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1年に1回、頼もしさの本領を発揮する旦那さん

旦那さんは家でオフモードの時は、ボーッとしている。

でも頭の中はフル稼働で、話し出すと「深いことを考えているんだな」と感心する。だけど動きは亀くらいのんびり。見た目はコアラに似てるんやけど。「怒るなんて非効率で時間の無駄」と言うだけあって、性格は常に冷静で穏やか。

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普段は私の方がテキパキして、家事も掃除もちゃちゃっとやってのける。食べた食器とかも片付けた後に、

 「あれ?もう片付けたん?いつのまに?!」
 「え?今、目の前でやってたやん!」
 「え?」

なんかもう…仕事の時とかやるべきとこでは本領発揮してる彼やのに、家ではこんな感じやから笑ってしまう。

そんなのんびり屋さんな彼やけど、頼もしさと包容力を発揮する時がある。1年に1回、私が体調不良になる時。

一昨日がまさにそれ。食べ過ぎると消化不良を起こして、動くのが気持ち悪いほど辛くなった。

お腹に優しいおうどんを作ってくれて、体が温まるようにとダシに生姜を入れてくれてた。食べ終わったら、すぐに食器を片付けに来て、お白湯を机に置く。

「ゆっくり胃に流し込むんやで。大丈夫か?辛くない?他にしてほしいことはない?」

寝るときは私をベッドまで連れて行って、優しく布団をかける。「ちゃんと寝るんやよ。何かあったら遠慮なく言うんやで、わかった?」。そう言っておでこにキスして、リビングに戻る旦那さん。

昨日は工事の影響で、水道水がうっすらやけど茶色く濁っていたのを彼は気にしていた。

「オレはええんやけど、Maiは肌弱いやろ?お腹も今弱ってるしな。Maiに何かあったらあかん。ちょっと、オレ、水買ってくるわ!」

スーパーはすでに閉店時間を過ぎていた。でも近くのガソスタ兼コンビニまで走ってくれて、重たい水をいくつか担いで帰ってきた。

そのお水で薬用のレモンティーを作ってくれて、飲み終わるまで見守って寝かしつけてくる旦那さんは、お父さんみたい!

小さい頃、具合悪くても「今、ご飯食べんの?!もっとはよ言うてよ!」と怒られ、心細い気持ちで寝てても家族は誰一人「大丈夫か?」と声をかけてくれなかった。

今と昔を比較すると具合悪いのは嫌やけど、ちょっぴり幸せ。ふふ。

旦那さんのおかげで今日は、頭痛も治ってお腹もマシに。そして食器たちは食洗機にかけられていた。

旦那さん、家事もやればできるやん。

…ってのは冗談。いつもありがとね。いつも助かってるし、頼りにしてるよ(^^)