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京都移住。東京企業フルリモート、フリーランス、地元企業就職、ぜんぶやってみた

こんにちは、オギユカです。

流れる季節の真ん中に、京都へ引っ越してきてもう2年になります。

3月9日に京都へ移住した春、鴨川で

移住時点での、私のスペックはこんな感じ。

  • 東京(※町田)生まれ、埼玉(川越・鶴ヶ島)育ち、社会人になってから東京(西馬込→中目黒→祐天寺)に7年在住

  • 祖父母の家も神奈川(東林間)と埼玉(越生)

  • 29歳、ずーっと関東民

  • 結婚して以来、元々京都に住んでいた夫が東京⇄京都の二拠点生活をスタートして3年

  • 職種は広報

こんな私ですが、2021年春、ありとあらゆる事情が重なって京都に引っ越すことにしました。

台湾企業の日本法人に勤めており、コロナ禍もあってほぼほぼリモート勤務。しかも、私とは別に、京都に住んでリモートで働いているメンバーがいたんです。なので、わりと軽いテンションで、家の事情で京都に引っ越すことを伝えると

会社「だめです。」

えええ〜!? だめなの〜〜〜?

やっぱりあくまで東京でリアル中心に勤務してほしいという会社の方針で、もともと京都から勤務していた別のメンバーも、その後東京へ引っ越して行きました……! ひえ〜

というわけで、仕方ありません。レッツ転職活動。

東京の会社にフルリモートで勤務

京都企業への就職を視野には入れていたものの、5年ほど続けてきた副業が可能であることが絶対条件だったので、京都では「現時点では該当する案件がございませんでした」の嵐。(2021年時点で、東京でも副業OKな会社は3割くらいだった印象です)

東京にあるフルリモート可能な会社を中心に探すことにしました。

幸い、すぐにリファラルで採用が決まりました。やった〜

張り切って、在宅ワークの仕事部屋も整えました。

転職したのは、クラウドファンディングの会社。
IT企業で、東京と福岡に拠点があるので、みんなリモートコミュニケーションが当たり前で上手!

  • Slack中心のコミュニケーション

  • 議事録はNotionでリアルタイムに共有

  • 口頭で相談したいことがあれば、すぐにDiscordの部屋で音声通話

  • 全社会議はZoomで、Slackの専用チャンネルで実況しながらわいわい盛り上がる

とても快適で心強いリモートコミュニケーションが待っていました。

でも、こんなにいい環境なのに、次第に毎日がしんどくなっていました。

今までも台湾企業にリモート勤務していましたし、加えて、コロナ禍の緊急事態宣言をきっかけに旗揚げした、劇団ノーミーツという会わずに演劇をつくるチームにも参加していたので、リモートコミュニケーションのストレス耐性には自信がありました。

それでも、東京にいた時はリアルな友達や家族が会える距離にいた。
しかし京都に引っ越してきて、友人の数はぐっと絞られました。そして運悪く、まん延防止等重点措置の時期で、夜20時に飲食店が閉まってしまうため、貴重な関西の友達と会う時間もなかなか作れませんでした。

京都の人とのつながりがないまま、フルリモートの生活をするのがしんどくて、悩みに悩んだ結果、やっぱり京都でリアルで人と接する働き方をしよう、と退職を決意しました。

退職の意向を伝えると、ボスの @SHIN さんは、「まだ判断が早すぎるんじゃないかな? 僕たちにできることはないかな」とあたたかく声をかけてくださいました。それでも「この半年は、私にとって十分に長かったのです」という訴えに、理解を示されました。メンバーのみなさんも、たった半年しか在籍しなかったのにも関わらず、ねぎらいの会を開いて、それまでのオギの仕事をていねいに振り返って感謝を伝えてくれました。嬉しかった……。

(超いい会社です。採用やってます。)

フリーランスとして、京都企業で業務委託

京都で人と接する働き方を叶えるために、京都の会社を探しはじめました。

たった半年で会社を辞めてしまったことに不安と、もっとうまくやれたんじゃないかという後悔も感じていたため、次はフリーランスとして会社に関わることにしました。フリーランスなら、状況の変化に応じて仕事のカスタムが利きやすいと思ったのです。

フリーランスとしての仕事用MacBook Airを買って嬉しいぞの図

そこで運よく出会ったのは、アートのサブスクを営むスタートアップ。現在活動中の画家の方々から絵画作品を預かって、お客さまにレンタルするサービスを運営、ちょうど広報を探しているところでした。

ほかの会社の広報業務やSNS運用の仕事もいただきながら、週4稼働の業務委託をスタート。もともと長く複業をしていたため、フリーランスへの移行はスムーズでした。

京都の会社で働かせていただいて、京都の人とのつながりが満たされたことはもちろん、地域の教育や行政と関わる仕事もさせていただきました。

最初の思惑通り、報酬を変更したり、週4稼働→週2稼働に切り替えたり、会話を重ねながらフレキシブルに働けたことにもとても感謝しています。

(超いい会社です。)

こんなスタイルで、一年間フリーランスで働くうちに、もっと人と関わりたくなってしまいました。ふたたび会社員として、会社の一員として働きたい。また、今まで所謂ひとり広報としてしか働いたことがなかったので、チーム広報で働いてみたいという気持ちも頭をもたげてきます。

京都・地元企業への就職

そんな折、本当にたまたまタイミングよく、京都の日本茶専門店「一保堂茶舗」がWantedlyで広報を募集していました。7人の広報部を擁する会社です。

もともとブランドのファンで、「あの老舗の一保堂がWantedlyで募集を?!」と驚いたのですが、今までとは違う人材と出会いたい、とはじめてWantedlyで募集をかけていたところだったそうです。

そうしてご縁があり、ふたたび会社員として、京都の地元企業に就職をしました。奥深いお茶の世界、お客さまと接する楽しさ難しさ、お店という場の特殊な面白さを毎日浴びています。

私はインプット中毒のきらいがあるので、たくさんの先輩にご指導いただきながら毎日ハッピーに経験を重ねはじめたところです。

(超いい会社です。)

場所が変わって、働き方が変わって

住む場所が変わったことで、こんなにも「働き方」に変化があるとは思っていませんでした。東京でも京都でも、リモートなら変わらないでしょ、って思ってました。

でも、「場所」って本当に大切な要素なんですね。場所が変われば、活動の環境も人との関係性も大きく変わる。

いろんな失敗や工夫をしながら、やっとこの京都の地での、自分にとって心地よい働き方を見つけられた気がしています。


それでは、このnoteを読んでくださったあなたが、それぞれの場所で、それぞれにハッピーな働き方をできますように!


【2023年10月追記】
とても残念なのですが、病気にかかってしまい、療養に1ヶ月以上かかるため、一保堂茶舗を退職しました。

【2024年10月追記】
現在は、長年副業(業務委託)として続けていたJELLY JELLY CAFE・JELLLY JELLY GAMESの広報と、フリーランスでライターの仕事をしています!元気になりました!

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オギユカ
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