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2025年所信表明
新年を迎えて2025年意気込みを書きたいと思います。
本当は24年末にふりかえりとして出すはずでしたが、クリスマスイブからコロナを患ってしまい年末年始は寝込んでしまってました…
24年のふりかえり
初めてだらけのCTO1年目を終えて
現職である株式会社HataLuck and Personにて、2024年1月より執行役員CTOを拝命し、プロダクトおよび技術組織の成功に向けて尽力しております。
スタートアップの立ち上げ期に入社した経験は2社あり、いずれも経営に近い立場でエンジニアリングに従事してきました。しかし、経営レイヤーとして執行するのは今回が初めてであり、また、ある程度会社文化やシステムが構築された企業に入社することも初めての経験でした。そのため、想像以上に立ち上がりに苦労した点も多々ありました。
プロダクト、技術基盤、開発組織の3つの方針を同時に決める必要があり、優先順位を明確に絞れなかった結果、物事が中途半端になってしまう局面もありました。そうした中、グローバル・ブレイン様のVUTチームの皆様にご協力いただき、伴走していただけたことは本当に助かりました。
プロダクトの伸びしろや技術課題をある程度把握できた段階で、開発として取り組むべき規模感を認識し、即座に採用を最優先事項として動きました。
正社員採用は初めての試みであり、さらにコロナ禍が明けたことで転職市場が大きく変化している中、採用の難しさを痛感しました。成果が見えにくい採用活動ではありましたが、私自身のキャリアに近いペルソナを持つ候補者と積極的に話すことで方向性が見え始め、徐々に採用に繋がっていきました。
結果として、現場を牽引してくれる心強い4名のエンジニアの採用に成功しました。私が意思決定した内容を理解し、一緒に走り切ってくれたメンバーには心から感謝しています。
課題感
ただし、プロダクト、技術基盤、開発組織の3つを同時に進めることには無理があったと反省しています。一人で全てを意思決定するフェーズではなかったこと、そして自分自身の過去の経験則に頼りすぎ、能力を過信していたことを痛感しています。事業を前に進めるためには、より良い意思決定ができたのではないかと振り返っています。
また、私自身の中では成功への道筋が見えていたものの、各プロジェクトに割ける時間が圧倒的に不足しており、メンバーに成功への具体的なビジョンを十分に示せていませんでした。その結果、全社的には開発が停滞しているような印象を与えてしまいました。
経営の通信簿として、サーベイフィードバックも半期に1度実施しており、その結果にも上記の数値が出ていました。
年始はサーベイフィードバックのふりかえりを行い、経営としてプロダクト・技術として達成するべきことをまとめました。
25年やっていきたいこと
エンジニアとしての視座を高めるため、メンバーに挑戦的な課題に取り組んでもらう育成機会を提供し、プロダクト開発を任せることで、よりスピード感のあるチームを実現できると考えています。幸いにも、会社やプロダクトビジョンに強く共感してくれるメンバーばかりで、技術経営を担う自分にとって非常に恵まれた環境だと感じています。
これまでの10数年にわたるソフトウェアエンジニアとしての経験を通じて、エンジニアリングを楽しめる環境の重要性を日々実感しています。
メンバー全員が働きがいを感じ、ワクワクするプロダクト開発を実現する環境を提供する
プロダクト・事業を推進するための技術やビジネススキルを向上させる育成を行う
この2点を必ずやり遂げたいと考えています。
会社もプロダクトも成長期にあり、自身の成長機会も数多く存在しています。このタイミングは、人生の中でも非常に濃密な時間を経験できる貴重な機会だと感じています。今年は、プロダクトや技術の魅力をさらに発信していきたいと思います。
おわりに
年始は体調が戻りまして、幕張メッセで行われたrockin'on sonicにも無事に参加できました。
自分の好きなバンドをいっぱい浴びていいスタートダッシュができそうです。