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【スキー】23-24シーズンの振返①
小雪に泣いた23-24シーズンが早くも終了かと思われた矢先、3月下旬の新潟ではハイシーズン並みの降雪が続いています。もう少しシーズンは伸びそうな気配ですが、ここで今シーズンの取り組みを少しずつ振り返ってみようと思います。
怪我に泣いた八方尾根
昨シーズン、長野県白馬村の八方尾根スキー場で開催された第60回全日本スキー技術選手権大会(通称「全日本技術選」)から挑戦は始まります。
ちなみに「技術選」というのは全日本スキー連盟が運営するスキーの総合技術を競う大会です。スキー級別検定1級以上を出場条件とし、各都道府県予選を突破した代表選手達が「全日本技術選」で日本一をかけた勝負に挑みます。
僕は2019年から「技術選」に挑戦しています。
2021年に「補欠」として甲信越予選を通過し、「全日本技術選」で前走を経験、その後1シーズン空けて、2023年が初めて「新潟県代表」として臨む「全日本技術選」でした。
気負って出場した初めての「全日本技術選」では、1種目目の2ターン目で転倒。スキーもストックも外れ、僕自身も身体が宙を舞いました。
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立ち上がった時にはその場に立っているのが精一杯で動くことができませんでした。
初めての全日本の挑戦はその2ターンで終了、そのままゲレンデを降りることとなりました。
麓の病院に直行し診察を受け、そのまま新潟へ帰郷。その後、最初に診てもらった医院で「MRIの必要なし」と言われ、しばらく様子をみていましたが回復が見込まれないことから異変を感じ、サードオピニオンとして訪れた医院で靭帯が切れていたことが発覚しました。
靭帯の再建は外科手術で繋げるしかないのですが、発覚したのが7月。そのタイミングで手術をすると冬のシーズンインに間に合わないと踏み、断念。
怪我を負ったままシーズンを迎える覚悟を決めました。
リベンジの舞台は北海道
まともな運動もできないまま時間は刻々と過ぎていきます。スキー自体ができるのか、出来たとしても技術選に出場するレベルまでスキーに取り組めるのか、不安を抱えながらも痛みそのものは少しずつ回復していきます。
そんな中、新しく迎えるシーズンの「全日本技術選」の会場が北海道と決まりました。
※全日本の大会会場は全国各地の持ち回りで決定しています。
僕の心配は怪我の回復に加え、北海道に向けて十分に活動できる環境づくりにシフトしていきました。
実績のない自分がまわりに応援してもらえる環境を自ら創り出さなければなりません。
既存の取り組みの延長では間に合わないことは確かです。何からやったら良いか悶々と頭を悩ませる日々が続きます。
きっかけは10月
そんな日々から抜け出す突破口がみえたのは2023年10月でした。所属している「須原スキー学校」から「魚沼スキー文化フォーラムが開催されるので参加してほしい」と要請がかかります。魚沼市内にある3つのスキー場がそれぞれの経営状況や取り組みについてプレゼンし市民とディスカッションを行うというものでした。
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ここには僕が籍をおいている「須原スキー場」も登壇されていました。
各社、大型の設備に係るメンテナンス費用の捻出など困窮する課題に直面するなか、特徴を出しながらできることを一つ一つ実践されておられます。
須原スキー場は市内では最も規模が大きいスキー場です。長年地元に愛され、僕自身も小学校のスキー授業や大会で毎シーズン訪れていました。
そんな須原スキー場からは役員のSさんが登壇されました。須原がご出身のSさんによる熱のこもったプレゼンは「須原は小さなスキー場です。やりたいことを持ち込めば案外通してもらえる…かもしれません。まずは相談してみてください」という趣旨の言葉で締められました。
僕はここでスイッチが入ってしまいました。
「身近に実践の場があったではないか」と。
僕の本職は企画職です。
すぐさま企画書をまとめてSさんにアポを取ります。
「先日のフォーラムでのプレゼンを聞いてぜひご一緒させていただきたいアイデアがあります。」
そう期間もひらかずにSさんから返信が届きます。
打ち合わせが決まりました。
続きは次号で
と、こんな歩みから、23-24シーズンが始まっていきます。暖冬によりシーズンインこそ遅れたものの、個人的には熱い冬が始まります。
次号では、その取り組みの初動から綴っていきたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
次号もよろしくお願い致します!