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🏍【GPレポート】🏁「シーズン終盤、厳しいセパン」 ーRd.19 マレーシアGP🇲🇾

【Kabuto GPレースレポート】🏁
<2022MotoGP™ 第19戦🇲🇾マレーシアGP>

 世界選手権は先週、2022年カレンダーの終盤、アジアラウンドを飾るイベントとして、マレーシアに移動した。舞台となるのは、グランプリで最もカリスマ的な存在であるセパン・サーキットだ。マレーシアではいつもそうだが、暑さと不安定な天候に悩まされることが予想されたが、幸いにも日曜日には3レースが通常通り開催された。

<Photo📸 Rafael Marrodan>

 今回の舞台はマレーシアの首都クアラルンプールの南方50kmに位置するセパン・インターナショナル・サーキット。全長5.5km、左5/右10のコーナーからなる、全開区間の長いエンジン性能の問われるコース。赤道に近く、高温多湿でライダーにも過酷な条件となるのが特徴だ。

https://www.motogp.com/ja/event/Malaysia#info-track

🏁《MotoGP™クラス》
\リアのグリップがなくなってしまった…/

🏍87 レミー・ガードナー選手(オーストラリア🇦🇺Tech3 KTM Factory Racing/KTM RC16)

🏍87レミー・ガードナー選手🇦🇺
⏱予選19位🏆決勝18位

 レミー・ガードナー選手にとって、忘れられない週末となった。プラクティス1回目からタイヤのグリップに問題を抱えており、いつまでたっても解決することができなかった。彼とチームが何度テストをしても、状況は変わらなかった。

 それでも日曜の決勝レースでは好感触だった。ただ、リアタイヤの見当違いのパフォーマンス低下、それが突然やってくるまでは、ということだった。

「今日はひどかった、楽しくなかった。」

残念ながらそれが第一声だった。

「最初の数周はリアタイヤの状態も悪くなく、なんとか走れていたんだ。数周後、すぐにトラクションコントロールを“タイヤセービングモード”にしたんだ。その後、8コーナーでミスをしてアウトに膨らんでしまった。そこで2秒くらいロスしてしまった。その後、再びコースに戻ったが、リアタイヤのグリップがどんどん下がってきてしまった。マシンが暴れて投げ出してしまいそうになったことが何度もあったよ。」

「この週末はずっと、リアのグリップがなかったんだ。フィリップアイランドのときとまったく同じだ。何が起きて、なぜこんなことになっているのか、僕にはわからない。申し訳ないが、これ以上楽観視することはできない。これまでのレースと基本的に同じようなものだ。ただ、無事に戻れてハッピー、これで終わりでハッピーだと感じたよ。」

前回のホームGPでは、走り慣れたコースでなんとか踏ん張ったレミー・ガードナー選手。解決の糸口が掴めない悩みは最終戦まで引っ張ってしまうことになるのだろうか。


🏁《Moto3™クラス》
\満足のいく結果とは言えず…/

🏍27 鳥羽海渡選手 (日本🇯🇵CIP Green Power)

🏍27 鳥羽海渡選手🇯🇵
⏱予選17位🏆決勝17位

 アジアラウンドで気合いの入る鳥羽海渡選手がFP3からQ2へ進出、日曜に向けて手応えを感じていた。

 だが決勝スタート後、オープニングラップ中に不運はやってきてしまった。前のライダーのアクシデントに巻き込まれてしまいタイムロス。接戦のMoto3では少しのトラブルが明暗を分けることになる。

鳥羽海渡選手はシーズンの終盤、17位でチェッカーを受けるも、まだまだ満足のいく結果とは言えなかった。



🏍66 ジョエル・ケルソ選手 (オーストラリア🇦🇺CIP Green Power)

🏍66 ジョエル・ケルソ選手🇦🇺
⏱予選15位 🏆決勝18位

 オーストラリアのMoto3ライダー、ジョエル・ケルソ選手は、15番グリッドをゲット。

決勝では素晴らしいスタートダッシュを見せ、10番手でオープニングラップのラインを通過した。

13周目まではポイント争いの集団に加わっていたが、そこからペースを掴めず順位を落としてしまい、最終的には18位でチェッカーを受けている。


 日本、タイ、オーストラリア、マレーシアと続いたMotoGPの長いアジアツアーを終え、2 週間後に世界選手権は、シーズンの最後の GP を迎えることになる。舞台はスペイン・バレンシアのチェステ・サーキット。2022年を締めくくるべく、熱狂的なファンの前で各自のベストを尽くしてもらいたいと願うばかりだ。
Photos: Rafael Marrodan

(MotoGP™第20戦 バレンシアGP🇪🇸 11/4〜11/6)


👇MotoGP™第18戦 オーストラリアGPレポート🇦🇺


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