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先日、自民党代表質問してたら自会派以外からよくわからないけど中断させられた話1

会派に与えられた持ち時間の中で質問をし、47〜8分で45問、区長/教育長/選管委員長答弁が同じくらい。その後再質問のルールに基づいて質問内容自体を変えることなくやって、意図したことについて触れない答弁が返ってきたり意図的に抜いた答弁が返ってきたりしたので、『◯◯というご答弁でしたが、XXについて触れられていなかったのでもう一度お願いします』というような、15分弱の間に15問の再質問をしました。


そしたら先ほどと同じ答弁だったり、それ違うよということが返ってきたりがほとんどで、『うーん、なんだかなー』とモヤモヤしていたら議長がきちんと指摘をしてくれたところ、議長が果たすべき役目がなんかよくわかんないけどカンに触ったらしく、なぜか他の会派の議員からの不規則発言を発端としてヤジがびっくりするほど飛び交い、収拾つかなくて自民党代表質問区長答弁の途中でストップかけられるということが起きましてね。


再質問は登壇して質問する議員の権利でありまして。しかしまったく新しいご新規の質問はしないのがマナーといいますか、ルールといいますか。事前に提出した質問通告に則って質問をし、もちろん質問通告よりもっともっと詳しい質問原稿をめっちゃ事前に渡し、十分確認をした上で質問をするのが通常です。それの答弁をあの場でいただいて、『そういう質問したっけ?』と感じたところがあればそれを『そうは聞いてません』とか『聞いたポイントが抜けてますよ』といった、答弁が違いますよ的なことを聞くのが再質問であるはず。ルール上はそう。


そして少なくとも、これまで10年間の某政党さんの再質問を毎回毎回聞いている限りもそう。事情が唯一違うのは、某政党さんは持ち時間ギリギリを1秒0秒までストップウォッチ手に持ってまで数少ない質問をするか、メインの質問も再質問もたくさんしてもなお、会派に振り分けられた時間をたっぷり残してある我々の会派なのかなと。なので、再質問できる時間だって全然何十倍あってもおかしくないわけです。持ち時間の配分の権利ですもん、やっていいことになってますし。


これまでも再質問といえば某政党さんのオハコな訳ですが、それに対してスパーンと再答弁をされる方は力量なんでしょうか行政のサポートなんでしょうか、前区長とか教育長はほぼノータイムでアドリブ含めてお答えされたりしてるのを見てきたので、『はぁ〜両方(質問者も答弁者も)すげえなぁ〜、全部頭に入ってんだなぁ〜』と感心する10年だったわけでして。


ちょっとばかり前の話をしましょう。まだ議会もiPadとか行政もパソコン的なものの議場持ち込みができなかった頃の話。


私、8年間ずーっと議場の席が区長とか副区長、部長たちの目の前だったんですよ、一番前の席で。そんなわけで、本会議場にいる時はずーっと目の前で色々やってる光景をじーっと眺めるのが趣味だったんですよね。議員が質問してる時、みんな何やってんだろとか眺めてるの。普通に質問してる時でも、時折区長と副区長がコソコソっと紙見ながら話したり、ペンで文字を走らせたり、時折後ろに座ってる部長たちに紙が回ったりしてるのをみて、『あ、この場で準備してた答弁が変わったりするんだろうな』とか『あ、あの部長のとこに紙が回ったからその部に関係する質問ってこれかな』とか、議員が喋ってる質問を聞きながら質問通告を見ながら勝手に想像というか妄想してたわけです。観察が好きなんですね、生物学科卒の理系だし(関係ない)。趣味、生き物観察(違う)。


んで、再質問をいつもする会派の時なんかはちょっと緊張が走ってました。それもとても興味深く観察してて、なんとなくピリッと。質問に対する区長答弁が終わると、ノータイムで再質問の発言挙手が来ると同時に、行政側のみなさんの手にはさっきまで読み上げてた答弁原稿とは違う束を手にしてるんですね。で、それをめくったり順番変えたり取り除いたり、何か書き込んだり。で、色んなところ(後ろの部長とか)から紙が回ってくるとかもあったりして、最終的には最前列で全部揃えて、区長が挙手して再答弁。


ボケーっと眺めてたころは何も気付いてなかったんですが、しばらく月日が経ってから気付いたわけです。『あ、アレってひょっとして再質問用の再答弁書なのかしら?』と。準備してる別もんなのかいと。すごいな、普通の答弁の他に再答弁まで準備してるんかと。そうなんじゃないかと思い始めて、なんか秘密を発見した喜び的なテンションになっちゃって、それ以降なんだかすごい興味深くそのやりとりをずーっと観察していたわけです。それがもう当たり前のように見事な連携でほぼほぼノータイムで、何事もなかったようにスムーズでスマートな所作で再答弁の挙手して登壇するっていうかね。


とっても興味深く観察してた8年だったわけです。なお、3期目になってやっと席が移動して(本当はあの席にずっと座ってたい)、2列目になった今でも、観察しています。あの場にいる部長さんたちとは時折目が合います。そしてすぐ逸らされることもよくあります。


で、いつの日でしょうか、私は思うようになりました。『行政側が最初から想定して準備してる再質問ってなんだろう?』と。シンプルに気になりますよね、「小倉想定再質問」はなんだろうと。むしろ、行政の中での私の取り扱い説明書になんて書いてあるか知りたいというシンプルな探究心。せめて「猫の話題を振ると少しトーンが穏やかに」くらいは書いていてもらいたい。とか言ってみると、質問通告提出後の取材担当を気を使って猫飼いにされたりしそうで、それは困る。


ま、そんなことはどうでもよいとして。


とにかく、前代未聞だと言われているようですが、色々な人の色々な思い込みと前提と、それ以外にもとより存在する議会運営における規定と決まり事と、議場における秩序を守る役目の理解と、そういうのが個人への誹謗中傷や名誉毀損にも繋がってもおかしくなさそうなことが混じり合ってるような気がします。私個人への非難もあるようでね。今の時点で細かくは言いません。だって解決してませんから。


でも、実際の当事者としてですね、あっこれは質問した人としてですね、「自民党議員団に割り当てられた時間配分の中で行った代表質問が最後まで終了することなく、自会派以外の議員による不規則発言が発端で議会進行を止められた、ということがありました」、ということのみが今言えることです。


あ、あと他に言えることとすれば、止められたことによって議会進行予定が全部吹っ飛び、その日に登壇する予定だった他の会派の議員さんたち、その次の日に登壇する予定だった他の会派の議員さんたちにもスケジュール変更などの多大な影響がありました。ということも言えるかな。事実ですので。


国会で例えるのも適切ではないかもしれないけれども、総理大臣に再質問をした野党議員、総理大臣の再答弁がズレてることばかりだけどじーっとしていたら、議会の秩序を正す役目の議長が「ソーリソーリ、答弁がズレてますよ」と指摘したところ、なぜか自称与党議員が不規則発言で進行を止めて何を目的にかわかんないけどヤジり始め、自称与党会派が一緒になってヤジり始め、質問して答弁待ちの野党議員は自席でポカーン。気がついたらまだ答弁タイムも質問タイムも終わってないのに中断させられた件。ということになるんだろうか。どうだろう。


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