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CICクレジットガイダンス
今、超絶旬のCIC(割賦販売法および貸金業法に基づく指定信用情報機関)クレジットガイダンス。やってみました。
CICとは、簡単に言えば「借金情報登録機関」です。日本には他にJICCなどがあります。どれが優位とかは分かりません。
消費者金融やクレジットカード、住宅ローンや事業用資金などの金融機関借入はもとより、SNS後払い、スマホの割賦販売も契約ごとに登録されているらしいです(同じクレジットブランドでもカードごとに記録がある)。
消費者が開示(情報を閲覧する)する機会はあまり無いかと思います。私も今まで開示したことはありません。消費者が開示するシチュエーションは、ローンが通らない、カードが作れない際の確認くらいしかありません。
業者の場合は、契約申し込みや審査の度に使われています。貸す側も返さない人、滞納する人には貸したくないでしょうから当然ですね。
初めて開示して驚いたのは「メルペイ後払い」が登録されていた事です。よく住宅ローンが通らない理由に、少額借入プラットホームの滞納情報などが参照されていると聞きますが、まさにこれかなぁと思いました。
金額が少ないのに滞納…であれば、住宅ローンのような高額融資はできないという判断になるのは普通でしょう。金額の大小は関係なく「借金」には変わりありませんから。高額スマホの分割販売は、月々サポートのような補助があっても本質は割賦なので、きっと登録されているでしょう。
ここまでは従前の内容ですが、今回の話題、2024年11月26日からCICが「クレジットガイダンス」の提供を開始しました。中国やアメリカではすでに実施されており、数値に応じて特典などもあるようです。
開示請求は簡単で、ネット経由だと500円でお手軽です。手続きするとPDFで確認する事ができます。本人確認はクレジットカードや通信キャリアの契約情報を照会するようで、運転免許証などの本人確認書類は不要です。
クレジットガイダンススコアは、200~800の数値で示されます。取引事実を基に算出されるので、属性(勤務先や年収等)は加味されてはいません。よって、クレジットカードや各種借入が無い人はスコアが表示されません。
当方の開示内容ですが、クレジットカード毎とメルペイ、アパートローンと住宅ローンの各信用情報の記載がありました。滞納したことは無いので、毎月の入金情報は「$」と「-」のみです(「-]は契約当初で取引がない場合と、解約後に情報保管期間までの表示が主で、請求も入金もない月)。
そして、クレジットガイダンスのスコア(指数)は「611」。正直これが良いのか悪いのか。10月時点のCIC内統計によると、6段階レンジで4番目でその中の上位。全体では「中の中」ってところでしょうか。一応、算出理由も表示されます。
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実際にしてみて、クレジットガイダンスは興味本位で確認してみるのもアリですが、信用情報開示は「一度開示してみたほうが良い」と思いました。