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ヤバイ不動産投資

購入すべき物件を間違えなければ「ほぼ成功」と言われている不動産投資ですが、世はそんなに甘くはありません。

不動産は投資用でも実需(自分が住む)用であっても価格は自由です。もちろん相場があるので、高い方に乖離していれば売れませんし、低い方だと瞬間蒸発します。

投資用は自分では住まないので、多岐に渡る目利きが極めて重要です(自宅なら好きな物件で良いと思います)。またその組み合わせから成るバランスも重要です。

物件価格と年額家賃共益費で表面利回りが算出できますが、表面利回りが高いからといってお買い得とは限りません。高い場合で考えられるの懸念は、「再建築不可」「告知物件」「家賃が相場より高い」等々です。これはもっとも簡単な一例ですが、見るべき項目は多数あります。

「物件を間違えなければ成功」の裏返しは、激しく間違えると人生を棒に振る可能性があるのが不動産投資です。「高掴み」はその最たるものです。名の通り、相場より著しく高く買ってしまう事です。

高掴みの代表格とてあげられるのが「ワンルーム系」。ワンルームは業者紹介だと相場より激高で販売されている場合が多く(仲介なら相場近辺が多い)、売却に多額の手出しを要します。それに加えてサブリース付きであったら、詰みのレベルです(買い叩かれる可能性大)。

そんなワンルーム系ですが、それに接する危険は日常に潜んでいます。それはSNS広告です。今のSNS広告は無法地帯で、儲け話と色恋にあふれています。

「面談したらアマゾフプレゼント」で引き寄せて、中の中位所得者(年収700万円以上)の初心者を一本釣りするスキームが横行しています。将来の不安をあおり、初期費用ゼロと資産性をアピールして、家賃という副収入でトドメを刺す。

しかし家賃はあくまで収入であって、実際には運営維持費が上回り、手出しが発生。空室時は機会損失で収入減になり、原状回復費や募集費がかかる。突発的な設備故障で大枚が飛ぶ。毎年、固定資産税も払う。手出しに疲れて売却しようにもサブリースで叩かれ、結果抵当権抹消には現金で穴埋めが必要となり、無ければ売る事もできずにドツボ。

これが「業者が持ってくる高掴みサブリース付きワンルーム」の末路です。少し誇張はしましたが、見ず知らずにやってくる儲け話の現実です。「中の上位所得者」が狙い撃ちされる理由は適正属性以外にも、不動産投資の失敗を周りの人に話せないプライド、さえも計算さてるいるのではないかと思います。「STOP!!高掴み不動産購入!!」



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