見出し画像

引きこもりの私が思うこと。

私は今まで社交的で、いつも外にでかけて人と接しているのが好きだと思ってました。仕事もずっと接客業でした。

今、ライターの仕事を始めて2年目になるのですが、以前の私は「無理」をしていたと気がつきました。人と会うのは楽しいし、新しい場所に出かけるのも好きだけど、疲れちゃうんです(友達はみんな最高で、私が余計な気を使いすぎ)。初対面の人と仲良くなるには時間が必要やし、そもそもお話はあまり得意じゃない。ライターの仕事と読書を始めてから、家に引きこもりがちになっています。それは好きなことなので、全然苦じゃないんですよね。むしろ楽しい。

でも時々「ひとりでいるよりも外にでかけて、いろんなことしなきゃ!」、「ひとりでいたら、孤独になるよ!」と自分で思ったり、人に言われたりします。”ひとり”でいることはアカンのや。お家で好きなことをするのは、アカン。って、思い込んでた時期もあります。

私の周りにはパーティ好きな人も多いし、出かけるのが好きな人も多いし、旦那さんは社交的で誰ともすぐ仲良くなるし、”ひとり”で過ごす私は、根暗で変な子だと思ってました。

そんな時、この本に出会ったんです。

ひとりで好きなことをして、お家と読書が内気な女の子が考えていること、周りと打ち解けるまで時間のかかる様子がマンガで書かれています。まさに自分が考えていることと似ていて、共感しかないうえに”仲間”を見つけた気分になりました。

彼女は人混みが苦手。初対面の人と会ったら硬直。挨拶程度で会話が続かない。完璧なデートは、お家で映画か読書。雨の日は心を落ち着かせて、お家で読書。彼氏が友達とパーティに行っても構わない。家で好きなことをして”ひとり時間”を楽しむから。

小さなころは「大人しくて、暗いよ」、「もっと人と話したほうがいいよ」、「何も言わないなんて、普通じゃないよ」「もっと友達を作るべき」なんて言われてきた彼女。

まるで自分を見ているかのように、気持ちが痛いほど分かるんです。私たちには私たちの世界があるけど、社交的な人から見れば、「楽しくなさそう」って思われているのかも。私もおしゃべりな旦那さんを見ていると、「私ももっと簡単に人と仲良くなれたらいいのに…自分は聞くことしかできなくて、アカンな…。」と思います。私のことをあまり知らない人は、「ひとりでずっと家にいるなんて無理!ありえない!」と、私が変わり者みたいな目で見られることもあります。(実際、ちょっと変わってるんかもしれんけどな)

だけど、

ひとりで何が悪い!

この本に出会ってから、そう思えるんです。彼女もずっと自分がおかしいと思っていて、社交的になろうするんですが「無理」してるって気がつくんです。本来の自分から、全く違う自分になろうとして心が疲れてしまう。彼女は「私は私だから、違う自分になろうとしなくても、自分を責めなくても、これでいいじゃん!」って。自分に言われているような気がしました。

今の私は、ひとりで過ごしていることを気にしていません。家で読書して、記事やブログを書いて、時々出かけて、気の合う友達とご飯へ行ったり、旦那さんとお散歩デートしたり。そんな日々が楽しいんです。

本から学ぶこと、自分の頭の中をカタチにするための”ひとり”の時間も悪くないですよ。子供の頃からカナダに来るまで、自分よりもバッタモン家族のお世話ばかりしていました。体は存在していても、心は他人に向いてました。だから”自分”がどういう人間なのか、全く分かっていなかったんです。”ひとり”で自分と対話するようになって、嫌いなこと、好きなこと、考えていること、やりたいことがようやく分かってきました。

時々「お前はダメだ!」なんて悪魔の声が聞こえてきたら、この本を開いています。心の悪魔を「うるさいわ!私は今の自分が好きなの!」って追い払う勇気をくれます。いつも手の届く場所に置いて、本来の自分を忘れないようにしています。

人に何を言われても、自分の好きなことをするのが1番です(*^_^*)

サポートありがとうございます。