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令和7年度の港区中学生海外修学旅行について
さて、先日は海外修学旅行調査特別委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。
第2回港区中学校海外修学旅行あり方検討委員会
8月末に第1回、11月半ばに第2回の検討委員会が開かれ(外部有識者入り)、区内中学校10校すべての修学旅行が終了したことにおける様々なアンケート結果や検証結果などが報告されたと。課題を整理して、来年度の修学旅行に繋げていきたい旨の報告がありました。
この特別委員会を急に立ち上げることになって早1年と2ヶ月3ヶ月?おそらくどの委員会よりも頻繁に開催してあーだこーだやってきた委員会なのではと思います。経緯はどうであれ、やるとなったからには無事に送り出して帰ってこさせないとというのにシフトせざるを得なかったわけですから。『1年前は何してたっけ』と思って、『1年前って何書いてたっけ?』と読み直してみました。
そうだそうだ、事業者選びに向けてすごい勢いで2ヶ月くらいテコ入れしたり、細かな運用だのなんだのを確認したりしてましたわそういえば。あの時は委員会も長めでみんなガッツリ質問とか指摘とかしたりしてましたわそういえば。もう1年かあ。
修学旅行に参加した生徒や教員、また保護者からもアンケートをとり、結果として概ね「とってもよかった!」で占めました。まぁそりゃそうでしょう。けれども、遊びに行った感満載で楽しかったよかったという点は目にすることなく、初めての経験やオドロキ、いい意味悪い意味でショッキングな人生経験は今後の子供達の成長と教育の糧となることを期待したいところです。アメリカでそこそこ長く暮らした身としては、「日本ほど水と安全はタダ!的な平和ボケしている国に生まれ育ったことを忘れないでほしい」というのが、頭の片隅に残ります。
委員からの質問などはこんな感じ
Q: 来年度どうするのかという議会からの質問に対してこれまでどう答弁してきた?、行き先をシンガポールで継続すべしという意見もあればそうじゃないのも未だにあるよね、そんな中でシンガポール継続したいという強い意志が教育委員会から全然感じられないんだけどね、教育長がちゃんと自身の言葉で述べてよ、など。
とか
Q: 教育委員会としては何をもって海外でよかったという成果としたの?
現地学生と一緒に活動したりやってたけどもっと詳しく教えてよ、など。
とか、相変わらず厳しめの指摘はあったりします。当然のことながら。
私からも2点ほど述べましてね。「去年選んだ事業者、事業が安定するまで毎年プロポがあってもいいというような見解も行政側にあったことちゃんと覚えてるよ。でもそういう話いっこも聞かなくなったから随意契約にするのよね。そうした理由を改めて聞かせてちょうだい。あ、教育委員会事務局の意見のほかに区長部局としての見解もきちんと聞かせて」とか。
あとは「事業者任せでプログラムを組むんじゃなく、教育のプロであるアナタたちが本当に港区の子供達の教育のためにという点を自発的に考えて、組み込むようにしてちょうだいね。教育のプロという自覚を持ってしっかりやってくれないと困る」(※教育委員会事務局の中の、特に学校の先生経験者へ向けて)とか。
以上。