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阿川駅(山口県)という新しいかたちの「駅」のはなし。


先日、自転車で山口県に行ってきました。

また行きたいなあ…


詳細はコチラから👇


その旅の中で利用した阿川駅についてのおはなしです。


1.阿川駅とは

山口県・下関市の北側に位置する山陰本線の駅です。

無人の駅となっており、電車は1時間に1~2本程度。

言い方が失礼かもしれないですが、一般的には「田舎」と呼ばれる地域にある、ごく普通の駅です。

長門市方面のホームの裏手には田んぼが広がる


2. 何がユニークなのか?

私が阿川駅をユニークだなと思った理由は下関方面のホームに理由があります。

というのも「駅のホームに箱型の建物が建ってるんです…。それも1つではなく4つほど」

想像しているような駅舎らしい駅舎がなかったので、一瞬戸惑いました…笑

右手に写っているのが駅舎



3.建物の正体

近づいて見てみると、建物のうち1つは駅舎。
調べてみると2019年まで使用されていた木造の駅舎が老朽化に伴い解体され、現在の駅舎になったようです。

それに加えて、トイレが建物として1つ。

あとの2つは何やら飲食店らしき建物と、自転車が置いてあるテーブルとイスがある建物です。

テーブルとイス?


4.AGAWA

私が駅を利用した土曜日は飲食店が営業されていました。

お話を伺うと「AGAWA」という名前のカフェだそうで、駅の中に場所を借りて土日祝のみ営業しているとのこと。

AGAWA

なんでも駅舎を新設するタイミング(2020年夏)に建てられ、同年8月にOPENされたそう。

いくつかメニューがある中で「アイスコーヒー」と長門市の方で作られているという「クラフトビール」をオーダー。

クラフトビールは自宅に持ち帰って飲みました


インターネットで調べていた16時代 の特急が乗れたらいいな~と思っていたら、なんとこれが山陰本線で運転されている「〇〇のはなし」という観光列車。

「はなし」の「は」は萩、「な」は長門、「し」は下関から取って、「はなし」という名前になったそう。

車掌さんに確認したところ、今日は満席で乗れないとのことだったのでやむなく次の電車を待ちながらお邪魔させてもらうことに。。。

5.新しい「駅」という空間

次の電車は約50分後。

普通の駅だったらダラダラと時間を潰していたと思いますが、ここには「Agawa」がある。
これも何かの縁かな?と思い、色々とお話をさせてもらいました。
「Agawa」が出来た経緯や、働かれている方の話、萩の方に住まわれているご年配の方とお話もお聞きしました。

乗る電車が来る少し前には地元の方と思われる方も。短い時間でしたが「Agawa」の方たちとお話をされていました。

阿川駅という駅があって、「Agawa」を通じたコミュニティもある。今までに見たことがない新しいかたちの「駅」だと感じました。


6.おわりに

たっぷりと阿川駅の魅力に触れられました。

今回の自転車旅がもしタイムスケジュール通りに進んでいたら、利用することはなかったと思われます。

これが土日祝でなければ「Agawa」は営業していなかったし、もう少し遅かったら閉まっていたのかも。

素敵な空間だったのでまたいつか阿川駅に行ってみたいと思います。
今度は熱心に話してもらった萩にも行かないと…。

おわり。


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