《時代とシンクロした水島マンガ》
神奈川高校野球の隆盛と、神奈川を舞台にしたドカベン
「神奈川を制するもの、全国を制す」
70年夏の選手権を制した東海大相模に始まり、71年夏は桐蔭学園が、73年には横浜高校が春のセンバツ優勝と、70年代前半、神奈川勢の躍進が続いたころから使われ始めた言葉だという。
なかでも象徴的な存在といえば、74年に東海大相模に入学した原辰徳。同じく人気球児だった定岡正二擁する鹿児島実業との夏の甲子園準々決勝は、テレビ視聴率34%を記録。第4試合で最後はナイターとなったこの一戦、当時は試合時間が長くなるとNHKのテレビ中継は打ち切られ