ここは退屈迎えに来て
車内の撮り方、広角レンズの使い方、
作品全体に漂う、力の抜けた感じが心地いい。
ここではないどこか、は、永遠のテーマ。
その答えを東京に求めるのは、
もうさすがに、映画のテーマとしてはしんどい。
では、どうするか、どうしていたか。
同じ名前の登場人物を複数装填する、
学校、社会に向けて、狙いを定める、
モヤモヤした気持ち、やりきれない、
たわいもない空間に、一斉射撃、十字砲火。
で退屈をしのぐ。
勝ち負けなんて、
どうでもいい、
どこでも、退屈、
誰にでも、いつか迎えは来る。
人生は全て暇つぶしの退屈しのぎ。
その何の意味もない暇つぶしや退屈しのぎに、
押し潰されそうな人に声をかける、
押し潰されそうな時に声をかけられる、
それだけで、超たのしーってことに、
気付いた者順に教室を退出することができるゲーム。