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土曜日のお出かけは市場Winterfeldtplatzへ

土曜日なので、SchönebergにあるWinterfeldtplatzというマーケットに行った。

Berlin(というかドイツ全土なのかな?)、土日はあちこちでマーケットが開かれ、蚤の市では食器や雑貨など市場では野菜・花・チーズなどが手に入る。

ネットで新鮮な野菜が手に入る、という情報をキャッチしたのでどんなものかとおもい実際に行くことにした。

マーケットは20分くらい歩けば一回りできるくらいの広さに、野菜・果物・花・パン・チーズ・お肉などが並び、その場で軽食やコーヒーなども楽しめる。

土曜日は16時まで開催しているらしいが、私たちはかなりギリギリの15時ごろ到着したためもう片付け始めているような頃合いだった。
しかし、お客さんは絶えず来ている様子で店の人と話をしながら持参したエコバックに、たくさんの野菜やフルーツを詰めて持ち帰っている様子があちこちで見れた。

私たちは最近現金引き出しの際メインで使っていたカードが止まるというトラブルに見舞われ、その対処をするのを忘れていたため2人あわせて残金10€という貧弱さでマーケットに望んだが、品物は良心的な価格だったのでかなりしっかり買い物することができた。
(お昼時に出かけたため途中でケバブの誘惑に負けて、マーケットにつくころには6€くらいしか持ってなかった。笑)

BerlinではBIOスーパーがあちこちにあり、化学合成肥料不使用だったり、遺伝子組み換えではなかったり、農薬や除草剤を使用していない野菜や果物手に入れることができる。

では、スーパーと市場で買い物するのは何が違うのか。
並んでいる野菜の種類はスーパーとあまり違いはなく、価格は少しだけ市場の方が安いくらい。
でも一番はそこに”人”がいるか、が大きな違いのように感じた。

市場は複数店舗があり並んでいる野菜の種類も似ていて、今回私たちは珍しい野菜がほしいというより普段使い使いやすい野菜がほしかった。
ので、最後の決め手は”人”だった。

どこで買おうか迷ってぐるぐる歩いてたところ、目があったらニコッとしてくれた話しかけやすそうなお姉さんのお店へ…笑 日本ではみたことない野菜を買ってみたので、使い方などをレクチャーしてもらい無事購入。

私たちのほかにも"会話"を楽しみながら買い物をしている人の様子が印象的だった。私たちは言葉が流暢ではないのでまだあまりお店の人と会話できないが、買い物をするときも"会話"を大切にしているのかもしれない。
誰から買うのか、直接つくっている人から品物を購入する、その人がどんな人なのか、ということを意識的に見ているようにも思えた。

実際にドイツでは、環境にやさしい野菜の育て方をしている農家の人を支援したいという気持ちからBIOスーパーが選ばれているという話もあるらしい。

あとは、単純にスーパーで買うより安い(仲介業者が入ってないからかな?)その場でごはんも食べれるので、週末の一つのお出かけとしてのエンターテイメント性を持っているというのも要因にはあると感じた。

今、私の周りでもものを選ぶときの”ものさし”に価格やスペックのほかに「誰がつくっているか」が少しずつ重要視されはじめている傾向にあるように思える。
そして、これからつくっている人から直接買うという流れがさらに強くなっていくのではないかと思う。というか、なってほしい。

今回のことで長らく宅配野菜をお世話になっていた「坂ノ途中」さんのことを思い出した。坂ノ途中さんは野菜はおいしいことはもちろんのこと、お便りの中でどこの農家さんの野菜って書いてくれているのが、ひそかな楽しみだった。

そんな「坂ノ途中」さんと、北欧暮らしの道具店の「クラシコム」さん、灯台もと暮らしの対談LPが最近公開!デザインをお手伝いさせていただいた。

誰がつくっているか知ってものを選ぶ、私個人もまだ完璧にできているわけではないけど、これから少しずつその"ものさし"を使っていきたいと思っている。純粋にこの誰がつくっているのか知るという、"ものさしが"を多くの人がもつ世の中になってほしいって思う。

ので、ぜひ対談読んでね!
という最後にちゃっかり告知です。笑

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