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髪型が似合わない、その理由(1)

こんにちは。
下北沢の美容室、RealClothesのスタイリストの小楠です。

新規でお見えくださる方々に来店理由を聞いていくと多くの方が
・今の髪型が似合っている、という感覚がない
・毎回なんとなく髪を切ってもらってしまう
・髪質のせいでヘアスタイルを諦めている(担当美容師さんに止められる)

etc...

という悩みを抱えています。

美容室難民、美容室ジプシーなんて言われる方々ですよね。

そんな髪型迷子さん達のほとんどに共通して言えることは

頭、首、肩幅のサイズに対して髪型のサイズが合っていない

ということです。


これ、本当にそうなんです。

どんな服を選ぶにしてもサイズが合っていないと似合いませんよね?

それと同じで髪型にもサイズがあります

皆さんでも髪型が大きいのか小さいのか、今、簡単にチェックできる方法をいくつか挙げておきます

これは僕たちエフィラージュカットをするプロの美容師でも使う方法です

A「頭の大きさと毛量」

1、顔を下に向ける
2、全ての髪の毛を前に持ってくる
3、ゆっくりと顔をあげる

結果 ➡頭頂部の毛だけがもっこりと乗っかってしまう

顔の横やえりあしに対して、頭頂部の毛が残りすぎており蓋をしている状態
顔の横やえりあしの毛が削がれすぎて頭頂部の毛が多く見える状態

こういった場合は大抵、髪を動かさずに下に梳かしつけておけば丁度良さそうに見えますが、少しでも髪が乱れると、髪が上に乗っかっているように見えたり、ハチから上の頭が大きく見え宇宙人(グレイ)のようなバランスになります。

対策 ➡頭頂部の毛量を、他の部分の毛量と合うように調整してもらう

まず頭のハチから上の部分のサイズ感を合わせなければ、頭が大きく見え、どんな髪型も服も似合いません。
ここの毛量をきちんと取ってくれる美容師さんは上手だと思います。

B 「首の太さと毛量」

1、耳に髪をかける(届かない長さの方でも毛を耳の後ろに持ってくる
2、後ろの毛も耳の後ろへ持ってくる

結果➡耳の大きさを超えた厚みがある

こういった場合の方は、首や肩が実際の太さよりも太く見えます。グラマラスに見せたいなどの意図がある場合は残したりもしますが、基本的にはスマートに見せたほうがスッキリ見えますし、頭身が多く取れるようになりファッションの幅が広がります。

対策➡単純に毛量が多過ぎる場合はバランス良く減らしてもらう必要があります。

が、毛量だけでなく髪質や生え方のクセで厚みが出ている場合もあります。そういった場合は気をつけながら束ごとに切っていく必要があります。また場合によっては軽度のストレートパーマなどが必要な場合もあります。

みなさまの結果はいかがでしたか?
髪型で垢抜けない、なんとなく似合っている気がしない、そもそも髪型がどうにもならないなどの方はAとBのどちらも問題があることでしょう。

髪型は土台が大事です。ファッションも骨格診断やパーソナルカラー診断、顔型診断など自分の土台を知る事が大切であるように、オシャレをするためにはまず髪型の土台をきちんと切れる美容師さんに知り合わなければなりません

逆に言えば、土台さえきちんと切ってしまえば髪型に迷う事はないです。
髪質やクセ、毛量などでお困りの方はまず土台からきっちりカットしてみましょう!きっともっと髪型や服装も楽しめるはずです。
是非、気軽に悩みを話すだけでもどうぞ〜

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