おりがみに始まって、
実家は両親が家業を営んでいて、祖父母もいっしょに暮らしていました。
祖母がよくあそんでくれて、祖母とは、お手玉をしたり、赤、白、青、黄色、透明、、、などのガラスのビーズを糸に通してつなげてはネックレスやブレスレットにしたり、並縫いや本返し縫いを教えてもらって人形の洋服を作ったりしていました。
それから、幼稚園に通うようになって、
おりがみ
にも出会いました。園であたらしい折り方を習えば、家でもどんどん折るようになって、祖母や母にいろんな折り紙を買ってもらって、将来は、
おりがみの先生
になろうかな、とも考えたりしたものでした。幼い頃から、絵を描くというよりも、手をうごかして何かを作ることが好きで、その中でも、
おりがみ
で何かをつくることは、1枚の正方形から、折り図を正確に再現すると別の美しいカタチに生まれ変わる、というシンプルさをすごく気に入ったのだろうと思います。
おりがみ
は、いまも好きで、わたしは紙という素材もとても好きなのだと思います。そして、とくに折りたいな、いいな、と感じる折り紙作家の方の作品を折り図を読み解きながら折っているときは、紙(の性質)がその行き先をおしえてくれるように感じることがあります。
きっとそれだけ、紙という素材や性質に向き合い、折り図の設計に無理や無駄がなく、「美しい」とはこういう事なのではないかな、とつくづく思いながら、感動しながら(ただの折り紙好きなだけのわたしですが)いつも折っています。