デカヘソ」なるパチンコも登場していますが、等価を法で禁止しない限り、きっと同じでしょうね 草。