【大公開】メモ帳
社会人になってから最初の冬を迎えようとしています。
気温が低くなるとセンチメンタルになり、昔のことを思い出したりします。大学時代を思い返して、「あの6年間、俺は本当に何もしなかったな」とか思ったりします。
何かをした痕跡が何一つ残っていないあの6年間、自分がどんな風に生きていたのかを知りたく思い、3年の春から4年間使っているiPhone8のメモ帳掘り出してみるとなかなかおもしろかったので、この度ここで公開し、6年間何かをしたいと思い続けながら結局何もしなかった男の供養とさせていただきます。
あまりにも恥ずかしいものがあれば公開するのを躊躇うだろうと思っていたのですが、意外にもそこまでのものは残っていませんでした。
恐らく、書き残した翌朝とかにすぐに恥ずかしくなって消しているのでしょう。残しとけばよかったな。
何者かになりたいと思い続けながら、何者にもなる努力をしなかった人間のありのままが残されていました。
ただ、私はこの6年間の空虚を経て醸成された今の自分を存外気に入っています。
「空虚」であったのは確かだが、それは「無駄」とは違うものだったのだと、信じています。
こんなものにここまで目を通してくださった皆さんと、今の自分の礎となった6年間の彼に感謝します。
ありがとうございました。
金くれ