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脱・白髪染のススメ
みなさんこんにちは♪
下北沢のReal Clothesスタイリストのオグスです!
今回は話題になっている「脱・白髪染」について僕なりの考えをまとめてみました!
そもそも「白髪染」と「オシャレ染め」の違いって…?
これ、意外と知らないまま染めている方が多いのではないでしょうか?
担当の美容師さんに勧められたからそのままお任せしている、という方は今さら聞きづらいですよね。
白髪染とオシャレ染めの違いを一言で説明するならば、白髪を染める為のブラウンの染料が入っているか入っていないかです。
白髪染は白髪を黒髪であったかのように見せるためのブラウンが多く含有されています。
なぜ「脱・白髪染め」を薦めるの?
人それぞれ白髪を染める周期は違いますが、大体平均すると1ヶ月〜2ヶ月に一度染めることになります。
多くの方が「早く白髪を消したい」と思いながら染めにいらっしゃいます。
僕はそういった負の気持ちをなんとか和らげて、染める周期を延ばしたいといつも感じていました。
「早く染めて!」という焦燥感に駆られながら美容室へ向かうより、「まだ気にならないけど、そろそろ気分転換しようかな」くらいの方が優雅ですよね。(理想は、ですが...笑)
なぜ白髪が気になるの?
白髪と黒髪のコントラストが強く、黒髪(暗くて濃い色)より白髪(明るくて薄い色)の方が目立つからです。
だから白髪染めで白髪を黒髪に近づけて目立たなくする、というシステムですね。
次に生えてくる毛はまた同じ白髪と黒髪です。
白髪染めした毛、黒髪、白髪の三つの中で、やはり白髪だけが目立ちますよね。
白髪染めはその繰り返しです。
そんな中で白髪が気にならなくなる方法をまとめてみます↓
A、染料を薄いものに変える
白髪染めには濃いブラウンの染料が使われているので、次に生えてくる白髪とのコントラストが生まれます。
この濃いブラウンの染料の割合を減らし、他の染料(深い緑や青)を混ぜてあげると白髪染めの透明度が上がり、次に生えてくる白髪と少し近づき気になりにくくなります。
B、黒い髪を白い髪に近づける
要するに金髪にする、ということですね!笑
そりゃあ白髪も目立たなくなりますが、ライフスタイルやファッションなどを考慮するといきなり金髪には出来ないかと思います...
Aの方法に加えて、明るくする染料を足していくのが現実的かと思います。
C、細かくハイライトをいれる
細かくブリーチすることで白髪とハイライトを混ぜていく方法です。
これは次に生えてくる白髪にも黒髪にも自然に繋がりやすいので、目立ちにくくするには非常に効果的です。
イメージとしては一色で染めると伸びてきた毛が一線上に並びますが(いわゆるプリンという状態)、
ハイライトを入れることによって縦方向にボカすことができます。
白髪に悩む前に知っておいて欲しいこと
基本的な白髪染めは濃いブラウンできっちりと染める為、次の周期もある程度決まってきました。それは美容師さん側からしたら固定収入になるし、調合や手法を刷新しなくても済むので楽です。
ですがそれはこちら側の楽です。
お客さん一人一人に合わせて、少しずつでも来店周期を延ばせるよう、次に来店される時にも気分良く来られるよう考えていくのが美容師の仕事ですね!
お客さんがいい髪型、いい髪色、いい笑顔で長くお付き合いさせてもらえることが僕達美容師の財産になる、と信じております。
次回は「ヘアカラーの選び方」について書こうと思います!