トランクルーム投資のお話
トランクルームとは、お部屋やお家にしまいきれない荷物や季節ものの品物を預けることのできる場所(お店)です。月極貸し年極貸しの物置です。
トランクルームは多種多様です。ロードサイドにはコンテナ型がよく見られます。コンテナ1つを1契約者に貸し出すスタイルで、コンテナの広さにもよりますが、大容量タイプです。コンテナを置くための比較的大きな土地が必要です。投資金額も〇千万単位で大きいです。
都会ではパテーション型が主です。ビル1棟すべてがトランクルームであったり、テナントの1室であったりしますが、中はパテーションで区切られて鍵付きのドアがついており、1区画ごとに契約します。コンテナに比べればスペースは狭いですが、用途により広さは様々です。投資金額は〇百万円が多いです。
トランクルーム投資とは、コンテナ型だとその敷地全てを、パテーション型だと規模により3~5区画ごとに投資することになります。私が投資しているトランクルームは、東京都文京区と東京都中野区にあります。ほとんど同時に購入し、約2年間運用しています。
私のトランクルーム投資目的は、青色申告特別控除対策です。税務署に確認済みですが、この2契約が2室と見做され、アパートの8室と合わせて形式的に事業規模になります。この効果は大きく、トランクルームがなければ、10万円以上の納税が発生してしまう可能性があります(事業規模の判定は法ではなく事実と見解に基づきますから10室が絶対条件ではありません)。
といってもトランクルームの投資金額は決して安くはないので、トランクルーム事態も儲からないとトータルでは損してしまいます。開店当初はなかなか埋まらず途方に暮れていました。「やっちまったな~」って感じです。
トランクルームは完全に商売です。商売は浮き沈みがあり、アパート経営をはるかに超える不安定さがあります。場所や家賃(投資家が出資金額で按分して負担する)をかなり厳選して契約したつもりですが、商売であることを見落とし、見誤ってしまったと後悔しておりました。
しかし、最近は部屋稼働が高止まって安定し、売上稼働(フリーレント等を除いて実際にもらえるお金)も徐々に上がってかなり残るようになり、ちょっと胸をなでおろしています。運営会社の方との話ですが、最初からずっと赤字のお店もあるみたいです。そうなると、投資資金を回収する以前に、毎月の按分家賃や運営費を手出しする事となり、考えただけでも恐ろしいです。
私は別の目的があったので、投資資金を長期(15年以上)でもあっても回収できれば問題はないですが、単に儲けようと思って参入するのは危険です。マーケティング調査はなされますが、はっきり言って開店してみないと分かりません。今改めて冷静に考えると無謀でした。投資を考えている方は、ぜひご熟慮くださいませ。
…おことわり…
納税はほぼほぼ適正に。適用するしないは自己責任で。分からない場合は税理士等のプロに聞きましょう。この章は筆者の感想で税務のアドバイスや指南ではありません。
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