8月に投稿頂いた呟怖作品集(全113作) 蒹垂 篤梓 2023年8月31日 23:42 牛若ちゃんと、|蒹垂 篤梓|note 元禄の頃。 朝廷に仕える武士でありながら、政争に破れ切腹した父。 政敵の慈悲に縋り子らを生かし囲われた母。 尼僧に預けられ note.com トイレ帰りにふと立ち止まる。キャンプファイヤーの火で作る木の影が踊っているように見えたから。やがて木の影は調子に乗って踊っている友人の影と同じリズムを刻み始める。そして木の影は友人の影へとからみつき濃厚なダンスとなった。楽しい夜だった。ところが翌日、その友人は死んだ。#呟怖 https://t.co/z45YnRFiDg— パンダ番長 (@panda_bancho) August 3, 2023 自宅の中庭はまさに「中庭」で、四方を屋敷に取り囲まれている。中庭側に窓はなく、唯一の出入り口である縁側も暮れたらすぐに雨戸を固く閉め、覗くことさえ許されない。中庭の手水鉢に夜が滲むから、らしい。月に一度、巫女姿の女が中庭で一晩を過ごす。うちはその報酬だけで暮らしている。#呟怖 https://t.co/pQ765inHFA— パンダ番長 (@panda_bancho) August 4, 2023 傾く陽に伸びゆく影そんなの当然と思っていた傾く陽に伸びゆく影今日はいつもと様子が違うゆらゆらゆらふらふらふら伸びゆく影は踊っていた世界はまるで無声映画のようただそれだけただその日だけ傾く陽に伸びゆく影あの日みたいに影が踊るのを僕はずっと待ち焦がれてる#呟怖 https://t.co/XtS2XMzzx6— エタノールと濁ったミルク (@syrup_no_kaori) August 4, 2023 とある界隈で噂になっている都市伝説がある「とある道を突き進み沼巫女に取り込まれると戻って来れなくなる」私自身も沼巫女に取り憑かれた人を何人か見てきたもう話も通じないし社会生活は無理だろう…だがみんな幸せそうだほら今日も沼巫女があなたを誘う「推しに貢ぎなよ」ってね #呟怖 https://t.co/oRN23TXWzO— 鬼童丸 常闇の語り部 暴食 (@Mad8068) August 5, 2023 #呟怖 沼の広がる空き地は僕らの遊び場だ。今日も皆んなで鬼ごっこだ。日も暮れてくる頃、鬼ごっこが隠れん坊に変わっていた。いや、追われ逃げ隠れていた。一人また一人、沼に引き摺り込まれていく。沼地に響く断末魔。目の前には沼から這い出てきた少女。...あと一人...君もおいで...楽しいよ... https://t.co/2mZRfEtVlL— 🇯🇵エッジ🇦🇺@🌏CrazyManila🇵🇭 (@Edge_Ackie80) August 5, 2023 .昼下がりの極楽では今日も池の蓮の盛りでございます。極楽に転生した果報者は蓮の花や葉や茎の上にぽっかりと生まれます。茎は泥の中に首を深く沈めていることもございます。そんな水面下に生まれるのもまた因果というものなのでございましょう。光を知らぬこのわたくしのように。#呟怖 https://t.co/7bdhYhVgP1— 宇治キミトキ🐉Kimitoki (@kimitoki_UJI) August 5, 2023 森の奥にある沼に顔を映すと自分の未来が見られる、という噂を聞いて私はそこに足を踏み入れた。沼の横には立ち入り禁止の札があるらしいのに今は無い。静けさが不気味だけど、思い切って沼に顔を差し出す。そこに見えたのは泥が付いて怖い顔をした私。「君で✕人目」横で男の声がした。#呟怖 https://t.co/o7p03vo8br— 神坂ネジ@低浮上 (@neji74008976) August 5, 2023 俺はお盆で実家に帰った近所の底無し沼を通り掛かると、肩まで沈んだ少女が「助けて!」と手を伸ばした俺は慌ててその手を掴み、少女を引き上げると…腹から下が、蛇だった少女は姦々蛇螺だったそう言えば、蛇みたいな顔してやがる…まんまと騙された俺は、そんな事を思いながら喰われた#呟怖 https://t.co/9dMHLJmE84— 緒方さそり (@ogata_sasori) August 5, 2023 #呟怖推しのアイドルが参加してる野外フェス会場へと山道を急いでいると沼に半身が沈んだ女の子がいた「君は?」「私は沼乙女。推しアイドルに夢中になりすぎた罰でこの沼から出られないのです」「現代的な妖怪だね?能力は?」「話しかけてきた他のアイドル好きと立場をチェンジできます」「Oh」 https://t.co/Te4Qu2yBCi— ヤシロ(YASHIRO) 世界各国の怪談・怖い話・不思議な話をいつまでも喋りたい兎🐇 (@YASHIRO82983861) August 6, 2023 #呟怖 その沼は昔から行くなと言われていたそう言われると行きたくなる。俺とBは自転車で沼に向かった。普通の沼だった。飽きて俺達は帰ろうとした。まて可憐な声が聞こえた。少女が沼から顔だけ出していたひとりくるんじゃと言った。Bが黙って沼に入って消えたおまえはと少女は微笑んだ https://t.co/uGZANkiwnI— ポックリあたし/怪談/呟怖/140字小説 (@Zh9Sm1) August 6, 2023 #呟怖沼の中から此方を睨んでくる乙女。…大人になんかなりたくない。そう吐き捨てていたあの頃のままだ。君は少女特有の残酷さで沢山の人を傷つけたね。だから望みを叶えてあげる親切な女が湧いて出た。私は幸福に年を取った。傲慢な君には沼がお似合いさ。永久に美しい乙女のまま沈め。 https://t.co/5noKNcTAWm— メイファマオ (@molmol299) August 6, 2023 北欧の沼地の底からは時々、屍蝋化した古代人の遺体が見つかる。死因や食べていたものも解る貴重な考古発掘物だ。1851年に見つかった例では、髪の状態や装飾品からは若い女性と考えられた。刃物の傷は戦闘の痕跡。胃の中からは成人男性の骨や甲冑が見つかった。彼女の頭蓋骨は高さが3mあった。#呟怖 https://t.co/fWr1UquKmt— НIШIХАТА Осахiро (@_Osahiro) August 6, 2023 山で遭難したときにそれに遭った。地元の人が沼少女と呼ぶそれは沼から肩から上だけを出した美少女で、僕に帰れる道を教えてくれた。お礼に持っていた羊羹をあげたら笑顔を浮かべた。一ヶ月が経った。仕事から帰った僕の家の風呂になぜかそれが居た。そして彼女の下半身が百足なのが見えた。#呟怖 https://t.co/wyRQrB6p1g— パンダ番長 (@panda_bancho) August 6, 2023 山で遭難したときにそれに遭った。地元の人が沼少女と呼ぶそれは沼から肩から上だけを出した美少女で、僕に帰れる道を教えてくれた。お礼に持っていた羊羹をあげたら笑顔を浮かべた。一ヶ月が経った。仕事から帰った僕の家の風呂になぜかそれが居た。そして彼女の下半身が百足なのが見えた。#呟怖 https://t.co/wyRQrB6p1g— パンダ番長 (@panda_bancho) August 6, 2023 「アナタの落とした斧はこの金の斧ですか?それともこの銀の斧ですか?」出逢いを求めて独りキャンプにやってきたら、とんでもない女と出会った。「選んだほうでアナタを真っ二つにしてみせましょう」いや、とんでもない奴と出会った。とんでもない沼にハマってしまったよ。#呟怖 https://t.co/VxKzeej9K6— いでっち51号 (@IDECCHI51kid) August 6, 2023 その湖で引きあげられた溺シ体は、みんな全く同じ女性の写真を所持していた。警察はその女性の身許を探ることに。しかし、捜査員のうち数人が同じく溺シ体で発見されるようになってしまい、例の写真は全て廃棄処分された。今でも三年に数回、その湖で遺体があがる。例の写真を持って。#呟怖 https://t.co/MVLsYZV9NP— 陰時計 (@mtg315dana) August 6, 2023 友人宅で随分と艶めかしい多肉植物を見た。「触るとうぞうぞ動くの。可愛いでしょ?」確かに言われた通りで羨ましく感じた。その時は。帰宅したら指先が腫れていた。みるみると膨らんでゆくその形はあの多肉植物の様だった。夜明け前にそれはポロリと取れたので慌てて鉢に植えた。可愛い。#呟怖 https://t.co/ItGeCATdNC— パンダ番長 (@panda_bancho) August 6, 2023 いじめなんて、しなきゃ良かった弄りのつもりだったあの女が毎晩友達とも連絡が取れない親は病院に連れて行こうとするしそんなんじゃないんだ毎晩来る苦しい辛いなんでアタシが……あいつのせいだあいつさえいなければでもあいつ男だったのに……何で#呟怖 https://t.co/QfCOHIB8Kk— Higeoh (@Higeoh) August 7, 2023 緑と闇との境界が曖昧となるほど深い森の奥、神域にその社はある。「禁足地と言うが、それなら誰がその社を作ったんだ?」そう嘯く者は少なくない。だから連れて行って見せるのだ。決して人の技では作り出せぬであろうあの物理的に不可思議な、かつ狂気の造形を。ほら、こいつも発狂した。#呟怖 https://t.co/hKhlv47dNM— パンダ番長 (@panda_bancho) August 7, 2023 夜中に腕を何かが這う感触で目を覚ます。虫かと思い手で払い電気を点けるが何もいない。そんなことが繰り返されて今。両腕を大量の何かが這いまわっている。1匹2匹ではない。数千匹の羽虫が犇めき重なり合っているような。目を開けられない。何かがいてもいなくてもきっと耐えられないから。#呟怖 https://t.co/KTVAPywOR4— 成屋6介@怪談好き (@jitsuwaningen) August 7, 2023 「景観を損なう」というクレームが入って初めて、史上最悪の寒波により凍て付き多くの住民が亡くなり復興に着手すら出来ていないこの街に多くの旅行者が訪れていることを知った。凍りついた街はエモいが死体が写り込むとBANされるので困るという内容。まさか寒波が人の心まで凍らせたとは。#呟怖 https://t.co/cKlKUUGxFY— パンダ番長 (@panda_bancho) August 8, 2023 人気の無い沼のほとりで少女に会った。「交代ね!」泥の臭いの冷たい水が肺に、泥の臭いの旧い知識が脳に流れ込む。沼に何となく「いる」存在、沼の乙女。その代替わりの時がきた。待って。男の俺が乙女?「いいんだよ私もだったし。だいたい女の子来るわけないじゃんこんなとこさあ」#呟怖 https://t.co/fWr1UquKmt— НIШIХАТА Осахiро (@_Osahiro) August 6, 2023 氷の女王が舞い降りて街を全て冷たくさせた私を好きだと言ってた人はこの街にいる?私を捨てた人はここに居る?そう言いながらひとりひとり涙は凍っていて流れないでも恨みはある何処にいる?さぁ出てきてと街を死に誘うお前でもない お前でもないと誰もいなくなった #呟怖 https://t.co/UuQfcmiTOL— 明月 (@mei6231) August 8, 2023 氷が一欠片空から舞い降りそれを触ると凍ってしまう 言葉の氷二度と溶けはしないその氷に心を凍らせカタカタと震えながら夜を過ごすどうしたのでしょう?どうしたいのでしょう部屋に引きこもり出られない監獄のように足枷を引き摺りながら進むこの世…… #呟怖 https://t.co/UuQfcmiTOL— 明月 (@mei6231) August 8, 2023 氷が一欠片空から舞い降りそれを触ると凍ってしまう 言葉の氷二度と溶けはしないその氷に心を凍らせカタカタと震えながら夜を過ごすどうしたのでしょう?どうしたいのでしょう部屋に引きこもり出られない監獄のように足枷を引き摺りながら進むこの世…… #呟怖 https://t.co/UuQfcmiTOL— 明月 (@mei6231) August 8, 2023 ただ一人の為に滅んだのだというただ一人ただ一人の為にきっかけなど無かったそれは南の方からそれは渡り鳥と共にそれは春の訪れだったのにただ一人は思った「これが春のはずがない」ただ一人は思った「この街は寒すぎる」ただ一人の想像力は想像以上でただ一人の杞憂ただ一人の妄想#呟怖 https://t.co/iw85GpNDpE— エタノールと濁ったミルク (@syrup_no_kaori) August 8, 2023 『surplus』#呟怖不要と判断された。だから荒廃したのだ。与えられた1枚の毛布はボロ切れ同然で、冷えた体躯を暖める術はない。自然と淘汰されて逝く。魂は空に帰り、やがてこの街も死に絶えるだろう。それでも射し込む光は氷と相まって眩い程に感じられた。時計塔だけが生きている。 https://t.co/UMfoYLaOFK— 峰 鏡牙 (Mine Kyouga) (@kyouga_xxx) August 8, 2023 俺は泥酔してタクシーに乗った運転手を困らせ様と「凍て付き死に絶えた街まで」と行き先を告げた運転手は迷わず「はいよ」とタクシーを発車させた俺は眠り、気が付くと身を売られていた今は極寒のベーリング海の蟹漁船で働かされている確かに凍て付き死に絶えそうだけど、街じゃねぇな!#呟怖 https://t.co/WNNIHp6L2S— 緒方さそり (@ogata_sasori) August 8, 2023 凍て付き死に絶えた街、という絵を見ていると、老人が話し掛けて来た「逃亡犯が北に逃げるのは、何故か知ってるか?」「いえ」「逃亡犯の凍て付いた心の景色と、北国の寒々しい景色が重なるからだ」「ではこの絵の作者も逃亡犯なんですかね?」「作者は儂じゃ」「えっ⁉︎」老人は消えた#呟怖 https://t.co/WNNIHp6L2S— 緒方さそり (@ogata_sasori) August 8, 2023 #呟怖 寒波で街が凍っていく。数名が外へ出て一人だけ戻った白い女を見たと言って死んだ町長は思い出した。その女は冬に街から追放した。妙な宗教の教祖だった女の祟りだと皆が町長につめよった彼は皆を銃で撃ち殺し凍りついた街を出た女は立ったまま凍っていた彼は己の口に銃口を入れた https://t.co/JuLfLdOsJB— ポックリあたし/怪談/呟怖/140字小説 (@Zh9Sm1) August 8, 2023 ある平野から南方を眺めると、ゆったりと聳える霊山がある。この中腹のどこかに、雪の季節になると廃寺と門前町が見えるという。縁起などは一切知られておらず、見えたという箇所を夏に訪ねてみても草木が青々と茂るばかり。見えている冬場に行けばいい?誰も帰ってきていない。骨すらも。#呟怖 https://t.co/Yo9X7vjUIP— НIШIХАТА Осахiро (@_Osahiro) August 8, 2023 彼との思い出を永遠に保存したいと考えた末、街がひとつ凍りついた。雪女にとっては、記憶のような曖昧なモノに信用がないのだから。#呟怖 https://t.co/YBOCGLAN9x— 陰時計 (@mtg315dana) August 8, 2023 数多の死者を出した、何度目かの氷河期。だがーー調査に赴くと、雪原にぽつんと街が現れることがある。「そういう所は死人が集まっている。助けようと思うな」本当にそうだろうか。凍て付いたのは、私たちの心では無いだろうか。あそこに居るのは……【凍て付き死に絶えた街】 #呟怖 https://t.co/70TIIaINjh— 朔楽りんた (@sakura_rinta) August 9, 2023 「転校生のカミムラくんです。皆、仲良くしてね」隣の席のサヨちゃんは、苔の匂いがした。「苔好き?」「うん。ガラスびんに入れて育てるんだ」「あたし、いいところ知ってるよ」ビルのおくじょう……ここ?「ほんとだ、たくさん!」「ね?」ちょすいそう、ってなんだろ。【沼乙女】 #呟怖 https://t.co/ExtjKdG8KW— 朔楽りんた (@sakura_rinta) August 9, 2023 360度全てが氷に覆われた街で、空を仰ぐ。凍りついた左手が、パキリと音を立てた。故郷に帰りたいなんて、思わなければ良かった。『誰か』の亡骸が、不気味に立ち上がる。その後ろに、青白い肌をした銀髪の男が、ゆらりと現れた。凍りついた肌を食い破り、男の操る氷虫が、私の体内へ入り込む。#呟怖 https://t.co/yIQ26If8Nz— 具なしパフェ@小説練習中 (@uv7wrOPZ2dr9Uax) August 9, 2023 祖父の手記に記された【沼乙女】という妖怪が現れた。僕は娘に覆い被さり、お経を唱える。娘を守らなければ!……暫くして、朝日が部屋の中に差し込んだ。沼乙女の残した水が、部屋中に腐敗した臭いを放つ。私は、娘を守れたのだ!『おとぉさあん、おいしそぉ〜だねぇ〜!』首に、痛みが走る。#呟怖 https://t.co/7P2dzysfdY— 具なしパフェ@小説練習中 (@uv7wrOPZ2dr9Uax) August 9, 2023 なんと豪華なパーティーだ。皆が思い思いに高価な着飾りをし参加している。あの娘なんかなんて麗しいのだろう。皆を紅く照らす夕陽も天井彩るシャンデリアも食卓の上に並べられた豪勢な夕食も。あの夕陽が沈みきれば私の手により真っ赤に染まるのだ。愚か者どもにマシンガンをーー#呟怖 https://t.co/coOtRIOKeT— いでっち51号 (@IDECCHI51kid) August 10, 2023 幼い頃、私は保育園でいつもいじめられていた。そんな私のお迎えに来た母はいつも「あの夕陽が沈みきれば、あなたはお姫様になれるのよ」と言った。実際、日が暮れてからの私は万能だった。明るく美しく運動神経抜群でまるで私じゃないみたいに。今もそう。夜は私の意思で体を動かせない。#呟怖 https://t.co/yiAf8exfx6— パンダ番長 (@panda_bancho) August 11, 2023 「あの夕陽が沈みきれば…」夢の中の美女はそう言い消えていったそれからあの美女を探して黄昏時を彷徨い歩いたもう一度逢いたいただそれだけが俺の生きる希望として何十年ああそうかあの夕陽が沈む時それは俺の命の陽が沈む時のことだったのかあの時の美女の姿をした死神が嗤う #呟怖 https://t.co/dIO1prSSMR— 鬼童丸 常闇の語り部 暴食 (@Mad8068) August 11, 2023 #呟怖弟子「師匠、[あの夕陽が沈みきれば]?」霊媒師「アレが完全に現世に復活する。」弟子「ソレはマジヤバイですね。」霊媒師「お前もモノの本質をシッカリ見極めれるようになったな、アレは儂が対処する!お前はアレを見極められん人間の対処を!!」 https://t.co/vMewcRao3U— 小倉周平 (@O8g31QtzkF3eTFT) August 11, 2023 #呟怖 その洋館は昔からあった禍々しさで近寄るものはいない私は中に入ってみる事にした荒らされておらず絢爛だ階段を上がる。思わず目を瞑った夕日の前に絶世の美女がいたピクリとも動かない声をかけて近づいてみるそれは精巧な女の剥製だった震えて足が動かないもう日が暮れる https://t.co/awv0qGPgZU— ポックリあたし/怪談/呟怖/140字小説 (@Zh9Sm1) August 11, 2023 #呟怖文献学者「わしが翻訳していた予言書通りに人類が滅ぼうとしている…『地球が酷寒となりペンペンの災禍が来る』と。今や地球は氷に包まれた…だが『ペンペンの災厄』の意味がまだわからん」その時異常発生したペンギン大群が現れ氷漬けの都市をお腹で自在に滑り人間を食らい始めた「これか!!」 https://t.co/KKiI6fAtUL— ヤシロ(YASHIRO) 世界各国の怪談・怖い話・不思議な話をいつまでも喋りたい兎🐇 (@YASHIRO82983861) August 12, 2023 私は昔酷イ目に遭ッた可哀想な女の子と凍てつき死に絶えた街で罅割れた声が木霊する。 …優しクして!同情シて!私を苦しメた奴等に鉄槌ヲ下しテ!! 呪詛に満ち満ちた声を聞く者は誰もいない。 幸福を諦め、永遠に被害者になることを選んだ老婆、 恨み言に厭きた人々が続々と去ったのに気付かない。#呟怖 https://t.co/bYxoCWWcvz— メイファマオ (@molmol299) August 12, 2023 #呟怖[虚しき怒り]私はただ生きる事に必死だった、そして自分と仲間の為に戦った、きっと敵の兵士も同じだった筈だ。そんな事を何も理解しない人間が私を英雄と称賛し、暫くして悪魔と罵倒した。彼等の望み通り私は悪魔となったのに怒りと仲間への郷愁だけは空っぽの胸から無くせない。 https://t.co/GLqSb7wT3R— 小倉周平 (@O8g31QtzkF3eTFT) August 13, 2023 それを見つけたのは昨年サ終したブログサービスを使っていた頃。ユーザは匿名だが文中の校名や教師、同級生は実名で、これはヤバいなと思いながら読むのを止められなかった。毎日、今日受けた仕打ちが綴られている。ふと気になって遡ってみた。前の年の同じ日付に同じ内容。11年分。#呟怖 https://t.co/MAfCmj2bE1— НIШIХАТА Осахiро (@_Osahiro) August 13, 2023 #呟怖 私達が越した家で妻がおかしくなった 家中の隙間から誰か覗いてると言う廃人になった妻の世話をした彼女は私に酷くあたった怒りで首に手をかけたとき好きよと花のように彼女が笑った彼女を締め殺して家を出た振り返った霧の家私もこの家で狂ったのか駐車場にロープがある https://t.co/1ZDBMcLqpX— ポックリあたし/怪談/呟怖/140字小説 (@Zh9Sm1) August 13, 2023 #呟怖私は古典ギリシャ学者だ衰退三流国日本にウンザリし地中海を船旅中海から上半身を出し泳いでいた美女に声をかけたら意気投合「夕陽が沈む前に私にキスして!それで私は永遠にあなたのもの」無論私はそうした❤️喜んだ彼女が海から出るとその下半身は…「スキュラー!!」私は変な悲鳴をあげた https://t.co/eZLywIO7as— ヤシロ(YASHIRO):怪談・幻想文学・ホラー映画のお喋りの国に道ゆく人を引きずりこむ謎の白兎🐇 (@YASHIRO82983861) August 13, 2023 女将を呼び料理が遅い旨を伝える。「ただいま捕りにいっております」笑い話のごとき返答。直後、障子の向こうが青白く輝く。女将の首が突然ぬるりと伸びて障子を突き破り、そこに浮かぶ五位鷺に巻き付いた。「孵りたてです。すぐに〆ます」と女将。「人の腹の中でないと孵らないもので」#呟怖 https://t.co/NJze5bo6k2— パンダ番長 (@panda_bancho) August 14, 2023 #呟怖山崩れでたくさん死んだ廃村に30年ぶりの帰郷死者の中には昔いじめっ子だった奴らも含まれていた可哀想とは思わないが奴らが生きているうち一度ぶん殴ってやりたかったいまや虚しき怒りだ謎の声「うっせーぞ!じゃ何で俺達が生きてる間は帰郷しなかったんだよ!」俺「…!!ハイスイマセン!」 https://t.co/Rdvi2Op65N— ヤシロ(YASHIRO) 世界各国の怪談・怖い話・不思議な話をいつまでも喋りたい兎🐇 (@YASHIRO82983861) August 15, 2023 台風が接近する中、お隣の畑が荒らされ、湖では大きな建物を見たと騒ぎに。唐突に四十年以上前の郷里での記憶を思い出した。湖底に現れた未来っぽい神殿から出てきた連中が祖父の畑から伝統野菜の苗を盗んだ事を。直後、土砂崩れで祖父の畑は全滅し、新聞には私の死亡記事が誤報で載ったのを。#呟怖 https://t.co/WwHUL3NQ00— パンダ番長 (@panda_bancho) August 15, 2023 アイツをどうにかしてやりたかった。煮るなり焼くなり切り刻むなり。だけど人を呪わば穴二つ。アイツをどうにかしたって私が幸せになる事はないのだろう。でも問題はそこじゃないんだ。アイツっていうのは私が勝手に作った架空の人物である事。それでもこの殺意はおさまらないーー#呟怖 https://t.co/SCoDxrpNtw— いでっち51号 (@IDECCHI51kid) August 15, 2023 彼の遺した日記には、世の中への恨みつらみが、びっしりと記されていた。その内容が話題となり、書籍化し、ベストセラーとなった。生前の彼が書いた、優しくも儚い作品群はいまだに見向きもされない。あの世にいる彼は、何を思うのか。#呟怖 https://t.co/ObePS4ffnp— 陰時計 (@mtg315dana) August 15, 2023 目の前が真っ赤に染まっている。死んでも許さない。殺してやる。ナイフでめった刺しにしてやった。ロープで首を絞めて吊るしてやった。ガソリンをかけて火を点けてやった。それから、それから…何度殺しても、怒りは決して治まらない。死んでいようと、許さない。#呟怖 https://t.co/Kcsl4qLDMX— 辰巳屋 (@aso_boo) August 15, 2023 #呟怖 俺とAは強盗の際に老人を殺した失敗だとにかく車で逃げるAはネタを動脈に打っているもうダメかもしれないと俺は思い始めていたAが止めろ!と言う未来神殿があるからよぅそこに逃げようやと言うそこは下水処理場だAは汚水に飛び込んだ浮いた背中に殺した老人が張り付いていた https://t.co/om8PMe11ip— ポックリあたし/怪談/呟怖/140字小説 (@Zh9Sm1) August 15, 2023 「なんでこんなシワシワなの!」母が苛つきながら薄い絨毯をめくると下は土。父が来た当日は真っ平らだったらしいが。山奥のコテージに三連泊で健康診断なんてそりゃ浮気を疑われても仕方ない。「この瘤、邪魔」母が床の出っ張りを踏んだ途端、父は倒れた。父の死因は動脈瘤破裂だった。#呟怖 https://t.co/jYTRcx3aKn— パンダ番長 (@panda_bancho) August 15, 2023 #呟怖 その一族は祈祷師の末裔だったみな崇めてたが村に文明が押し寄せた次第に気味が悪くなった美しい少女がいた仏のごときその姿よ次期の長になるらしい殺そうと言う物が出た皆で屋敷に火を放った村は栄えたが大雨による山崩れで壊滅したそれを少女はあくびをしながら眺めていた https://t.co/TZISGFTPRW— ポックリあたし/怪談/呟怖/140字小説 (@Zh9Sm1) August 15, 2023 #呟怖 土葬が存在する地域があった埋葬したにも関わらず、愛しい人を見ようと掘り返す者もいた赤子を掘り返す母親腐敗したそれに乳を飲ませていたそれを見た亭主は母親の首を絞め赤子と同じ穴に埋めた他の者は黙認した新しい妻を娶り子が産まれた同じ結果になった亭主は穴を掘った https://t.co/asCL9qdvMr— ポックリあたし/怪談/呟怖/140字小説 (@Zh9Sm1) August 16, 2023 沼地にすごい美女がいた。着の身着のまま、ずぶ濡れで、枯れた蓮の花托を頭に乗せている。「うちに来る?」素直に付いてきた。「お風呂入ろうか」脱がせても抵抗しない。花托を取ると頭部に無数の穴が空いていた。女は崩れ落ちた。頭に痛みを感じ、触ると花托が張り付いていた。#呟怖 https://t.co/GqXtZaiePn— 基維ひなた (@Hinata_Motthi) August 16, 2023 夫が自殺した夢に出てきた優しい笑顔許せないあなたの笑顔を奪った奴らを糞上司を殺した夫が悲しげな顔をした汚い同僚を殺した夫が顔を背けた痴漢と騒いだ女を殺した夫が背を向けた金をせびる弟を殺した夫が遠ざかる待ってあと誰を殺せばあと何人殺せば笑ってくれる?#呟怖 https://t.co/g8r3Cct5AO— 基維ひなた (@Hinata_Motthi) August 16, 2023 #呟怖とっぷり日の暮れた水際で、頭上を飛び交うコウモリを眺めているとトッポーンバシャッ、バシャッまるで誰かが水の中を歩いてきた様な音がした。振り返って目を凝らすが、何も見えないただふわ~っと 甘い花の香りだけがこの身にまとわりついてきた。 https://t.co/Eqc4UAxp07— Kadi=龍津秋蘭💕自己発光する亡霊 (@Kadimerc) August 16, 2023 #呟怖母親は常に何かに怒ってる人だった。決まり文句は『子供に悪影響を与える』。そして企業に創作者にクレームを入れファンに誹謗中傷を繰り返す。法廷で母親は泣き崩れた。『我が子の為を思って』母親に煽動された怪物どもに仕事を潰された私は冷ややかに見下ろす。害悪なのはお前だと。 https://t.co/JjSckCugVM— メイファマオ (@molmol299) August 16, 2023 #呟怖 夢を見た。街が崩れる爆撃されているようだ揺すられて目が覚めた死ぬぞ!撤収だ! 軍人が叫ぶ。爆撃機の轟音面白いさっきの男は瓦礫に潰された周りも包囲されてるようだ手榴弾のピンを抜き投擲する敵がバラバラになった時、目が覚めたそっちでいいのにな。殺したりない。 https://t.co/BllFINIBTE— ポックリあたし/怪談/呟怖/140字小説 (@Zh9Sm1) August 16, 2023 「恨みの深さで赤く、その怒りの強さで黒に近づくじゃあ今の様な白い霧のようにこの場が染まる時それはやり場のない虚しい怒りを抱えた霊の証拠赤から黒の時は恨みの理由が明確で解決しやすい白い時はそれが無い俺みたいに悪霊に取り込まれるなよ新人」殉職した先輩霊媒師が消える #呟怖 https://t.co/quxJyYg1Uf— 鬼童丸 常闇の語り部 暴食 (@Mad8068) August 16, 2023 そうだったあそこは俺の生家あの日までは「日常」があったあの日から俺はやつを探してあそこにはもう長く立ち入っていないもう誰もいない家あと一歩でいつもやつは居ないあと一歩あと一歩あと一歩やつを捕まえてどうしたいのかもう忘れてしまったが#呟怖#虚しき怒り https://t.co/DdiekYMafF— あおいひなた🌞 (@hinata165) August 16, 2023 私は人形…可愛い人形…あの方が私を人形にしてくれた愛しい人形師…目立たない切口で中身を取り出し眼には水晶を入れてくれた。約束通り貴方の永遠の恋人に…貴方の寿命なんて私にはひとひら#このお題で呟怖ください https://t.co/LLPw8EjjRi— おからさん (@oyumisan1020) August 17, 2023 我が家の門限は夕方四時。それ以降は、夜の七時まで帰ることができない。自宅への帰り道。玄関までの直線わずか数十m。夕暮れ時は異形のはびこる魔境と化す。夕陽が沈みきれば、なんてこともないのだが…行方不明者も日々増えている。#呟怖 https://t.co/2BJaTFRJNR— 陰時計 (@mtg315dana) August 18, 2023 『終教』という新興宗教団体に潜入取材した。『人は生まれ変わりを重ねることで成長していく』という理念らしい。信じられない。目の前で、信者達の身体が四散していく。やがて不気味な静寂の中、肉塊から生えるように新たな人間が…恐怖しかない私は、生まれ変われるだろうか。#呟怖 https://t.co/LPHo8oSZXw— 陰時計 (@mtg315dana) August 18, 2023 嗚呼…どうしてこんなところまで追ってきてしまうのだろう?何も同じ場所で死ぬことなんてないじゃないか。ジサツなんてキミにはとても似合わないよ?だからこんな縄取り上げてあげる。不思議な顔をしないでおくれよ。キミは俺を忘れてしまったのかい?さぁ、俺がキミを素敵な場所に誘ってあげる#呟怖 https://t.co/Eiv2C33jkz— 柳下幽麗 (@ZWOmyNlmKWuFgRa) August 18, 2023 春からの新人の女の子、どうも人付き合いに苦手意識があるようで。みんな距離感を測りかねているうち、彼女は弊社の昔の記念写真を長時間眺めるようになっていた。まさか。販促ポスターとの入れ替えを口実に、写真の額を外す。写っていてはいけない女が写真の中で怒りに顔を歪ませる。#呟怖 https://t.co/nmjs8TnCiG— НIШIХАТА Осахiро (@_Osahiro) August 19, 2023 でも、あの娘だけは「明日、頑張ろ」って。俯く顔を上げ夕陽を見る。また、明日。…そんな明日の繰り返しにも、もう疲れたから、アタシはその娘と、無理心中を図った。また明日、はもう来ない、明日。#呟怖 https://t.co/7jhhdFhEvc— 緒方さそり (@ogata_sasori) August 19, 2023 明日、頑張ろう。明日、頑張ろう。明日、頑張ろう。ずっと同じことを言い続けるあの娘。落日の中に私しか見えない彼女は言い続ける。ひとりで居続ける私はいつまでもそれに気づかない。明日は繰り返される。ずっといつまでも………#呟怖 https://t.co/sTf0nFIQVp— 松本福広 (@f35821matsumoto) August 19, 2023 凍て付き死に絶えた街 #呟怖その街は閉鎖的な街だった新しい人間が来てもいわゆる村八分を行い村八分にあった人間はいつの間にか神隠しにあう街の人間は口裏をあわせるようにそんな人は知らないと言い続けるしかし人の心に疑心暗鬼の種が育てばそんな街はゴーストタウンと化して…… https://t.co/6pRVlGFjX5— 松本福広 (@f35821matsumoto) August 19, 2023 #呟怖 私が中学生の時のこと私と仲が良かったあの子を皆が離れるのに釣られるように私もあの子と離れほんとは笑って話したいその気持ちを心に抑え交差点で青の信号を歩きその先のトラックの存在をわたしはノドの奥底から伝えられず そのまま携帯の待受の私達はずっと笑ってる https://t.co/QYm7ZvjuqI— 幻の酒カス時々酒お(自由じん) (@doco_demo_doa) August 19, 2023 世界の全てから見捨てられたそんな気分で見上げた空には大きな夕陽と無機質な弾道ミサイルどっと押し寄せるリアルに気づけば走り出していた全力でとにかく出せるだけの力で走った理不尽な暴力に抗うように爆風の中、彼女は焼け散る瞬間まで走った不本意だけど最後は必死に頑張った#呟怖 https://t.co/BDaA4N3mKn— エタノールと濁ったミルク (@syrup_no_kaori) August 19, 2023 逃げ惑う空に血切れ行く叫び浮かんでは消え弾けては飛んで行く阿鼻叫喚とはこんなに…全てを光が燃やし全てを闇が食べる貪欲な塊は極限まで収縮しひとつの爆発が混沌なる雲になったあなたはわたしは冷たいとても冷たい魂が湿って沈む星も月も何も見えない夜闇が舞う永く遠く https://t.co/9STpNZ33eJ— マクくん (@newtype0315kt) August 19, 2023 目に映る全てが今、崩れ落ちようと僕らには不釣り合いなカタルシス終わっていく世界と生きようとする僕らは最後まで分かり合えないで神様のふりをしてみても悪魔のように振舞っても動物と同じと開き直っても結局、僕ら人間で愛する事はやめられなかった君と世界を等しく思えなかった#呟怖 https://t.co/1V9GVV1FIF— エタノールと濁ったミルク (@syrup_no_kaori) August 20, 2023 白衣のあの娘に励まされ、私は今日も人に近づいた。「ナ、ナガマ…イデテ?」「〇〇ぁ〇〇!?来〇な化〇物!」何かを叫びながら、皆が離れていく。ふと地面を見れば、割れた鏡に、この世ならざるモノが写っていた。ふいに視界が塞がれる。『さぁ眠って?また明日、頑張ろ。私の可愛い実験体』#呟怖 https://t.co/ruYfYlVjIk— 具なしパフェ@小説練習中 (@uv7wrOPZ2dr9Uax) August 20, 2023 #呟怖早朝から客が来た。『いらっしゃいませ』『ありがとうございました』ちゃんと言えた。夜も接客を頑張れた。皆、私には関心がない。あの娘は特別。会いたい。…あっ、来てくれた!ハグいい?○○ちゃん!―深夜未明、女性が自動販売機の下敷きなって死亡しているのが発見されました。 https://t.co/x8dGbJwB4y— 星泉 (@hosiizumi38) August 20, 2023 気づけば目が離せない何時も頭の中に気になる異性、事柄がある時ってないかい?それは沼乙女の仕業だね頭の中に棲み憑くんだよ悪さ、というか取り憑いた人間の欲望を増長し溺れさせて腑抜けにする命までは盗らないけどまぁ、質悪い怪だねあんたも気をつけなって、もう手遅れか……#呟怖 https://t.co/mixIlsJvwv— ヘリオライト☀️涼華 (@Kotoba_Izumi28) August 21, 2023 #沼乙女 #呟怖沼と知らず足を踏み入れ沼に居た乙女が「沼の泥は臭いか?」と眼光鋭く問う「泥は拭うてもタールの様にお前の肌に染み付き広がるだけだお前は沼から逃げられず底無しの泥土の闇へ身を腐らせ逝くしか無いのだ」と言い乙女は人間の青褪めた顔を見て可笑しくて嗤うだけ https://t.co/Rc45p0QoV9— イサブロウ₁₃💬 (@Isaburu13) August 21, 2023 そんなつもりではなかった最初に衝撃次に怒り次に理性が効いたそうして説得され司法に委ね反省する態度を見て自分を誤魔化しこの想いを沈めて鎮めてなのになぜ笑顔でいるたまった想いで振り上げた拳の重さ当たったのに、なおも想いは沈む#note #呟怖 #twnovel #140字小説 #呟怖まとめ https://t.co/Un73wzCysh— 秦 しお (@LEg5o) August 21, 2023 あんた立入禁止んとこに入りなさったね?あすこは彼岸への門だらけ。それで済んだならマシな方さ。そう、あのアーチの裏側一面を覆っているのが彼岸への門さ。門じゃなくつる性の植物だよ。考えなかったかい?陽の光を浴びないのに緑色で、蜜まで滴らせる植物が何から栄養を摂っているかを。#呟怖 https://t.co/6tpMWWN7Oy— パンダ番長 (@panda_bancho) August 21, 2023 激しい音を立て崩れゆく世界。重力に逆らう瓦礫が血のような空に舞い私の意識も途切れた。ところで目を覚ます。白昼夢、にしては生々しい過去の出来事を夢に見る。このままでは同じ事が繰り返される暗示。私には為すすべもない。また失敗する世界。人が私を壊し、私はまた世界を創る。その繰り返し。 https://t.co/kcSWJyfYFw— ヘリオライト☀️涼華 (@Kotoba_Izumi28) August 22, 2023 #呟怖 明日の日の出までにまた新たなクレーターが出来てしまう。でも武器はまだある。生きている生命体はないと言うのに続けるとあの娘は言う。電脳の私には自我がない。良い事なのか悪い事なのかわからない。あの娘はAIが生み出した学習する意識体。もう学ぶ術はないけど。またいつもの明日が来る。 https://t.co/zGlwdsvEs1— 🇯🇵エッジ🇦🇺@🌏CrazyManila🇵🇭 (@Edge_Ackie80) August 23, 2023 #呟怖さあ帰ろうあの娘にLINEする既読がつかない最近つかないあたし以外の友達は許せないイライラしてバッグの中を見るあたしはニヤッとしたいざとなればこれがあるあの娘と男が歩いてるのを見た視界が赤くなるバッグから包丁を取り出し男の腹を何度も刺したあの娘は弟だよと言った https://t.co/HEf9vqeZu7— ポックリあたし/怪談/呟怖/140字小説 (@Zh9Sm1) August 23, 2023 #呟怖その異国の娘は高二のとき転校してきた僕はその美しさの虜となったある日、偶然一緒に帰る事になった僕は俯いて喋れない彼女は微笑んで大丈夫と言ったそのまま黄金色に染まる麦畑に着いた彼女は祖国の衣装になっていた大丈夫大丈夫彼女の体は酷く冷たかった。悔いはなかった https://t.co/4UIDX73xuJ— ポックリあたし/怪談/呟怖/140字小説 (@Zh9Sm1) August 23, 2023 シミガンっつってな。しみたガンモじゃねぇぞ。凍り付いた岩だよ。真冬にあの岩の上で願かけて水垢離すんだ。願と岩もかかってんのな。んで、あの岩が凍りゃ願いは叶うってわけさ――なんだ知ってんのか。おまけに願かけ済かい。で、何を願ったんだ?幽霊が見たい?すぐ叶うさ。ほら、鏡だ。#呟怖 https://t.co/cRv6p3mDXW— パンダ番長 (@panda_bancho) August 23, 2023 #呟怖 その岩は昔から禁忌だった理由は誰も知らない子供の頃友達と見に行った清水が湧き出ている友達は登って笑っていた心配していたが私も登った見晴らしがいい足元が生ぬるくなった友達が血だ、と言った降りようとすると友達が滑った鈍い音がして彼の頭が割れ、岩の血と混ざり合った https://t.co/MIsd0gX1IM— ポックリあたし/怪談/呟怖/140字小説 (@Zh9Sm1) August 24, 2023 #呟怖 猛暑日が続く某地で大量の凍死者が出た。あの岩は冬の飢饉の犠牲者を弔う為の碑だったのに。 https://t.co/VqA8vzszVA— 狂言巡@残念な雑多垢 (@RedMadEnd) August 24, 2023 フリマで衝動買いした古い目覚まし時計。始発に乗る用事で使ったらパッと目覚めたのだが、実家の家族も皆その同日同時刻に目覚めたという。薄気味悪くて封印した。二十年ぶりにその目覚ましを使った。事故で昏睡状態だった妻が目覚めた。そこで実家の弟から電話。「去年死んだはずのお袋が」#呟怖 https://t.co/Tmchy8W4n9— パンダ番長 (@panda_bancho) August 25, 2023 彼女はそれはそれは綺麗な女だ。彼女の言うことを聞けば彼女と恋仲になれると聞いて、ずっと彼女の言う事を聞いた。気がついたらもう何十年もこの農場で働いているよ。でも不思議だ。僕はすっかり老けたのに彼女は美しいまま。そしてこの農場で社畜となる男たちが絶えず増えると云う。#呟怖 https://t.co/9dbe3Gscgq— いでっち51号 (@IDECCHI51kid) August 25, 2023 #呟怖姉は私のことを見てくれなくなったまるでいないかのように家族も暗く、笑い声は聞こえなかった今日は姉に抱きついてみよう背後から近づく姉に触れなかった彼女は不安そうにしてるだけだそうか暗い家族私を見ない姉触れられない姉あたしは死んだんだずっとこの家にいれる https://t.co/hX7NVMg01h— ポックリあたし/怪談/呟怖/140字小説 (@Zh9Sm1) August 26, 2023 猫とかさ。めっちゃ探した後で、実は近くにいてずっとこっち見てた、とかあるじゃん。それの写真版でさ。やばい写真が撮れたっていうから、めっちゃ探したのよ。幽霊。で、どこに写ってんだよって顔を上げようとしたらさ。写真のすぐ後ろで顔の上半分がこっち見てて、スッて消えたのよ。#呟怖 https://t.co/LvtqjZn9qO— 基維ひなた (@Hinata_Motthi) August 26, 2023 #呟怖後ろにいる毎日通る道には手を振る人がいて私も会釈だけはしていた挨拶程度に窓際から動かず帰り道にも手を振る人そういえば同じ髪型同じような服装ある日の帰り道その人はいなかった部屋は真っ暗だし留守かなと気にはしなかった家に帰って母に言われたのは後ろにいる人誰? https://t.co/pAjH2NXKLq— ウサギと馬 (@usaginoletter) August 27, 2023 #呟怖 オンライン合コン。盛り上がる中、守護霊達のハンドサインとアイコンタクトによる愚痴大会が始まる。 https://t.co/EPjE8RKUKR— 狂言巡@残念な雑多垢 (@RedMadEnd) August 27, 2023 最近、私の後ろにずっと女の霊がいる私の彼氏の元カノの生霊だなので、私は廃ビルから飛び降りた落下点には、消防士の彼氏が用意したエアマットがある私は横向きにマットの端に着地し後ろの生霊はマットからはみ出し地面へ同時刻、元カノは自宅で死んだ遺体は高所から墜落死した様だった#呟怖 https://t.co/xtBbu58T1r— 緒方さそり (@ogata_sasori) August 28, 2023 美しい、けど冷たい目。同じ顔の美男美女が私を、卑しいモノでも見るみたいに。ここどこ?動けない。「では授業の前に転校生に馴染んでもらいます」授業?転校生って私?ここ学校?この人が先セッ痛いッ痛たたたッやめてッ私の顔の皮剥がさないでッ!「次は骨です」耳元に鋭い回転音。#呟怖 https://t.co/7n5qvQ9wNW— パンダ番長 (@panda_bancho) August 29, 2023 目を開けると見慣れない景色だった体も自由に動かない辺りを見回して理解する私は額縁の中に飾られていた「ここから出して…」嘆いてみても声は出ず群衆は事情を知っているのかいないのかただただ、私の顔を覗き込んでいる#呟怖 https://t.co/Jx4jikNzXv— 水無月マエク@ショート怪談✍️ (@MayekuMinazuki) August 29, 2023 「ここから出して…」と大勢の美女が、俺に懇願した。「俺の赤玉を出してくれたら、出してやるぜ!」と俺はチ○ポを出した。ギャアァァアァァー!美女達にチ○ポ切り落とされて、赤玉じゃなく、赤い血が噴き出したアァァアァァー!#呟怖 https://t.co/QiKSwgID6m— 超法規的存在 (@Cyohokiteki) August 29, 2023 #呟怖「みんな知っての通り高橋が自殺した!遺書には『一番怨んでいる奴の背後霊となり呪い殺す』とあったそうだ!先生は高橋を自殺に追い込んだ奴が死んでいいとは思わん!今のうち白状して高橋に許しを乞えばだな…」「せ…先生!?後ろ!」今朝から急に熱血教師ぶっていた先生は驚いて背後を振り返り… https://t.co/iYDBjnS6cH— ヤシロ(YASHIRO):怪談・幻想文学・ホラー映画のお喋りの国に道ゆく人を引きずりこむ謎の白兎🐇 (@YASHIRO82983861) August 29, 2023 川というのは古来より境界を司るものでね、その最たるものが三途の川だ。この森の奥の小川も同じ。そう、君が水を汲んできたあの川だよ。昔、水不足のときにあの川の水を引いた者が居たんだ。水を引かれた村は三日と経たずに死に絶えた。殺さないでくれ?君はもう儂らを殺そうとしただろう?#呟怖 https://t.co/G2gHL40zKz— パンダ番長 (@panda_bancho) August 30, 2023 廃墟に肝試し。やがて、どこを歩いても鏡がたくさんかけられた異様な部屋に行きついてしまうことに気づく。出られない…嫌だ。思わず声がでる。「ここから出して…」すると、鏡に映るたくさんの私がこちらに向いて同時に、「だぁぁめぇ」#呟怖 https://t.co/BnNXH9TVhb— 陰時計 (@mtg315dana) August 31, 2023 腐敗しないように処置をする事が1番難しい。美しい外見の剥製を眺めながら昔の未熟を思う。内臓を抜いて皮にする。骨を磨いて肉の代わりを作って被せる。自分にとって有象無象の者達をそうやって作品にした。いくら作っても腐敗して崩れていく妻が1番儚げで綺麗だった。絶望が訪れる。#呟怖 https://t.co/dEkql1R8Cl— ワンゼロ (@gAXkoAVwvvIu4sC) August 31, 2023 腐敗しないように処置をする事が1番難しい。美しい外見の剥製を眺めながら昔の未熟を思う。内臓を抜いて皮にする。骨を磨いて肉の代わりを作って被せる。自分にとって有象無象の者達をそうやって作品にした。妻が1番儚げで綺麗だった。愛するは無限で、愛される事には期限があると知った。#呟怖 https://t.co/dEkql1R8Cl— ワンゼロ (@gAXkoAVwvvIu4sC) August 31, 2023 机の奥から出てきた見覚えのない小銭入れ。知らないキャラクターの口部分がチャックになっている。小銭を入れてみたら昼休みに良い夢を見た。夢の内容は覚えてないし小銭も消えていたが実に気分がいい。その後も金を入れる度に良い夢を見る。入れる金欲しさに闇金回りな現実を忘れられる夢を。#呟怖 https://t.co/udGRKSEag1— パンダ番長 (@panda_bancho) August 31, 2023 #呟怖「後ろにいる」椅子に座っていると椅子が嘆きをあげる。私も太り、椅子も老いてしまった。でも昔からこの椅子の背もたれのバネにもたれ掛かってどっしりするのが好きなんだ。そんなことを思い、うしろにもたれ掛かる。後ろにいかない。あぁ。そうか私が椅子のうしろにいるからか。 https://t.co/S73jxpZWRb— game of benzene (@Gm_Benzene) August 31, 2023 #呟怖「後ろにいる」鏡をみると後ろに霊が見えるって言うじゃない?でも僕にそれは見えないな。だって今僕が見えてるのは彼女の後ろ姿。と、彼女の指差して叫ぶ姿。 https://t.co/S73jxpZWRb— game of benzene (@Gm_Benzene) August 31, 2023 母の葬儀を終え、報告がてら仏壇の前で煙草を吹かしていると、父の遺影が目に入った。父は女卑の考えを持っていた。私が産まれた時に舌打ちをしたらしい。そんな父も卒寿を迎えると役目を終えたように亡くなり、続いて母が亡くなる。背後で風鈴がなる、父だろうか?優しげに笑う父が浮かんだ#呟怖 https://t.co/y45PtDpfcb— ワンゼロ (@gAXkoAVwvvIu4sC) August 31, 2023 祈りは無力だ。戦争も止められない、病気も治せない。母が祈った中で叶ったのは、たぶん俺が生きて帰ることくらいだったろう。神は祈りに応えたか。10歳で連れ出されて何十年ぶりだろう、廃墟の村の廃教会で俺は祈る。俺の目の前で祈る、あの時と同じ姿の母の魂の平安を。今度こそ応えろ。#呟怖 https://t.co/YiaZjOY14h— НIШIХАТА Осахiро (@_Osahiro) August 31, 2023 #呟怖悪魔「私は貴女がパンドラの箱に留まり続けたならと想う事があります。神は貴女と云う[どれだけ祈り続ければ]との希望を人に与えましたが、それこそが、あの箱の最大の罠でした。また、私との契約を願う方が現れました、貴女の祈りの成果ですよ。」 https://t.co/uq01tPEiJW— 小倉周平 (@O8g31QtzkF3eTFT) August 31, 2023 #呟怖その教会に現れた美しい亡霊を祓おうと幾人もの神職者が挑んだが叶わず、彼女は静かに祈り続け己が美貌に迷い道を踏み外し倒れる男達を冷ややかに見つめ精気を吸い取りながら佇んでいる。#一行怪談 https://t.co/W1awkuqNtS— メイファマオ (@molmol299) August 31, 2023 #呟怖藁をも縋る思いで祈り続けた。それが叶ったのか、とある組織の者が来てくれた。彼らはシャンのもとへ連れてくれるといった。きっと教祖の名であろう。私は救われたのだ。 https://t.co/JtDS4qqDZ1— game of benzene (@Gm_Benzene) August 31, 2023 どれだけ祈り続ければ...私は幸せになれるのだろう?顔が霞んでいく唇がひび割れく肌がぼやけてく今日も月夜に跳ね愛されたいと神に祈りを捧げ泣き疲れて眠るああ今日も喉が渇いた人肌の温もりが恋しくて牙を立てる神に背いた我が身の醜さを呪いながら #呟怖 https://t.co/xvb4aVNaUh— 鬼童丸 常闇の語り部 暴食 (@Mad8068) August 31, 2023 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #140字小説 #呟怖 #twnovel #呟怖まとめ #このお題で呟怖ください