『団地のふたり』第7話を観ました。
昨日のドラマ、 NHKBS『#団地のふたり』で、幼なじみの小林聡美と小泉今日子が、ちいさなケンカをするくだりについてです。
二人で出かけようとするとき、小林聡美が頭抜けたマイペースっぷりで、ずっとそれに振り回されてきた小泉今日子は、今日も悶々とストレスを募らせる。
一方、小泉今日子は、売れないイラストレーターの小林聡美に「絵本とか描いてみたらー?」とか「もっと頑張りなー?」みたいなことをケロッと言う。
Twitterみてると、前者に共感して「それはないよ小林聡美!」「今回ばかりは小林聡美が悪い!」って人がほとんど。後者について触れるツイートはあんまりない。
え、ひょっとして後者は、みんなの中で「励まし」にでも分類されてるんだろうか。
私は後者の無神経さが痛いほどわかるので、「どっちもどっちじゃん」って思って観てた。
そんなこと、とっくに考え尽くしてる。その上で、こんなふうに生きてくしかないんよ。
どっちかが正しいとかじゃなく、「どっちもどっち」である世界線、好きだ。
人は人に対して、多かれ少なかれ無神経なんだと思う。自分の目に映っているのは、その人のほんの一部でしかないことを、日々、忘れながら生きてる。
相手のことをすっかりわかってるみたいな気になってるけど、ほんとは全然そうじゃないから、たまに齟齬が起きる。
それを、ぶつけ合うことも、照らし合わせることもなく、ただ、やりすごす。だって、それはその人の持ち物だから。捨てさせる権利は誰にもないから。
てなことをね、ふと、思いましたです。(2024/10/14)