3/27 寂しい、わくわく🌸
今日は春だった。
朝起きたら、光が青くてピンクだった。
いつもの通勤の道に、お気に入りの桜の木がある。
まだ緑色の小さな蕾がぷっくりとしていた。
家から出た瞬間
電車で隣り合った人
地下鉄から出た瞬間
何かにすれ違うたびに変わるもの
匂い。
匂いが変わる度に、自分が生きていること。
誰かが違う世界軸で生きている気がした。
私以外の全員が、水たまりに映る世界、ビルに反射する世界で生きている気がした。
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ランチ、同じ部署の先輩と5人で定食を食べに行った。
私はサバの味噌煮定食、とんでもなく美味しかった。
1番上の先輩が、いつの間にか先にレジに行っていて「ごめん、ここ現金だけみたい…」としょんぼりして帰ってきた。
2番目に上の先輩が「さっきまではかっこよかったのにな~」とみんなでほのぼの笑う。
結局お二人が奢ってくださった。
ランチの帰り道、え?ここに桜なんてある!?って場所に桜らしきものを見つけた。
5人で寄り道して、ただ桜の木に近づいて「綺麗だね」としばらく立ち止まった。あまりに良い時間だった。
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夜、今日は部署の歓迎会だった。
5月から違う部署になる私にとって、もうラストの部の飲み会。飲み会が好きになれたのは、この部署のおかげ。私はこの部署の人が大好きだ。
業務内容が違ったら、ずっとこの部署にいたいくらい、皆さんが大好きだ。
いじられて嬉しそうな部長。
猫とお子さんの雑談が好きな課長。
健康話で盛り上がったり、よくツボにはまるほど爆笑したりするOJT担当。
言葉遣いが丁寧すぎるチームの先輩。
本社自販機のあったか~いがもう無くなっていたことを、一大トピックのように話す一番仲の良い先輩。
道を譲りあいっこでしばらく止まっちゃうほど気遣いで、いつもポジティブで、負けず嫌いな同期。
本当にたくさん、たっくさんのことを学ばせてもらった。
ボロボロになって泣いたり笑ったり、本当に新人らしい一年目だった。
皆さんの些細なひと言が、どうにも全て嬉しかった。
彼ら彼女らにとって、何気ない言葉が刺さることもあって、社会人としても人間としても勉強になった。
何より仕事に向かう姿勢が、一人こぼさず全員素敵だった。
何歳になっても、一生懸命に仕事する。プライベートでも自己研鑽は怠らない。言葉遣い、態度…マナーは武器である。雑談力。
こんな風になりたいという先輩に囲まれていた。
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桜の季節。春。
3月の送迎会、4月の歓迎会。
別れがあって次の出会いがある。循環は何度もあるけど、何度やっても慣れない。寂しいのは寂しいし、わくわくはわくわく。
今は別れのほうが辛いけど、出会いがあった証拠。
それだけ愛を紡いできた証拠。
ありがとう。
社会人は忙しくて、浸る余裕がいずれなくなるのかもしれない。
でも、ずっと、循環の中で愛を忘れないようにしたい。
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