🏍【GPレポート】🏁レミー選手のロングラップペナルティ、ジョエル選手のカムバック! ーRd.14サンマリノGP🇸🇲
【Kabuto GPレースレポート】
<2022MotoGP™ 第14戦サンマリノGP🇸🇲>
世界選手権第14戦サンマリノGPがイタリア北東部のミサノにおいて開催された。
戦いの舞台、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリは、最大530mという短いストレート、中低速の左6、右10コーナーで構成された全長4.2kmのサーキット。アベレージスピードが低く、テクニカルなコースだ。ここにMotoEクラス*に参戦する大久保光選手を含めた4名のKabutoライダーが集結、世界最高峰のレースにチャレンジした。
🏁《MotoGP™クラス》
\ロングラップペナルティでリズムを崩し…/
レミー・ガードナー選手(オーストラリア🇦🇺/Tech3 KTM Factory Racing No.87)は、サンマリノGPで良いレースをしたが、結果としては残念なもので終わってしまった。
予選では24番手と後方からのスタートとなったレミー・ガードナー選手だが、今日はまずまずのスタートを切った。
スタート直後の多重クラッシュを避けて一気に15番手まで順位を上げた。
順調に周回をこなしていたが、レース中盤にコースリミットをオーバーしたレミー・ガードナー選手は、ロングラップペナルティを受けることに。これによってタイムと順位を落としてしまい、最終的には19位でフィニッシュした。
"タフな週末とレースだった。スタートはかなり良かったんだ。24 位からトップ 15 内に入り、良いペースを守っていた。しかしロングラップペナルティを受けたため、リズムを崩してしまった。順位を落として、19位でのフィニッシュだ。まだこれからもテストがあるので、少しでも改善し、良い形でシーズンを終えられるようにしたい"
と話している。(予選24位/決勝19位)
🏁《Moto3™クラス》
\ジョエル・ケルソ選手、完全復活のレース内容/
今シーズンのベストリザルトは得られなかったが、おそらくジョエル・ケルソ選手(オーストラリア🇦🇺/CIP Green Power No.66)が今年走ったすべてのレースの中で、ベストなものだったであろう。
フロントブレーキの問題で最後列30番手からのスタートとなってしまったが、激しい追い上げの末、ポイント圏内の順位を確保するライディングを見せることに。
オープニングラップを23番手でこなし、その後もポジションを上げながらレースを進めたジョエル・ケルソ選手。16周目には15番手まで浮上。ラストラップのスプリントでさらに1つポジションを上げた。
つまり、ここミサノでじつに16ポジションアップを果たしてみせた。こうなると スタート順位が少々悔やまれたが、ケガから無事回復し、間違いなくベストな内容のレースをしたと言えるだろう。(予選30位/決勝14位)
🏁《Moto3™クラス》
\鳥羽海渡選手はFPでの転倒が響いて19位/
鳥羽海渡選手(日本🇯🇵/CIP Green Power No.27)のミサノにおける週末は、苦渋を強いられることとなってしまった。FP3、FP4と2度の転倒を喫してしまい、その影響もあってスターティンググリッドは31台中24番手位置に。
この2回の転倒によってセッティングを煮詰め切れず、レースではできる限りのことを行いつつ、数台をかわして19位でチェッカーを受けた。(予選24位/決勝19位)
次戦はスペイン北東部、赤茶の山に囲まれ「火星のような」と表されるスペインのモーターランド・アラゴン開催のアラゴンGPだ。(MotoGP™第15戦アラゴンGP 9/17-18)