モノと情報に溢れる世の中で。
私は現在住宅会社の営業をしている。
お客さんに家を、暮らしを、環境を売っている。
私の会社は地域に特化した家づくりをしているので、
こんなコンセプトだ。
最近、
どんな家にしたいですか?とお客さんに問うと
あったかい家、リビングが広い家、耐震がしっかりしている家、、、
といった答えが返ってくる。妥当である。
でも、この質問って考え出したらキリがないし、優先度もイマイチわからない。
悩むお客さんを見て、いろいろメンバーと考えていた。
そもそも、“お客さんが満足して家を買える”ためには、
なにから考えたらいいんだろう。と原点に戻り
私たちがたどり着いたのは、なんのために家を建てるのか。だった。
“なんのために家を建てるのか”というお家づくりの本質。
そこを一緒に考える機会をお客さんに提供して、
そのあと、誰のために家を建てたい?
そこでどんな暮らしをしたい?
そんな感じで深掘りながら、一緒に理想の暮らしを考えていく。
その先に
やっと、じゃあどんな家がよいのだろう?とモノの話に繋がる。
素材、性能、デザイン、金額、その他諸々…
住宅メーカーってたくさんあるけど、
みんなそれぞれのモノ(家)を売っていて
その中で自分たちの理想に叶いそうなモノ(家)に決める。
これが一番理想的なモノ(家)の選び方なのかなあ
と最近は思う。
モノの検討をする前にある“本質”に
お客さん自身が気付き、考えること。
“なんのために(why)”が大事だと学んだ。
“なんのために(why)”の問いは、
なかなかお客さんからも答えがすぐ出ない。自分がお客さんだったとしても。
でも考えること、にすごく意味があると思う。
その先で、幸せそうに暮らしているお客さんがたくさんいる。
表面的なものではなく、心から幸せそうな。
私たち営業マンも
モノを売ることが全てではない。
お客さんのことを思ったら、
そういう機会を提供することが大切で
心に置いておくべきこと、なんだと思いました。
家に限らず、モノを買うとき、
何から考えたら良いかわからなくなる。
この世の中には、モノや情報が溢れすぎているから。
この世の中で上手く生きていくには、
情報にとらわれず、“なんのために(why)”を
まずは自分で、自分たちで考えること。
そんな会社での話。
気づきをくれた、この働く環境に感謝。
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