人の悪いところが目につくワケ
最近、一緒に仕事をしている人の悪いところばかりが目につくようになった。
その人は私にとっての師匠で、2年半ほど前に未経験の私を受け入れてくれた。
調べると、人は自分と同じぐらいのレベルの人だと安心してコミュニケーションがとれるらしい。
だから、自分より優れた相手だと、その人を自分のレベルに合わせようとして、無意識にその人の悪いところを見つけてしまうのだという。
なかなか情けない話ではある。
自分にはない能力を持っているから、その人に嫉妬してしまうのだろう。
そう考えると、知識も経験も豊富な師匠に対しては至極当然の感情なのかもしれない。
では、最初の頃と今との違いはなんなのだろう。
一つは、自分が成長してやれることが増え、自分なりの考えを持つようになったのだと思う。
また一つは、初心を忘れ、今の環境に甘んじていることもあると思う。
師匠の庇護を受けずにこの先進むのは確かに不安だ。
しかし、これまで受けた教えと日々の積み重ねを信じ、自分の足で進んでいくべきなのだろう。
その時までは、引き続き謙虚に学び続けていくことが大切であろう。
初心を忘れずブラさず、心の羅針盤として胸に留めておこう。
そしていつか、今のこの苦悩を愛おしく思い出す時を楽しみに待ちたい。
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